北府中駅
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北府中駅(きたふちゅうえき)は東京都府中市晴見町にある東日本旅客鉄道(JR東日本)武蔵野線の駅である。
目次 |
[編集] 駅構造
- のりば
1 | ■武蔵野線 | 府中本町方面 |
2 | ■武蔵野線 | 武蔵浦和・南浦和・新松戸・西船橋・東京・海浜幕張方面 |
[編集] 利用状況
2005年度の利用者数は1日平均11,387人である。
[編集] 駅周辺
改札口は1つで右側に出ると東芝府中事業所の中に入ることのできる連絡口があり、左側に出ると東京都道17号所沢府中線(府中街道)が武蔵野線と平行して走っている。この道路上にある路線バスのバス停は、「東芝前」である。(「東芝前」バス停の南隣は、京王バス中央の「府中営業所」バス停である)また、付近には府中刑務所・国連アジア犯罪防止研修所・法務省矯正研修所・府中インテリジェントパーク(ビジネスビル街)・府中市民球場がある。
[編集] 路線バス
- 東芝前
[編集] 歴史
開設当初は国鉄下河原線(中央本線支線)の駅として設置されたが、武蔵野線開業に伴い、下河原線は一部廃止(廃線)となり、駅の所属が武蔵野線に変更される。
- 1934年(昭和9年)11月 - 開設(開設時は富士見仮信号場)
- 1944年(昭和19年)11月1日 - 営業休止
- 1949年(昭和24年)6月1日 - 日本国有鉄道発足
- 1949年(昭和24年)1月21日 - 営業再開 (富士見仮乗降場)
- (東京芝浦電気府中工場(現在の東芝府中事業所)の従業員輸送の為に仮駅を設置)
- 1952年(昭和27年)7月1日 - 富士見仮乗降場を廃止。北府中信号所に降格
- 1956年(昭和31年)9月1日 - 駅に昇格
- 1973年(昭和48年)4月1日 - 武蔵野線開業に伴い、所属変更
- 1976年(昭和51年)9月20日 - 下河原支線北府中~下河原間廃止
- 1982年(昭和57年)4月1日 - 貨物取扱廃止
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化に伴い、JR東日本に継承
[編集] その他
北府中駅から東芝府中事業所へは引き込み線が敷かれており、この工場内では鉄道車両の製造も行われている。この引込み線上にラッピングが施されたJR103系電車が留置されている。
かつては府中刑務所への引き込み線もあり、刑務所内で製造されたものの輸送に用いられていたようである。
駅の南側の螺旋道路付近から富士見通りを東に進み、旧陸軍燃料廠(府中基地)へ至る軍用引込み線が存在した。