モスラ対ゴジラ
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『モスラ対ゴジラ』は1964年に公開された日本映画で、ゴジラシリーズの第4作である。1964年4月29日公開。観客動員数は720万人。併映は『蟻地獄作戦』。後に1970年冬の東宝チャンピオンまつりでもリバイバル上映され、1980年には松本零士が描いたポスターイラストを使い『ドラえもん のび太の恐竜』の同時上映として再上映された。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
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[編集] 概要
静の浦の海岸に流れ着いたモスラの卵で一儲けを企む興行師とその黒幕の政治家。だがそこにゴジラが現われて、事態は思いがけない方向に進み始める。卵を守るために飛来したモスラはゴジラに倒され、絶体絶命だと思われたその時、卵が孵り始める。
いかにも東宝特撮らしく、一見単純な娯楽作の体裁をとりつつ観光開発ブームや背後の政治家の暗躍、新聞の第三権力化など、やんわりとながら当時の世相への批判が盛り込まれた作品。
この作品では珍しくゴジラが土の中から登場する。
海外公開版には、浜辺を歩くゴジラに対し、国連派遣の新鋭艦隊(アメリカ米第7艦隊と紹介する説もあるが誤謬)がミサイル攻撃を行なうシーンがあり、追加シーンと思われていたが、実際は決定台本にも存在しており、ロリシカ国の新兵器「誘導弾フロンティア」と紹介された。完成作品では国連大使により単に高性能誘導弾フロンティアミサイルとされている。本シーンは日米安保で敏感になっていた当時、外国艦隊が日本を砲撃するシーンを公開不適当と判断し、日本版のみ削除された。
その他、当初ゴジラは瀬戸内海の埋立地から出現、姫路城を破壊する予定だった。
[編集] スタッフ
[編集] キャスト
[編集] 参考文献
- 『(東宝SF特撮映画シリーズ)モスラ/モスラ対ゴジラ』(資料集) ISBN 4924609048
- 上田高正 『モスラ対ゴジラ』(ノヴェライゼイション) ISBN 4061900080
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