メタルギアソリッド2
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| ジャンル | タクティカル･エスピオナージ･アクション |
| 対応機種 | プレイステーション2 |
| 開発元 | コナミコンピュータエンタテインメントジャパン |
| 発売元 | コナミ |
| 人数 | 1人 |
| メディア | DVD-ROM |
| 発売日 | サンズ オブ リバティー:2001年11月29日 サブスタンス:2002年12月19日 |
| その他 | サンズ オブ リバティー:限定版あり |
『メタルギアソリッド2』は、2001年11月29日、メタルギアシリーズ第4作目として発売されたプレイステーション2専用ソフトである。
目次 |
[編集] 概要
今作からプラットフォームがプレイステーション2に移行され、メディアとしてDVD-ROMを採用したことにより、グラフィックやシステムが大幅にクオリティアップされたほか、ポリゴンデモによる演出を経ることによって、作品全体がさながら映画のようであると反響を呼んだ。
テーマはMEME。遺伝子では伝える事の出来ない事。思想的意伝子。（前作のテーマは遺伝子）
『メタルギアソリッド』の後の世界を描いている。ストーリーが少々ややこしい（注1）等の批評があるが、『21世紀のゲームシステム』と称され、操作性は最高の評価を受けている。すべての火器を主観視点で射撃することができるようになったが、これは『サイフォンフィルター』（注2）の影響を強く受けたものと思われる。『サイフォンフィルター』自体が『メタルギアソリッド』に影響されたゲームではあるが、逆に学んだ点も多かったようだ。また、小島は「ファミ通」にて、友人である押井守が前作をプレイした際に「主観で撃てれば」と言っていたので入れたとも語っている。
（注1）ストーリーがややこしい理由の1つに今回テーマでもあるMEMEも関係している。MEME自体がやや難解である為、表現構成が複雑になっている。そのため何回かプレイしないと物語や会話の意味を理解できないプレイヤーも多かった。その分、ストーリーは前作以上にしっかり作り込まれている。
（注2）1999年8月に発売されたプレイステーション用アクションアドベンチャーゲーム。MGSシリーズの影響を受けつつ、独自のアイデアを付加・発展させたゲーム性が高く評価された。
[編集] SONS OF LIBERTY
本編。2部構成になっており、それぞれ「タンカー編」「プラント編」と呼ばれる。
[編集] タンカー編ストーリー
- 前作から2年後(2007年)が舞台。シャドー・モセス事件を生き延びたリボルバー・オセロットがメタルギアの技術情報を闇市場へ流し、世界中でメタルギアの亜種が誕生していた。反メタルギア財団「フィランソロピー」のエージェントとしてメタルギアの破壊活動を続けていたソリッド・スネークは、世界中に拡散したメタルギアの亜種に対抗するべくアメリカ海兵隊が開発した新型メタルギア（メタルギアレイ）が演習のために極秘裏に輸送されるという情報を入手した。
- 調査のため、スネークは輸送用の偽装タンカーに単身潜入を開始する。
[編集] プラント編ストーリー
- 前作から4年後（タンカー編から2年後）。マンハッタン沖に建設された巨大海上除染施設ビッグ・シェルが、「サンズ・オブ・リバティ」を名乗るテロリスト集団に占拠された。当時施設を視察に訪れていたアメリカ大統領等を人質に取り、彼らが要求したのは現金300億ドル。要求を呑まない場合、ビッグ・シェルを爆破すると通告してきた。人質の救出とテロリストの武装解除のため、FOXHOUNDの新入隊員・雷電はビッグ・シェルに単身潜入を開始する。
[編集] ゲーム難易度
メタルギアソリッドのインテグラルの難易度設定が好評であった為、今作では難易度が設定出来るようになった。 難易度の違いはプレイヤーのライフの減り、装備品や弾薬の最大所持数、敵兵やボスの耐久力、巡回ルート、達成しなければならないミッションが増える。 以下は今作の難易度の説明を書く。（なおサブスタンスのNORMAL難易度を基準としている）
VERY EASY(日本版はEASY)最低難易度
プレイヤーのライフが多く、敵の銃弾を受けてもあまりダメージが減らないし、比較的ゴリ押しクリアは可能。 敵兵の視界は悪いのでレーダーに注意していればあまり見つかる事は無い。 またボスのライフも比較的低いので攻略法を見つければ簡単に倒す事が出来る。 また敵兵に見つかっている時は一旦そのエリアを出ると警戒が解除される。 サブスタンスの場合は日本版と比べて監視カメラの台数が多くなっているがエリアを変えるだけで警戒は解除されるのであまり脅威ではない。 メタルギアソリッドの初心者向けの難易度である。
EASY(日本版はNORMAL)低難易度
プレイヤーのライフが少し多いが敵兵の銃弾を連続で受けると致命傷につながりやすいので注意が必要。 またここからの難易度は敵兵に見つかってエリアを変えても警戒はそのままなので万が一、見つかったら隠れるしか無い。
NORMAL(日本版はHARD）普通難易度
日本版と比べて若干難易度が上がっているので注意が必要。
HARD(日本版はVERY HARD)高難易度
プレイヤーのライフが少なく、敵の銃弾を何回か受けると致命傷につながりやすいので注意が必要。 敵兵の視界も良く、見つかると机の下なども覗いて来る事もある。 ボスもライフ、行動パターン、攻撃力が増え、倒しずらくなっている。 監視カメラの台数も増加して見つかりやすくなっている。 上級者向けの難易度。
EXTREME 最高難易度
本編を一度クリアすると選べるようになる最高難易度。
プレイヤーのライフが非常に少なく、敵の銃弾を3発受けるだけで致命傷になりやすい。 敵兵の視界も非常に優秀で敵兵との距離が離れていてもこちらに向かってくる事もある。 またボスもライフや、行動パターン、攻撃力が増えて場合によってこちらのライフが満タンでも一撃死が存在する。 回復手段のレーションもマップには落ちてはおらず敵兵からホールドアップで奪うしかない。 監視カメラも嫌な位置に設置されて非常に見つかりやすい。 並の知識や参考力ではクリアは出来ない、メタルギアソリッドを知り尽くしている人向けの難易度。
EUROPEAN EXTREME 究極難易度
サブスタンスで追加されたEXTREMEをも超える究極難易度。 本編を一度クリアすると選べるようになる。 難易度システムはEXTREMEと変わらない。 以下は変更点のみ。
プレイヤーのライフが圧倒的に少なく、敵の銃弾を受けただけでも致命傷になる。 敵兵の視界もEXTREMEの約2倍であり非常に見つかりやすくなっている。 ボスバトルにも殆ど一撃死が存在し気を抜くと簡単にゲームオーバーになる。 また回復手段のレーションも一切手に入らず、敵からのホールドアップでも弾薬を落とす事が無い、正に究極の難易度である。 EXTREMEを単にクリアした人だけではクリア出来ない、本当にメタルギアソリッドを隅から隅まで知り尽くしている人、腕に自信がある人向けの難易度。
[編集] SUBSTANCE
2002年12月19日には『メタルギアソリッド2 サンズ オブ リバティ』海外版に、日本語字幕や新たな難易度・モードを追加した『メタルギアソリッド2 サブスタンス』が発売された。以下は追加モードの紹介。
[編集] MISSIONS
- ステージクリア型のモード。仮想訓練を模したVR MISSIONSと、本編のステージを利用したALTERNATIVE MISSIONSがある。全150ステージ。
- SNEAKING MODE 潜入モード。敵に見つかるとミス。
- WEAPON MODE 武器の練習モード。指定された武器でターゲットを破壊する。
- FIRST PERSON VIEW MODE 一人称視点でプレーするモード。
- VARIETY MODE 様々な特殊な訓練をするモード。前作に続きゲノラが登場する他、メカゲノラとゴルルゴンが登場する。
- BOMB DISPOSAL MODE 爆弾解体モード。
- ELIMINATION MODE 敵兵排除モード。敵をすべて倒すとクリア。
- HOLD UP MODE 敵をすべてホールドアップさせるモード。
- PHOTOGRAPH MODE 写真撮影モード。指定された写真を撮影する。
[編集] SNAKE TALES
- スネークが主人公の物語。以下の5つの物語がある。ステージはタンカーやプラントなど本編のものだが、ストーリーは特につながっていない。
- ソリトンレーダーが表示されず、入手できる武器や弾も少なく、さらに敵の体力が高いため難易度が高い。
- なお、EXTERNAL GAZER以外にはプレイヤーの行動（ボスキャラを殺害するか否か）によってシナリオが分岐するポイントがある。
- A WRONGDOING（犯罪）
- ビッグ・シェルがファットマン率いるテログループに占拠された。要求は30億ドルと20の要求。スネークはビッグ・シェルに乗り込み、囚われの身のエイムズとジェニファーに接触し、テロリストの武装解除を目指す。
- BIG SHELL EVIL（ビッグシェルの怪物）
- ビッグ・シェルで謎の怪死事件が相次いだ。スネークはオタコンにビッグ・シェルに勤める妹のエマを連れて来てくれと頼まれ・・・。
- CONFIDENTIAL LEGACY（秘密の遺産）
- ロイ・キャンベル大佐からの依頼で、スネークは離れ離れになっていたメリルに接触するためセルゲイ・ゴルルコビッチが率いる、メタルギアが格納されているタンカーに降り立った。
- DEAD MAN WHISPERS（死者は囁く）
- スコット・ドルフ率いる軍がビッグ・シェルでの演習中、ヴァンプが暴走し、仲間たちを殺害し始める。同じくビッグ・シェルに居たスネークはヴァンプの制圧を図る。
- EXTERNAL GAZER（外部からの監視者）
- ある日、「ビッグ・シェルに怪獣ゴルルゴンが現れる」という新聞記事を見たメイ・リンとオタコンは一攫千金のため、スネークを（無理矢理）調査に行かせる。このストーリーのみシリアスなストーリーではなく、コメディが含まれた内容となっている。
[編集] SKATEBOARDING
- おまけのミニゲーム。スケートボードに乗って得点を競い、指定されたミッションをクリアしていく。
[編集] その他
- 赤外線ゴーグル装備時に画面が赤一色ではなくサーモグラフィーの映像の様になった。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] 登場人物
- ソリッド・スネーク（声 : 大塚明夫）
- タンカー編の主人公。元FOXHOUND隊員。シャドーモセス事件の解決により再び英雄と呼ばれるが、世界中にはメタルギアが流布してしまい、現在メタルギアを根絶するために反メタルギア財団フィランソロピーを組織し、世界中のメタルギアを破壊しまわっている。なお今回ソリッド・スネーク生誕時に50代後半であったビッグボスの遺伝子が使用されていた事が判明し、その影響で老化が異常に進んでいることも明らかとなった（『メタルギアソリッド4』でそれはより明確になる）。
- イロコィ・プリスキン（声 : 大塚明夫）
- ビッグ・シェルを占拠したテロリストの鎮圧のために投入されたアメリカ海軍特殊部隊SEAL・チーム10(SEAL10)の隊員。階級は中尉。テロリストの迎撃をくぐり抜けたSEAL唯一の生き残り。その正体は、ビッグシェルの下部構造であるアーセナル・ギアを破壊する為に潜入したソリッド・スネーク。SEALでは知りえない情報を口にしたり、実戦には滅多に出動しない階級を装う等、この擬装には杜撰な点が多い。名前の由来は小島監督のお気に入りのSF洋画、「ニューヨーク1997」に登場する主人公、スネーク・プリスキンから来ている。階級の中尉もこのスネーク・プリスキンが軍に在籍していたときの階級なのでオマージュ的なものかと思われる。
- ハル・エメリッヒ（オタコン）（声 : 田中秀幸）
- スネークの最高のパートナーにして友人。シャドーモセス事件後、スネークとともに反メタルギア財団「フィランソロピー」を設立。世界中に拡散したメタルギアの亜種を根絶すべく活動している。カサッカことka-62でビッグシェルの人質救出を果たした。「オタコン」の由来は「オタク・コンベンション」から。
- 雷電（本名 : ジャック）（声 : 堀内賢雄）
- プラント編の主人公。FOXHOUNDの新入隊員。ビッグ・シェル占拠事件が初の実戦任務となる。しかしそれらは作られた記憶（少年時代に少年兵として実戦に参戦していた）であり、物語終盤でジャックの素性が明らかになる。今作の発売に関して、彼に対する批判が多かったためか、「SNAKE TALES」ではローズと共に迷惑なバカップルとして登場し、以降のシリーズでは何かと『自虐的ギャグ』キャラ扱いが多くなっている。フェデラルホールにてソリダスを倒す。コードネームは第二次世界大戦中の大日本帝国海軍の雷電局地戦闘機の名称で、彼が愛国者たちにとって唯の兵器に過ぎないという意図が込められている。
- ローズマリー（ローズ）（声 : 井上喜久子）
- 陸軍の内勤のデータアナリスト。雷電の恋人。作戦中はセーブを担当する他、雷電を精神的に支える。献身的で良い女性なのだが、料理の腕前は、雷電に「俺はローズの手料理より、ずっとレーション（軍用携帯糧食）で過ごしたい」と言わしめるほどひどい（というのも、実際の（特に軍用携帯食糧レーション)は、相当な不味さを誇っているからである。MGS3のスネークの反応からもそれは明らかである、もっともMGS3の時代（1964年）より相当に味は改善されているので、それほど極端にひどい物でもないのだが）。またプラント編をプレイ中、「女子トイレに忍び込む」、「人質のスカートの中を覗く」などの蛮行に及ぶと、通信中、冷たい態度をとるようになる。実は劇中では状況に応じ、本物のローズマリーと、アーセナルギアのAI、G.Wが雷電の脳内のナノマシンを使い、ニューロンの冗長部分の神経配列を器質操作して見せるローズの幻の人格とがすり替わっていたことが判明する。
- 大佐（声 : 青野武）
- 雷電の上官。ビッグ・シェル占拠事件の作戦指揮を執る。冷静沈着な判断を下すが、「VRには無かった」と、時に非情とも思えるその判断はあまりにも機械的であり、不自然さが感じられる。またその外見はシャドーモセス事件後、軍と縁を切ったはずの元FOXHOUND司令官ロイ・キャンベルになぜか酷似している。その正体はローズマリー同様、アーセナルギアのAI、G.Wにより雷電の頭の中で生み出された幻。（コンピュータウィルスによってG.Wが崩壊した後は、G.Wとは別のAI、JFKが大佐の幻を見せる。）途中、孤独に陥った雷電を追い詰めるが、雷電がソリダスを倒したことに満足してか以後は雷電に話しかけなかった。
- ラストで判明するがキャンベルと同じ容姿をもつ理由は雷電をよりスネークと同じ状況下に置くためである。
- オルガ・ゴルルコビッチ（声 : 寺瀬今日子）
- ロシア私兵部隊の一員。ゴルルコビッチ大佐の一人娘。父を殺した首謀者をスネークと思い込み復讐の機会を伺っていた。幼い頃より戦場を転々としており、年齢の割りに兵士としての経験値は高い。偽装タンカー襲撃（当時は身ごもっていた）では父の指揮の下で行動し、ビッグ・シェル占拠事件では父に代わって部隊を統率する。部隊メンバーを家族とみなしている。スネーク曰く「デートに誘うには覚悟がいる」。エマがオイルフェンスを渡っていたころ、スネークと交戦。スネークの無実を知る。タンカー編の後スネークに助け出されたものの実子を愛国者達に盾にされ、忍者役として今回の大規模演習の調整を強要される。雷電の生命と自分の子供の生命がリンク(すなわち雷電の死は自分の子供の死となる)している為、事ある毎、雷電を助ける。無数のメタルギアRAYとの対峙により疲弊した雷電の元へ加勢するも、後に現れたソリダスには手も足も出ず触手によって拘束された後、頭部をP-90によって撃ち抜かれ絶命。
- サイボーグ忍者（MGS2偽名 : ミスターX、声 : 寺瀬今日子（機械で声を変えている。前作の流用部分のみ塩沢兼人））
- シャドーモセス事件で死亡したはずのサイボーグ忍者に酷似した容姿を持つ謎の人物。無線通信では「ミスターX」と名乗る。敵の情報を教えたり、敵兵への変装グッズを提供するなど、雷電の作戦行動を支援するかのような動きを見せる。正体はオルガ。
- スコット・ドルフ（声 : 郷里大輔）
- タンカー編に登場する海兵隊司令官。メタルギアRAYに海兵隊の存在価値をかけている。タンカーでのオセロットの襲撃により死亡。演説中に休憩を入れたり（首の運動をさせたりする）、同じことを繰り返し話してしまったり、中々面白い演説をする。乱入してきたセルゲイ・ゴルルコビッチに拘束された後、セルゲイ共々、オセロットに射殺される。
- 開発スタッフの中に同名のスコット・ドルフという人物が存在し、名前は彼に由来する。ただしスタッフのドルフ氏は黒人ではない。
- セルゲイ・ゴルルコビッチ（声 : 阪脩）
- GRUの元大佐で、現在は傭兵部隊（通称 : ゴルルコビッチ兵）のリーダー。GRU時代にはオセロットの上官であった。前作では名前のみ登場し、リキッドの蜂起に賛同して彼らの部隊に合流しようとしていた。祖国ロシアの軍事的再興を夢見、アメリカ海兵隊の新型メタルギア「RAY」を奪取すべく偽装タンカーを襲撃する。船倉にてドルフ司令官を拘束するも、オセロットの裏切りに逆上。銃を向けるが、最期はオセロットにドルフ司令官共々射殺される。
- ピーター・スティルマン（声 : 飯塚昭三）
- 米海軍爆発物処理学校の元教官にして、ニューヨーク市警察爆弾処理班顧問。世界最高の爆弾処理技術者と誉れ高い人物で、ファットマンを育て上げた。ビッグ・シェル占拠事件では最もファットマンを知る人物としてSEAL・チーム10に同行、ビッグ・シェルに仕掛けられたC4爆弾解体の任に就く。ある事故で片足を失ったという逸話から、「義足のピーター」の通り名を持っていた。だが、実際には義足は仮病で、走ることも可能。当初こそ、ファットマンの教官らしく的確に爆弾を見つけるが、地獄を経験したファットマンは新型爆弾を開発しており、その性能に驚愕。最期はカウントダウンが開始した距離反応型時限爆弾に近づいてしまいその爆発で絶命。最期まで雷電を励まし続けた。
- ジェームズ・ジョンソン（声 : 藤本譲）
- アメリカ合衆国大統領。ビッグ・シェルへの視察訪問中にテロリストの蜂起に巻き込まれ人質となる。彼の大統領への就任は愛国者達の思惑によるものであり、その権力の強大さを目の当たりにしたことで、畏怖を抱くと同時にその支配構造へ加わる事を切望するようになった。その為の取引を画してサンズ・オブ・リバティの反乱に加わるが、ソリダス達は支配構造の破壊を望んでいた為に決裂。最期は雷電ともみ合ってる最中、オセロットに射殺される。
- リチャード・エイムズ（声 : 佐藤正治）
- シークレットサービスとしてジョンソンのビッグ・シェル視察に同行していた人物。ジョンソンらと同様にテロリストの人質となる。アメリカ国防情報局所属で階級は大佐。愛国者達の存在を認識し、その意図に沿って動かざるを得ないと考えていた。オセロットによってナノマシンでペースメーカーを操作されたことによる心不全で絶命。前作に登場したナスターシャ・ロマネンコの元夫。
- エマ・エメリッヒ・ダジンガー（E.E.）（声 :山本麻里安）
- オタコンの血のつながっていない妹。超多量情報分析の分野を得意とし、ビッグ・シェルのコンピュータ技術者。アーセナルギアの起動を止められるのは彼女だけである。アーセナルギアのAI、G.Wを破壊するコンピューターウィルスを持ち、電算室へ向かう途中、オイルフェンスにてヴァンプに襲撃され、その際背面から腹部に向けてナイフで刺突される。その傷が内臓に達する致命傷であった為、スネークに救出されたどり着いた電算室で、コンピューターウィルス”FOX-DIE”をAIに送り込む下準備としてセキュリティを解除し、間もなく絶命した。家庭崩壊の責任を押し付ける言動を繰り返す等、義理の兄・オタコンを憎んでいるかのような振る舞いを見せていたが、今際の際、彼に男性として思慕を抱いていた事を吐露した。電算室のオウムは彼女のペットだが、何故かフォーチュンの電磁波兵器を装備している。雷電の髪の毛がカツラではないかと疑った事がある。
- ジョニー佐々木（声 : 今村直樹）
- MGS1に登場した次世代特殊部隊の元隊員で、シャドーモセス事件の数少ない生き残りの１人。どういう経緯かは不明（オセロット経由という説がある）だがゴルルコビッチ大佐の私兵部隊に参加している。持病の下痢はシャドーモセス事件のときより悪化している様子。本作ではビッグシェル編の、シェル1中央棟集会場のトイレ、電算室へ向かう経路上のオイルフェンス・ステージで登場する。どちらも声のみの出演。ギャグ担当。
- メイ・リン（声 : 桑島法子）
- シャドーモセス事件後に大学を卒業し、現在はSSCEN（陸軍兵士システムセンター）に勤務している。スネークらフィランソロピーの活動に賛同し、彼らの支援のため自身が開発した装備品を密かに横流ししている。本作では声のみでの出演。タンカー編での無線回数が一定以上に達するとオタコンとの会話が聞ける。
- ジェニファー
- ビッグシェルで捕われていた人質の一人。彼女の付近の机にはなぜか「85 58 88」と書かれている。彼女を麻酔銃で眠らせるとやってはいけないことが実行可能となる。「SNAKE TALES」ではメインキャラクターとして登場している。
- ゲイリー・マクゴールデン
- 名前だけ登場。「シャドーモセスで明かされた驚愕の陰謀」（ちなみにこれはメニューのSPECIALから閲覧できる）の著者。何にでもピーナツバターをつける。著書によるとカジキマグロをかぶってシャドーモセスに潜入していたらしいが、これまた本書によると、現在行方不明。
[編集] 登場人物 (敵)
- ソリダス・スネーク（声 : 大塚明夫）
- ビッグボスの遺伝子から生まれた、ソリッド、リキッドと同じく「恐るべき子供達計画」の一人。均整の取れた傑作と言われている。ビッグ・シェル占拠の首謀者と目される男であり、シャドーモセス事件のきっかけとも言われている。その正体はデッドセルを編成し、シャドーモセス島事件の際のアメリカ合衆国大統領、ジョージ・シアーズその人である。実は雷電の過去にかかわる人物で、彼の両親を殺害し、彼を戦士として育て上げた。愛国者達と敵対している。外装式強化服（パワードスーツの一種。）を装備。武器は強化服の胸部に備わっているスネークアームと呼ばれるマニピュレーターと、そこから発射される小型ミサイル、弾丸をも跳ね除ける二振りの日本刀（”民主刀”と”共和刀”）及び、サブマシンガンのP-90。アーセナル内でオルガをP-90にて射殺。また、メタルギアの暴走時にもP-90にてメタルギアを破壊。アーセナルの暴走→マンハッタン突入後、フェデラルホールの屋根の上で雷電と決闘し、刀で背骨を斬られフェデラルホールから転落、ソリダスの野望は潰えた。
- リボルバー・オセロット（声 : 戸谷公次）
- 元FOXHOUND隊員。シャドーモセス事件後、世界中にメタルギアの亜種を拡散させた張本人。ゴルルコビッチ大佐率いるロシア私兵部隊と共に偽装タンカーを襲撃、その2年後にはビッグ・シェルの占拠に乗り出す。失われた右腕の代わりに、死亡したリキッド・スネークの腕を移植しているが、そのことが原因でたびたび腕がうずき、最悪の場合、リキッドに意識を乗っ取られてしまう。これはオセロットが、メタルギアソリッド3に登場した、父親であるザ・ソローの霊媒体質を受け継いでいた為という説があるが、正確な所は明かされていない。なお、症状が軽い場合は注射で鎮静可能。また早撃ちは左手でこなす。本来、失った右腕が利き腕だったが、左腕でも百発百中な辺り流石である。陰でフォーチュンに電磁波兵器を仕込み、彼女の”幸運”を演出、自己陶酔を助長した。ソリダスが起こしたとされるシャドーモセス事件は実際は彼を初めとした「愛国者達」の手引きによって必然的に起こされたものである。今回の事件も例外では無く、シャドーモセス、ビッグシェルの双方の事件の全ての行動とその結果はオセロットだけが知っていた（但し、スネークの登場は誤算）。
- リキッド・スネーク（声 : 銀河万丈）
- 元FOXHOUND実戦部隊リーダーにして、シャドーモセス事件の首謀者。シャドーモセス事件においてソリッド・スネークに敗れ、死亡したはずであったが、遺体から切り取られた右腕がオセロットに移植された時、彼の精神がオセロットに憑依した。以後はオセロットになりすましつつ、オセロットとは異なる思惑で暗躍する。スネークが接近すると、リキッドの精神が完全にオセロットの肉体を支配するようになる。アーセナルギアにて覚醒後、メタルギアRAYを使い逃亡。
- フォーチュン（声 : 冬馬由美）
- デッドセルの元リーダー。通称「幸運の女神」。彼女に飛んでくる銃弾は全て逸れ、グレネードも不発になってしまうが、これは「愛国者達」が開発した電磁波兵器によるものである。大型の個人携行用レールガンを使う。その威力はビッグシェルの備品や橋すら壊すほど強力。本名はヘレナ・ドルフ・ジャクソン。海兵隊司令官スコット・ドルフの娘である。タンカー事件での父ドルフの死亡と夫ジャクソンの刑務所送りが起因で、母が自殺し、自身もそのショックで体調不良となり、流産した。家族と頼りにしていた現実を失った彼女は復讐のために軍に入り、夫ジャクソンを率いていたデッドセルのリーダーに就く。これまでの不幸は全てタンカー事件の首謀者であるスネークのせいとしている。アーセナルギア上にて敵と化したオセロットに銃を向けるがこの時、電磁波兵器の効果はなく（もしくは遠隔操作した可能性もある）早撃ちで左胸を打ち抜かれる。しかし、彼女の心臓は右にある為、即死せずオセロットに立ち向かう。最期はメタルギアRAYの全弾を跳ね除けると言う真の奇跡を起こした後、絶命。首謀者として終始冷静だったオセロットもこれには驚愕した。「SNAKE TALES」では、ただ運が良い明るい女性としてスネークが行った面接に登場している。
- ヴァンプ（声 : 置鮎龍太郎）
- デッドセルの元隊員。ルーマニア出身のナイフ使い。「銃撃を避ける」、「水面を走る」、「垂直の壁を駆け上がる」などの超人的な身体能力を持ち（発言から、筋肉の力の入り具合などで動きを察知していると推測される事から、五感の能力も、飛びぬけている可能性が高い）更には「頭を撃たれても死なない」という不死身性までをも持つ。幼い頃に教会で爆弾テロに遭遇、家族を全て失い、自身は教会の十字架が胸に突き刺さったまま丸二日間、瓦礫の下に放置されるという凄まじい過去を持ち、先述の能力はその事件をきっかけに開花した模様。デッドセルの初代リーダーであるジャクソン大佐と、その妻であり二代目リーダーのフォーチュンに対して並々ならぬ忠誠心を抱いており、彼がビッグ・シェル占拠に臨んだのも彼等への畏敬の念と、アメリカに対する純粋な復讐心から。コードネームの「ヴァンプ」は先述の爆破テロ時、彼が救出されるまでの間、家族と自分の胸から流れ出た血を舐めて生きながらえ、それ以降、血を啜る癖を覚えたことと、彼自身がバイセクシャルであることに由来する（「Vamp」は「Vampire」の省略形だけでなく、「誘惑する」、「妖婦」などの意を持つ）。海兵隊司令官スコット・ドルフの愛人だったという噂がある。オイルフェンスにてエマに致命傷を負わせたが自身も雷電の狙撃で海へ転落。その後の消息は不明である（エンディングデモ中、ローズマリーの背後に出現している事が『METAL GEAR SOLID 2 SONS OF LIBERTY THE MAKING』で明かされている）。設定当初は、女であったことがTHE DOCUMENT OF METAL GEAR SOLID 2にて明らかとなる。
- ファットマン（声 : 塩屋浩三）
- デッドセルの元隊員。爆発物のスペシャリスト。通称「爆弾王」。時計職人の息子として生まれ、少年時代は親の仕事場で遊ぶことが多かったために、時計のような機械類に過剰な思い入れを持つ。10歳の時、インターネットで手に入れたあるマニュアルから原爆を組み立て、爆弾界では知らぬ者のいない有名人となる。それをきっかけに爆弾制作に没頭。インディアンヘッド（海軍爆発物処理学校）、NEST（核緊急捜査チーム）を経てデッドセルへと入隊する。武器はグロック18機関拳銃及びC4プラスチック爆弾。なお、グロック18はフルオート射撃が可能な拳銃ゆえ本来片手では撃てない代物であるがそれを片手で撃てる程の実力も持つ。自身を「アーティスト」と称し、自ら設置した爆弾に愛用の香水をふりかける癖がある。ビッグ・シェル占拠事件では同施設に大量のC4爆弾を設置、雷電と対峙した際にはボムブラストスーツに身を包み、ローラーブレードを履いてその巨体に似合わぬ敏捷な動きを披露しつつ、ヘリポートにC4爆弾を仕掛けて回った。指が女性のように細く綺麗、更にそれを常に動かしていないと気が済まない性分で、拳銃の組み立てと分解、指の手入れを趣味としている。座右の銘は「笑う門には福来たる（Laugh and grow fat）」。ちなみにコードネームの「ファットマン」は1945年8月9日、長崎に投下された原爆のコードネームであり、その名を名乗ったのは先述の通り、彼が10歳の時に原爆を組み立てたためである。目的はスティルマンとの対決であり、実質、スティルマンの死亡ということで彼の勝利となった。その後、雷電に倒され置き土産と称した特大のC4爆弾も雷電に処分された。また、自称史上最高で最低の男。デッドセルでもっともまともな男。
[編集] ソリダスの目的
ソリダスの目的は、愛国者達が意図的に情報をコントロールする事によって世界的秩序を作り出そうとしたのに対し、それによって失われる自由を守ること。
それと同時にこのことが、子孫を作れず、愛国者達の手駒でしかなかったソリダスが、『愛国者達からの解放区』、つまりは、愛国者達による情報統制が及ばぬ場所を作ることにより、自分という存在を後世に認知させる唯一の方法だった。
「歴史のイントロンにはなりたくない。記憶の中のエクソンでありたい」、との台詞はイントロンという、遺伝子の中にありながらも決して現実世界には意味をなさない部分、つまりは世界の中に存在しながらも、現実世界で認知されない存在ではなく、エクソンという、真に伝承される存在でありたいということ。
それを達成するためには、歴史が故意に隠蔽されることなく、また自分自身の意志による行動の記録が必要であり、それを許さない愛国者達を倒すことがソリダスの目的だった。
だが、ソリダスが計画した（…と思っていた）事件は、「愛国者達によって、全て、仕組まれていた。」、という（愛国者達の陰謀だった）ことが分かり、結果、ソリダスの目的は、ことごとく頓挫してしまっていたのだ。
[編集] 主人公への批判
発売前、本シリーズのファンたちは、誰もが当然本作においてもスネークが主人公であると思っていたが、発売直前に雷電の存在が知らされ、多くのファンを驚かせた。シリーズの主人公であるソリッド・スネークを操作できるのは、序章に当たる「タンカー編」のみであった。本作のメインとなっている「プラント編」で操作できるのは「雷電」であることから、本作の実質的な主人公は「雷電」である。
このため、ソリッド・スネークを主人公だと期待していた人々からは、批判の声が挙がった。雷電の存在が公表されたのは、発売の一ヶ月前だった事に加え、それまでの予告ムービー等ではスネークが主人公であるような描写がなされていた。雷電への批判が強かった理由には、このあたりも関係している。
結論として言えば、新主人公の雷電はそれなりに支持を得たと思われるし、ゲーム内容も素晴らしいものがあった。しかし、古参のメタルギアファンにとって、『メタルギアの主人公はスネーク』という固定観念が完成されており、ゲームクリア後も雷電に親しみを持てない者も多く存在した。
また、監督の小島が雷電を主人公に据えた理由として「若い女性を新たにファン層に取り込みたかった……」「女性モニターに「おじさんばかりが出てくるゲーム」と言われたから……」と語ったインタビューの映像が入った特典DVDが出されたのち、「MGSはそんな軟派なゲームじゃない」と一部のファンの怒りを買った。なお、小島本人はこれはインタビュー向けの冗談であり、真意は「歴戦の勇士（＝スネーク）が毎回1からやり直すシチュエーションになるのはおかしいと思ったから、新しい主役（＝雷電）を立てようという発想が出てきた」との趣旨を後のインタビューで語っている。
制作者側にもその批判の声は届いているようで、『METALGEAR SOLID2 SUBSTANCE』では「SNAKE TALES」というスネークが主人公のサブストーリーが用意されその中で雷電に対して自虐的な内容があったり、続編の『METALGEAR SOLID3 SNAKE EATER』では、容姿が雷電そっくりの「ライコフ少佐」というキャラクターや彼に変装するためのマスク（当然雷電にもそっくり）を登場させ、主人公スネークがこのライコフ少佐に変装した後に、ゼロ少佐に通信を行うと「雷電の批判に関連したやりとり」が行われたりする。また2005年の東京ゲームショウにて「MGS4」の前座として、特別映像METAL GEAR RAIDEN -SNAKE ERASER-（4の主役になるために、雷電が過去へビックボスを倒しに行くストーリー。『METALGEAR SOLID3 SUBSISTENCE』にて閲覧可能）が上映されるなど、自虐的な"ギャグ"として雷電を使っている節がある。
また、本作のエンディングもまた、それまでの作品とは全く異なった印象を与えるものであり、「ぶちこわしだ」「いや、こちらのほうが深みがある」等、賛否両論を集めることとなった。しかし「MGS4」での扱いからみて、雷電がスネークの後継者になる可能性も少なくない。
[編集] TIPS
- 本作の終盤で、アーセナルギアが起動したあとは画面が暗転し、ニューヨークで雷電が目を覚ますシーンから物語が再開するが、この間にカットされた部分が存在した。それは、暴走したアーセナルギアがニューヨークに突っ込むシーンである。カットの理由は、航空機が高層ビルに突っ込んだアメリカ同時多発テロ事件（9・11事件）を連想させるためである。事件発生時、ゲームはほぼ完成しており、後は発売を待つのみという状況であったが、この事件によって発売中止も考えられたという。メイキングソフトである『THE DOCUMENT OF METAL GEAR SOLID 2』では、世界貿易センタービルが存在している開発画面が公開されている。事件が大きくなったため、「SUBSTANCE」でこのシーンを追加することはなかった。
- 本作のプロモーションで、スネークを演じる大塚明夫は『待たせたな!』という台詞で、小島監督を含む多くのシリーズファンを喜ばせた。しかし、あまりにも『待たせたな!』という「きめ台詞」を多く言う機会があったせいか、メタルギアとはまったく関係ない別のアニメのプロモーションで、うっかり『待たせたな!』と言ってしまった事があるらしい。メタルギアの事を知らないスタッフだったためか、その『待たせたな!』の台詞はカットされず、そのアニメのDVD版特典映像として収録されてしまい、市販された。そのDVDの特典映像コーナーで、確かに『待たせたな!』とスネーク調で言っている事が確認されたが、本当に間違えて言ったものかは、当然の事ながら判断できない。
- MGS2作中において、スネークが一時期、イロコィ・プリスキンと名乗るが、イロコィはアルゴンクイン語で「毒蛇」の意。すなわち「スネーク」であり、プリスキンと合わせると「スネーク・プリスキン」となる。これは小島監督お気に入りのB級アクション映画「ニューヨーク1997」の主人公と同じ名前であり、同作品への小島監督流のオマージュ、ジョークとなっている（MGSのストーリーや設定も「ニューヨーク1997」と似ている部分が多々、見受けられる）。しかし「ニューヨーク1997」には、続編兼リメイクというユニークな形をとった「エスケープ・フロム・L.A.」も存在しており、またMGSも歴代メタルギア2作品のストーリーや設定をリメイクしているふしが見受けられ、作品の位置づけとしてはこちらの方が近いかもしれない。
- MGS2プラント編の主人公である雷電は、上記にもあるように本名はジャックという。この「雷電」というあまりにも違和感のある呼称は、プラント編序盤で大佐より与えられるものである（ジャック本人も、命名時に怪訝な反応をする）のだが、これは日中戦争時に日本海軍が開発した局地戦闘機に由来している。日本海軍の局地戦闘機『雷電』は、当時アメリカでは『Jack』というコードネームで呼ばれ、これがタンカー編における「ジャック＝雷電」の関係の素となっている。この件はプラント編の終盤で大佐より明かされている。ちなみに、MGSとMGS2のメタルギアの名に含まれている「REX」「RAY」も、アメリカが日本の戦艦につけたコードネームに由来している事も、この時同時に明かされている。
- プラント編が実質上本編の中心であったために、「プラント編のスネーク」の存在を期待するファンも多かったが、結局実現はしなかった。そのため、タンカー編以降からプラント編に入る間とプラント編スネークの物語を描く同人誌も多く存在した。「プラント編スネーク」（プラントでスネークはどんな行動をとっていたか）については一切語られていないが、前述でファンに配慮したのか「SUBSTANCE」では5つの外伝物語ではあるが、プラントでスネークを操作できるようになった。なお、『メタルギアソリッド バンドデシネ』の続編では、プラント編でのスネークの活躍が語られると小島監督はラジオにて公言している。
- 「SUBSTANCE」では、ゲノラに続き、怪獣ゴルルゴンが登場する。ゴルルゴビッチ兵に背びれがついた姿である。ゴルルゴビッチ兵が放射能汚染で巨大化、目から金縛り光線と光弾を放つ、ゲノラを餌とするという設定である。ちなみにゲノラ対抗兵器メカゲノラも登場する。
[編集] コラボレーション
- ガーコ……人形が登場
- Gackt……CMに登場。ゲーム内では「Gackt」と書かれたドックタグが入手できる。さらに、プラント編序盤の名前入力場面で「Gackt」と入力するとGacktの誕生日が出てくる。ちなみに、雷電はGacktがモデルという噂もあるが、定かではない。
[編集] 関連項目
- 核兵器
- デジタル
- 新川洋司 - シリーズにおけるキャラクター及びメカニックのデザインを担当
- 小島秀夫 (ゲームデザイナー)
- 自由の息子達 - アメリカ独立戦争以前の史実。愛国者（Patriot）が自由の息子達（Sons of Liberty）と名乗った。
[編集] 外部リンク
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|---|---|
| メタルギア | MG - MG2 |
| メタルギアソリッド | MGS - MGS2 - MGS3 - MPO - MGS4 |
| メタルギアアシッド | MGA - MGA2 |
| その他の作品 | SR - GB - DCMofMGS2 - MGO - BD |
| 関連項目 | 架空の兵器 - 登場人物 - 装備一覧 - 用語一覧 |
[編集] 参考文献
- 『METAL GEAR SOLID 2 SONS OF LIBERTY THE MAKING』 コナミ ISBN 4789718433
- 『METAL GEAR SOLID 2 SONS OF LIBERTY SCENARIO BOOK』 新紀元社 ISBN 4-7753-0390-2
