労働
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労働(ろうどう)とは、人間が道具を用いて対象にはたらきかけ、人間にとって有用で価値のあるものをつくりだす行為である。
また、商品としての労働力は、肉体や頭脳を提供する代わりに、賃金を得る行動であるとも定義される。賃金を得ない活動はボランティアと呼ばれる。
情報通信ネットワークの発展につれ、IT機器等を活用して働くテレワークというワークスタイルなどが出現し、労働の形態は多様化しつつある。
道具・機械・建物・交通・通信(労働手段)を用い、土地・森林・水域・地中資源・原料(労働対象)に対して行なわれる。労働手段と労働対象を合わせて生産手段という。
労働は以下のようなものがある。
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[編集] 労働の概念
労働価値説に基づくマルクス経済学では、労働そのもの・労働手段・労働対象の各々は労働過程を構成するといわれる。この労働過程は、人間と自然との間の物質代謝の一般的な条件(マルクス)であるといわれ、自然を変化させて生活手段を作り出すばかりでなく、自分自身の潜在的な力をも発展させるといわれる。いわば道具を作る動物a tool-making animal(フランクリン)として人間を捉えるこの立場からは、労働手段の使用こそが人間の労働の本質であって、人間を動物から区別するものは労働であるといわれる。また私的な労働は、その成果である生産物が商品として交換されて社会的労働となることによってはじめて、社会的分業の一部となるといわれる。またラテン語のalienato(他人のものにする)に由来する疎外された労働が語られる。
他の動物とは区別される人間独自の労働は、生産物を得るために道具を使って自然界に働きかけるだけでなく、先人から技術を受け継ぎ発展させる点において成立する。このような人間独自の生活様式あるいは文化としての側面については、文化および生態学カテゴリの文化 (動物)の項目を参照。
[編集] 法律
[編集] 労働者
労働組合法では、失業者を含むが、労働基準法では含まない。これは、労働基準法が使用者と労働者の間での労働基準を規定した法の観点による。
[編集] 労働関係の機関
[編集] 就職
[編集] 職業
[編集] 労働組合
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- 労働団体