土門正夫
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土門 正夫(どもん まさお、1930年 - )は神奈川県横浜市生まれの元NHKアナウンサー。現在はフリーアナウンサーやスポーツコメンテーターとして活動中。
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[編集] 来歴
1951年日本大学専門部を卒業しNHKに入局。 主にスポーツ中継の実況を担当し広島放送局、大阪放送局を経てから東京アナウンス室に勤務。1960年のローマオリンピックから、1984年のロサンゼルスオリンピックまで、合計7回の夏季オリンピック放送を担当した。
1960年代に入ってからは年末恒例のNHK紅白歌合戦にも何度か登場し、1963年の第14回から1965年の第16回まではテレビ実況を、1974年の第25回では中江陽三アナウンサーとともに総合司会をそれぞれ務めた。スポーツ実況をはじめとして芸能から教養まで多彩な番組に登場し、明るく軽妙な語り口で知られた。 1987年に定年を迎えた後も同局のアナウンス室専門委員として番組を受け持った。
1988年、NHKを離れ、フリーのアナウンサー・スポーツコメンテーターに転身。関西方面を中心に活動し、サンテレビと東海ラジオでプロ野球中継の実況・解説を担当。試合開始の何時間も前から球場入りしてチーム関係者に自ら取材するなど現場の空気を視聴者に伝える努力を怠っていない。かつてNHKのアナウンサーだったにも関わらず、かなり阪神タイガース贔屓の実況にスタンスを変えた。
フリー転向後はスポーツを中心とした講演活動に対して積極的に取り組んでいる。
[編集] 著書
- 「燃える甲子園・球児たちの汗と涙」
- 「あらゆるスポーツ面白ブック」
[編集] 実況を担当したオリンピック
夏季
- ローマオリンピック(1960年)
- 東京オリンピック(1964年)
- メキシコオリンピック(1968年)
- ミュンヘンオリンピック(1972年)
- モントリオールオリンピック(1976年)
- モスクワオリンピック(日本不参加。加えてテレビ朝日が中継権を独占契約)(1980年)
- ロサンゼルスオリンピック(1984年)
冬季
- インスブルックオリンピック(1964年)
- グルノーブルオリンピック(1968年)
- 札幌オリンピック(1972年)
- インスブルックオリンピック(1976年)
- レークプラシッドオリンピック(1980年)
- サラエボオリンピック(1984年)
[編集] 担当番組
NHK在籍時
ほか多数のスポーツ番組を担当。
フリー転向後
[編集] 関連項目
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