プロジェクトTD
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プロジェクトTDとは、スーパーロボット大戦シリーズに登場する架空の外宇宙探査船開発計画である。
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[編集] 概要
プロジェクトTDによって外宇宙探査用の宇宙船として計画、開発されたアーマードモジュールの総称。しかしスポンサーであるイスルギ重工の圧力で武装が施される事になる。 シリーズに共通する特徴として、複数のテスラ・ドライブを同時に稼動させる事で機動力や速力を極限まで追求している点である。そのため、普通のパイロットでは乗りこなす事が出来ない非常にピーキーな機体となっている。 シリーズ77と呼ばれている。名称の由来は七夕から。 プロジェクトTDのTDとはTerestorial Dreamの略
[編集] マニューバー
OG / α……シリーズ77の機体で用いられる操縦技術であり、武装ではないので同じ武装と技術があればリオンやビルトファルケンでも出来る。アルトの「切り札」のようなものと考えればいいだろう。 マニューバーはランク分けがされており、アイビスはAクラスの『ブレイク・ターン』(α)『RaMVs』(OG)、Sクラスの『GRaMDs』(OG)『GRaMXs』(α)。スレイはAクラス全般(共通)とSクラスの『GRaMXs』(第3次α、ハイペリオン時のみ)を使うことができる。
[編集] Aクラス マニューバー
- RaMVs (Rapid acceleration Mobility break Volley shoot)
- 日本語訳:加速制御応用の急加速突撃、ならびに攻撃対象への一斉射撃による空間戦術。
- ブレイク・ターン
- アルテリオン、ベガリオン、ハイペリオンで分身が発動した際に使っている。
[編集] Sクラス マニューバー
- GRaMDs (Gravicon(Gravity-control) Rapid acceleration Mobility break Direct shoot)
- 日本語訳:重力加速制御応用の急加速突撃、ならびに攻撃対象への直接射撃による空間戦術。
- GRaMXs (Gravicon(Gravity-control) Rapid acceleration Mobility break Cross(X) shoot)
- 日本語訳:重力加速制御応用の急加速突撃、ならびに攻撃対象との交差射撃による空間戦術。
[編集] 開発スタッフ
[編集] アイビス・ダグラス
声優:渡辺明乃
『第2次スーパーロボット大戦α』から登場。プロジェクトTDではナンバー04の席次にあり、機体のパーソナルカラーが銀(白)であることとパイロットとしての技量がスレイに比べ格段に劣り、撃墜された時の様が流星のように落下することを皮肉られ、『銀の流星』と呼ばれている。だが、技術だけは一人前のスレイに欠けている「宇宙飛行士にとって最も大切なもの」を持ち、アルテリオンの正式なパイロットに選ばれる。なお甘いものは別腹と言い切るほどの超甘党。恋愛に関しては鈍感だが、それでもフィリオとツグミの関係には気付いていたようである。
『第2次α』では前人未踏のSランクマニューバー「GRaMXs」を失敗し、その時の恐怖から逃げるようにDCを去っている。そこには勝気であった時の姿は見えず、投げやりでヒステリックになり、スレイからは『負け犬』と罵られる始末であった。しかし、イルイや仲間との交流を経て、再び自らの夢を叶えるために立ち上がり、GRaMXsを成功させる。その後はツグミ、スレイを叱咤するほど成長し、ハイペリオンのキャプテンと認められるまでになる。『第3次α』では序盤、行方不明になっていたが、イルイに導かれてαナンバーズと合流、彼女を守るために再び戦いに身を投じる。
『OG2』では『第2次α』でのアイビスのシナリオから始まらない特殊な形での登場で、『第2次α』開始時点より過去のシナリオが描かれている。
あまり幸福ではない出自だったらしく、自らが戦う理由を「誰かの自由や幸せのため」と何度も発言しており、それが奪われる事を激しく嫌悪している。なお出身は彼女の言によればニューヨークのチェルシーだが、αシリーズ及びOGシリーズのニューヨークは旧西暦の時代に隕石の落下で壊滅状態となっており、特にOGシリーズでは未だに復興されていないという設定なので相当荒んだ生活をしていたとも推測できる(αシリーズのニューヨークは復興している)。
余談だがプロジェクトTDで高等教育を受けており、意外と教養が深い(ちなみにそれまでセレーナはアイビス達を「かっ飛び娘」と思っていたらしい)。
乗機はリオン・テストタイプ、テスト用ガーリオン、カリオン、アステリオン、アステリオンAX(操縦、火器制御担当)、アルテリオン(操縦、火器制御担当ハイペリオン(操縦担当)。『第2次α』では序盤のあまりの弱さに一部の雑誌では「スパロボ史上最弱の主人公」とまで言われていた。しかし超常的な能力・現象に頼らず努力を重ね、自分の力でトラウマを克服しライバルを乗り越え、最後には夢を掴むという王道のシナリオが支持を受け、近年のオリジナルキャラクターの中でもキョウスケやゼンガー等に決して引けを取らない人気を得ている。河野さち子デザインのキャラクター中でも数少ない貧乳キャラの一人(その他はレフィーナ・エンフィールド艦長)。
専用BGMは『流星、夜を切り裂いて』『流星、夜を切り裂いて Ver.H』。
[編集] ツグミ・タカクラ
[高倉つぐみ]
声優:長谷川知子
『第2次スーパーロボット大戦α』から登場。プロジェクトTDのシステム開発チーフ兼ナビゲーター候補。フィリオとは恋人の関係であり、普段は世話好きながら時に冷静沈着に判断を決める。(しかしOVAのドラマCDではテスラ・ドライブだけで機体制御を行い、スラスターの類は搭載されていないはずのアステリオンAXが墜落する際「逆噴射」などと言っているが気が動転したのだろうか?)
精神的にかなり成熟しており、本心を容易には見せず、さりげなく毒を吐き、それとなく人を誘導するその行動から、一部プレイヤーからは腹黒いとさえ評される。
『第2次α』では逃げるようにDCを去ったアイビスのサポートに回り、影に日向に彼女を支えるが、時々毒を吐く。フリフリの可愛らしい服が好きで自作するほど。またフリフリの衣装で他人をドレスアップするのも好きでアイビス、スレイともに何度か被害にあっている様子(第2次αではイルイを、第3次αではセレーナやゼオラをドレスアップしようとした)。αシリーズではフィリオの遺品である眼鏡を付けている。
乗機はアステリオンAX(ナビゲート担当)、アルテリオン(ナビゲート担当)、ハイペリオン(ナビゲート担当)。
[編集] スレイ・プレスティ
声優:長沢美樹
『第2次スーパーロボット大戦α』から登場。プロジェクトTDではナンバー01の席次にあり、機体のパーソナルカラーである緋色と彗星のように飛び続ける姿から『緋の彗星』と呼ばれている(OG2では自分からそう名乗ったが、なぜか後にマサキから二度目の命名をされている)。
「自分は兄(=フィリオ)の為に常にナンバー1でなければならない」という驕りにも似たプライドをもち、アイビスを常に見下している。その傲慢さが後にアステリオンという形で彼女を追いつめる。普段の冷静な態度とは裏腹に重度のブラコンである。階級はノイエDCでは少尉。
『第2次α』ではアルテリオンに乗るアイビスに兄の遺した機体を使われることが嫌で奪い返しに行くが、真の実力を発揮したアイビスに敗れて和解した。恋愛に関してはある意味アイビス以上の鈍感でエンディングまでフィリオとツグミの関係に気付いていなかった(ツグミがわざと教えていなかったらしい)。
兄の親友であるレーツェルに想いを寄せているような節も見せるが、レーツェルはSRXチームのライディース・F・ブランシュタインの兄であり、前述の通り重度のブラコンであるため気になっているだけなのかも知れない。他にもリリーナ・ドーリアンの兄であるゼクス・マーキスにたしなめられるなど、何かと兄に縁がある。
『第3次α』では序盤、アイビスとツグミに逃がされる形で単身地球圏に帰還、宇宙でタフになったのかセレーナの心を開くバイプレイヤーとして活躍。ツグミがベガリオンの修理のために一時離脱した際は代わりにアルテリオンのナビゲート担当となった。ハイペリオンの戦闘アニメでちゃっかりGRaMXsを披露してCFの合体にこぎ着けているところなど相変わらず実力は高い(しかし、ベガリオンでは使用出来ない)。
セレーナに対して献身的な態度で接するエルマが可愛くてキスした事もある。密かに自分達が女所帯で男っ気が全くない事を気にしているらしい。下戸で酒は飲めないのだが、高価なワインを眺めるために収集しているらしい。
『第3次α』の終了メッセージでアイビスに『大負け犬』と名付けられてしまった。
乗機はリオン・テストタイプ、カリオン、ベガリオン、アルテリオン(ナビゲート担当)、ハイペリオン(火器・テスラドライブ制御担当)。
[編集] フィリオ・プレスティ
『第2次スーパーロボット大戦α』から登場。テスラ・ライヒ研の研究者だったが、ビアンの志に惹かれDCに研究者として参加。プロジェクトTDを立ち上げる。一方でリオンシリーズの設計をも行い、DCの戦力強化に貢献することとなった。DC戦争及びL5戦役後、プロジェクト解散の危機を首の皮一枚のところでイスルギ重工預かりとして存続されることとなる。アイビスの良き理解者であり彼女の真っ直ぐな瞳を認めた最初の人。温和な人柄であり、交友関係は広かったようである。エルザムもその一人であり、親友で彼を「エル」と呼ぶ数少ない人物である(他はエルザムの妻カトライアくらい)。
『第2次α』では開始時点で病没しており故人であった(回想場面で登場)。『第3次α』では通常ルートの最終話で霊として登場(条件が厳しい方の最終話では何故か登場しない)。『OG2』の段階ですでに相当病状は悪化していた模様。常識人然とした人柄に反し実はアイドルマニアでもあり、フェアリオンの攻撃モーションパターンには彼の趣味が強く反映されている。ロバートとは宴会芸で踊りを披露したこともあるという。余談だが、『第2次α』の時点で一部のファンからは「エルザムの親友なんだから、変人なのでは」と囁かれていた。
[編集] シリーズ77
[編集] カリオン
カリオン(βプロト) CALION |
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形式番号 | YSF-33-01 / 02 / 03 / 04 |
分類 | 戦闘機 |
所属 | プロジェクトTD |
開発 | フィリオ・プレスティ ツグミ・タカクラ |
製造 | イスルギ重工 |
生産形態 | 試作機 |
全長 | 33.1m |
重量 | 51.4t |
乗員人数 | 1人 |
主な搭乗者 | スレイ・プレスティ(01) アイビス・ダグラス(04) |
武装 | ホーミングミサイル ソニックカッター Gドライバー |
[編集] 機体概要
プロジェクトTD所属パイロット用の練習機兼完成機のプロトタイプ機体。
惑星間航行を想定し、テスラ・ドライブを二基搭載している(ツインテスラ・ドライブ)。それだけにパイロットには高い技量を求められる。
当初、プロジェクトTDの機体に武装を搭載する予定は無かったが、スポンサーであるイスルギ重工の圧力により、オプションとして搭載された(終戦の暁には取り外される予定)。
1号機はスレイ、4号機はアイビスが搭乗。2、3号機とそのパイロットの存在については不明。
名前の由来は猟犬座の星「カラ」からで、本当は「カラリオン」になるはずだったが、プリンタのカラリオとかぶってしまうのでやめたらしい。
[編集] ベガリオン
ベガリオン(β) VEGALION |
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形式番号 | YSF-34 |
分類 | 戦闘機 |
所属 | プロジェクトTD |
開発 | フィリオ・プレスティ ツグミ・タカクラ |
製造 | DC(αシリーズ) |
生産形態 | スレイ・プレスティ専用機 |
全長 | 44.8m |
重量 | 79.5t |
乗員人数 | 1人 |
主な搭乗者 | スレイ・プレスティ ツグミ・タカクラ |
武装 | 110mmGGキャノン CTM-05プレアディス CTM-07プロミネンス CTM-09セイファート Gブレイクドライバー |
[編集] 機体概要
カリオンの正式な発展系機体でプロジェクトTDが開発したシリーズ77完成機の一つ。
カリオン同様ツインテスラ・ドライブを搭載し、アルテリオンに比べ最高速度と火力に勝る。スレイ専用機である事を想定して作られている(と思われる)ため、機体の塗装はスレイのパーソナルカラーである緋色になっている。
名前の由来は織姫「ベガ」から。
ゲーム中は分かり辛いが、実はアルテリオン(CF)の2倍近くの全長と3倍近い重量となっており、アルテリオンに比べてかなり大型の機体である(ハイペリオンのリアルサイズ画を見ると分かり易い)。
[編集] 劇中での活躍
- 第2次α / 第3次α……第2次αアイビス13話『彗星の来襲』より登場。仲間として使えるのがハイペリオンに合体してからであり、ウリであるMAPWのCTM-05プレアディスがハイペリオンでも扱えるために合体要員として、第3次αではプレアディスが弱体化し、アレグリアスのMAPWインビジブル・アサシンの影に隠れてしまいここでも合体要員としての不遇の扱いを受けている。パイロットはスレイだが、『第3次α』にて一度だけツグミが搭乗した。『第3次α』ではハイペリオンのマニューバーGRaMXsでベガリオンもGRaMXsを使用しているが、単体の武器としては結局使えなかった。
- OG2……エンディングにてフィリオの発言から開発中であることが明かされているが、未登場。
[編集] アステリオン
アステリオン(αプロト) ASTELION |
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形式番号 | YAM-007-1 DCAM-007-1 |
分類 | 人型/戦闘機 |
所属 | プロジェクトTD |
開発 | フィリオ・プレスティ ツグミ・タカクラ |
製造 | テスラ・ライヒ研究所 |
生産形態 | 試作機 |
全高 | 20.2m |
重量 | 38.0t |
乗員人数 | 1人 |
主な搭乗者 | アイビス・ダグラス |
武装 | マシンキャノン アサルトブレード バーストレールガン ソニックブレイカー |
必殺技 | マニューバーRaMVs |
アステリオンAX ASTELION Advanced-X |
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生産形態 | 改良機 |
乗員人数 | 2人 |
主な搭乗者 | アイビス・ダグラス ツグミ・タカクラ(ナビゲーター) |
武装 | バーストレールガン CTM-06ネビュラ |
必殺技 | マニューバーGRaMDs |
[編集] 機体概要
カリオンのデータを元に作られたプロジェクトTD完成機のプロトタイプ機体。開発コードはαプロト。ツイン・テスラ・ドライブを搭載し、部分的ではあるが変形が可能である(BFと呼ばれる)。
必殺技はAクラスのマニューバー『RaMVs』。
名前の由来は猟犬座の星「アステリオン」から。
[編集] 劇中での活躍
- OG2……テスラ研脱出時に輸送機に積み込まれている。その後、第18話『流星、夜を切り裂いて』で、ツグミによってカリオンをスレイによって撃墜され、機体を失ったアイビスに渡され、彼女の乗機となる。初登場ながらサイバスターとの連携戦闘を行い、シルベルヴィントを退ける活躍を見せた。なお、カリオン(アイビス機)の改造を引き継ぐ。
- 電撃スパロボ……ガロイカとの戦闘で大破する。その機にアステリオンAXへと改修される。
[編集] バリエーション
- YAM-007-1 アステリオンAX (Advanced-X)
- OGドラマCD……読み方はアステリオンアクス。アステリオン改修機。ジェットエンジンを廃し全てのエンジンをテスラ・ドライブに積み替えたため、機体強度に若干問題を残し、パイロットの負担を減らすために複座型コクピットに改修された。必殺技はGRaM系マニューバーの基本形、『GRaMDs』。新型機セレクションのテスト役として参加した際、ODEシステムに乗っ取られたミロンガを撃墜すべくやむなくGRaMDsを使うが機体強度が保てず、使用後は墜落。バルトール事件が終わった頃に修理が終わっている。また、この時点ではGRaMXsをマスターしていないとアイビス本人が言っている。
[編集] アルテリオン
アルテリオン(DF) ALTELION 開発コード:α |
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形式番号 | YAM-008-2 DCAM-008-2 |
分類 | 人型 |
所属 | プロジェクトTD |
開発 | フィリオ・プレスティ ツグミ・タカクラ |
製造 | DC |
生産形態 | アイビス・ダグラス専用機 |
全高 | 19.2m |
重量 | 28.4t |
乗員人数 | 2人 |
主な搭乗者 | アイビス・ダグラス(操縦担当) ツグミ・タカクラ(ナビ担当) スレイ・プレスティ(ナビ担当) |
武装 | 90mmGGキャノン CTM-02スピキュール ソニックセイバー CTM-07プロミネンス Gアクセルドライバー |
アルテリオン(CF) | |
分類 | 戦闘機 |
全高 | 28.3m |
武装 | 90mmGGキャノン CTM-07プロミネンス Gアクセルドライバー |
必殺技 | マニューバーGRaMXs |
[編集] 機体概要
プロジェクトTDが開発したシリーズ77完成機の一つ。
カリオン同様ツインテスラ・ドライブを搭載し、ベガリオンに比べ運動性能に勝る。人型形態(DF)と航行形態(CF)に変形が可能で、通常形態はCFとされる。コードナンバーF-77Xによりテスラ・ドライブにリミッターがかけられているため、本来の性能は発揮されていない。
パイロットはアイビスで必殺技はSクラスのマニューバー『GRaMXs』。リミッターを解除し、アイビスが過去を振り切った事で使用できるようになった。『第3次α』では一時期ツグミに代わり、スレイがナビゲートを務める。
型番の末尾が2ということでアルテリオンは2号機とされているが、1号機はおそらくアステリオンの事を指していると思われる。
名前の由来は彦星「アルタイル」から。
[編集] 劇中での活躍
- 第2次α / 第3次α……依頼者B・Rへ送り届けるよう依頼されていたコンテナの中に入っていた(届け先にはAMを扱える人間はいないため、何故入っていたのかは謎。ただの方便で初めからツグミがアイビスを立ち直らせるために入れたのかも知れない)。ツイン・テスラ・ドライブにリミッターがかけられていたため、本来の性能を発揮するにはしばらくの時間を要することとなった。
- OG2……エンディングにてフィリオの発言から完成が近いことが明かされているが、未登場。アステリオンの運用データをフィードバックしているとされる。
[編集] ハイペリオン
ハイペリオン(Ω?) HYPERLION |
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形式番号 | XAM-008-HI |
分類 | 人型/戦闘機(宇宙船) |
所属 | プロジェクトTD αナンバーズ |
開発 | フィリオ・プレスティ ツグミ・タカクラ |
製造 | DC |
生産形態 | 合体形態 |
全高 | 29.5m |
重量 | 107.9t |
乗員人数 | 3人 |
主な搭乗者 | アイビス・ダグラス(操縦担当) ツグミ・タカクラ(ナビ担当) スレイ・プレスティ(制御担当) |
武装 | ツインGGキャノン ソニックセイバー CTM-02スピキュール CTM-05プレアディス CTM-07プロミネンスW CTM-09セイファート Gドライバー・Xコンビネーション |
必殺技 | マニューバーGRaMXs |
[編集] 機体概要
アルテリオンとベガリオンが合体したプロジェクトTD完成機の最終形。
テスラ・ドライブは2×2の四基搭載となり、十分な加速距離さえあれば理論上の最高速度は亜光速に達する。本来はCFでの姿で合体するが、ゲーム中ではDFの姿で披露されている。
なおプロジェクトTDの本来の目的は「小サイズの惑星間航行船の開発」であり、やむなく武装しているとはいえ、本来ならばCFでの合体形態に居住モジュールなどを搭載するのが正しい運用法である。
[編集] 劇中での活躍
- 第2次α / 第3次α……『第2次α』アイビス編37話で初合体。『第2次α』では豊富な武装に高い性能と『最強の主人公機』の呼び声も高い(ただし、火力自体は全主人公機の中で一番低い)が、これは寺田氏曰く「序盤が辛いので意図的に強くしている」とのこと。『第3次α』ではアルテリオン帰還直前にベガリオンが大破、テスラ・ドライブ等一部パーツがASソレアレスをASアレグリアスへと強化改造する際に使用されたために戦線復帰が遅れ、しばらく合体できなかった。なお、『第2次α』でのGRaMXsの決めは零距離一斉射撃だったが、『第3次α』ではGRaMXsの攻撃方法が変わり、分離して2体同時攻撃を仕掛けた後、CFに合体してソニックセイバーの体当たりを仕掛ける(それに伴い、『第2次α』で存在したアイビス・ツグミ・スレイの3人のカットインがなくなった)。
- OG2……ツグミやウェンドロの発言から存在を仄めかしているが、α, β共に未完成のため未登場。
[編集] 派生機
[編集] フェアリオン
フェアリオンG / S FAIRYLION GOLD / SILVER |
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形式番号 | XAM-007G / S |
分類 | 人型 |
所属 | リクセント公国 |
開発 | フィリオ・プレスティ ジョナサン・カザハラ |
製造 | テスラ・ライヒ研究所 |
生産形態 | ワンオフモデル |
全高 | 15.4m |
重量 | 28.3t |
MMI | W-I3NKシステム |
乗員人数 | 1人 |
主な搭乗者 | シャイン・ハウゼン(G) ラトゥーニ・スゥボータ(S) |
武装 | アサルトブレード ロールキャノン ボストークレーザー ソニックドライバー |
必殺技 | ロイヤルハートブレイカー |
[編集] 機体概要
リクセント公国が式典用にテスラ研に依頼したプロジェクトTD機の亜種。またの名を「超音速の妖精」。リクセント公国王女シャイン・ハウゼン専用機と王女の友人でスクール出身の天才パイロットであるラトゥーニ・スゥボータ専用機の2機が存在する。
アステリオンのテスト用機体フレームやテスラ・ドライブを改造・小型化、さらに極限までの軽量化が図られているため、その運動性・機動性はアステリオンに引けを取らないが、その分装甲を薄くしている。しかし、二種類のジャマーやエネルギーフィールド発生装置を搭載するなど、王族が乗るという前提がある為に実際には防御面ではかなり充実している。前述の通り、式典用の機体だったはずだが、地球圏に起こりうる戦争を予期したジョナサン・カザハラによって他のプロジェクトTDにはない機能が取り付けられ、戦闘にも問題なく使える機体となっている。また、シャイン王女の友人であるものの、軍人であるラトゥーニの専用機でもあるので当初から戦闘に出す事を前提にしていたようである。
特徴としてシャイン王女の予知能力とラトゥーニの天才的パイロット能力を生かすためにW-I3NKシステムが搭載されている。これにより互いの機体を遠隔操作する事が可能となるが、基本的にラトが兵士としては新米の王女の機体を遠隔操作することが多い(ただし、戦闘時のシャイン王女の台詞を見る限りあまりラトに頼っているようには見えないため、実際には殆どシャイン王女が自機を操縦しているようだ)。
パターンRHB(ロイヤル・ハート・ブレイカー)のモーションはフィリオとジョナサンが二人で某アイドルグループの振り付けを元に作成した。
AMの中でもかなり小型の機体であり、そのためか武器搭載量はAMの中でも(元々固定武器しか装備できないバレリオンやグランゾン等を除いて)最低クラスとなっている。PTと比較してもなお最低クラスである。
機体は王女はG(ゴールド)、ラトはS(シルバー)。タイプGの赤い塗装はシャイン王女の戦いへの覚悟の証(自他問わず血を流す覚悟)であるらしい。機体デザインはジョナサンとフィリオによって「それらしい外見」とされ、「ロール髪の少女」とはイルムの談。テスラ研脱出前にスレイは「金持ちの道楽」と馬鹿にしていた。
名前の由来は妖精「フェアリー」から。
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第○次シリーズ | 第2次/G - 第3次 - EX - 第4次/S - LOE - F/完結編 - CB |
αシリーズ | α/DC版 - α外伝 - 第2次α - 第3次α |
COMPACTシリーズ | COMPACT/WSC版 - COMPACT2/IMPACT - COMPACT3 |
任天堂携帯機単発 | 初代 - A - R - D - J - W |
単発 | 新 - 64/LB - MX/ポータブル - GC/XO - SC |
OGシリーズ | OG1 - OG2 - OVA - OGS - DW - 龍虎王伝奇 |
バンプレストオリジナル | 用語 - 機動兵器一覧 - キャラクター一覧 |
その他 | 参戦作品一覧 - システム - スクランブルギャザー |