草野仁

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草野仁（くさのひとし、1944年 2月24日 - ）は、司会者、フリーアナウンサー・タレント。元NHKのアナウンサー。身長169cm･体重80kg･胸囲120㎝･血液型A型。

[編集] 略歴・人物

満州生まれ、長崎県長崎市で育つ。長崎県立長崎西高等学校卒、東京大学文学部社会学科を首席卒業。1967年NHK入局。主にスポーツ中継を担当し、鹿児島局→福岡局→大阪局→東京アナウンス室勤務を経て、1985年退局。1991年まではTBSと局契約して活動していた。現在でも、主に主婦向けのテレビ番組で人気を博している。またフリーの司会者になってからは、テレビ番組などでの活躍だけではなく、各地で講演もしている。
NHKアナウンサー時代には競馬中継なども担当しており、圧倒的1番人気に押されたアイドルホース・ハイセイコーが敗れる1973年・第40回日本ダービーを実況中継していた。
穏やかな人柄、相手への気配り、長年の経験から得られた司会者としての技術は特筆すべきものであろう。
オウム真理教の報道が過熱するようになった当時、教団のマスコミ対応責任者上祐史浩は報道・情報系生番組に相次いで出演し、オウムに批判的な意見に対し徹底的に反論した。番組進行のやりにくさに他番組のキャスターが手を焼いていた中、草野の仕切りにだけは上祐も従ったという逸話は有名。
日立世界・ふしぎ発見!放送開始後20年を超えるが、収録中に思わず答えをバラしてしまったという事がこれまで１度もなく、また解答の正誤判定が非常に厳格な事から「日本一厳しいクイズ司会者」と言われている。
少年時代から運動神経が抜群であった。
- 中学時は長崎県大会で陸上100ｍを優勝。高校時には100ｍを11秒2で走り、頼まれて入部した野球部では新人戦で４番を打った。だが「勉強もしない根性無しがスポーツをやってもダメだ」と両親に叱られ、強制的に退部させられた。
- 大学時はひょんな事から相撲で国体・長崎県予選に参加することになったが、77.5kgの体で130kgの前年度優勝者を投げ優勝してしまった。しかし、東京大学の卒業論文を仕上げなければならないとの理由で国体出場を辞退した。
- ベンチプレスでは100キロ超を挙上する。またＮＨＫ新人時代に上司とアマチュアレスリングの取材に行き「おまえもやってみろ」と言われ、代表クラスの選手と対戦したところ勝ちを収めてしまったという逸話もある。
フリー転向後はほぼ司会・キャスターの仕事に専念していたが、「草野☆キッド」等のバラエティ番組に出演してこれまで見せてこなかった「肉体派・天然ボケ」の一面を披露して視聴者を驚かせたり、コミカルなCMに出演するなど、還暦を越えてから様々なことに積極的にチャレンジしている。2005年に日テレで放送された「レッスルコロシアム　ザ芸能界！最強格闘王者グランプリMAX」では決勝戦でマギー審司とアマチュアレスリングのスタイルにて対戦、見事勝利を収め「芸能界最強」を証明した。
日頃から肉体のトレーニングを欠かさず、還暦過ぎとは思えない筋肉の持ち主である。その肉体がお笑い番組にて波田陽区やはなわやだいたひかるなどにネタにされた。実際にリンゴを片手で握りつぶしたり、分厚い電話帳を真っ二つに引きちぎったり、親指と人差し指でクルミを潰すこともできる。浅草キッドには「最後の人間山脈」と言わしめた。また、その肉体のおかげで杉田かおるが生放送中に乱入したものの恐れをなして数分で退散するという得をした事がある。
大のプロレスファン。またプロレス団体 WWEのスーパースター、ショーン・マイケルズのニックネームHBK（HeartBreak Kid）をもじってファンからはHBK（Hitoshi Bosshoot Kusano）とも呼ばれている。ネットから広まった呼称だが、WWE日本公演のパンフレットでHBKのニックネームについて触れたり、テレビ番組でも呼ばれるようになったりと、本人公認となったようである。しかも、プロレス番組内で着用しているWWEのTシャツは全て本人の私物である。来日公演もスケジュールが許す限り観戦に訪れており、以前はザ・ロックとも対面し、更には将来インタビューしたい相手にWWEオーナーのビンス・マクマホンの名前を挙げている。
ホモフォビアとして知られる。番組内で同性愛について扱われることを嫌い、露骨にいやな顔をし、またコメントしている。それを物語るようにLGBTの著名人との共演を意図的に避けている。
ニューヨークヤンキースの松井秀喜とメル友である。2006年、松井が骨折で戦線を離脱した後は、互いにメールを送りあい、復帰に際してインタビューを行っている。（ザ･ワイド）
長男・裕（ひろし）氏の妻は、バレーボールの元アメリカ代表選手でタレント・スポーツコメンテーターのヨーコ・ゼッターランド。踊る!さんま御殿!!で競演した。
レギュラーで出演する番組に年一回、全て実費で慰安旅行をプレゼントしており、その対象は全スタッフに及ぶという。その豪華さと、草野の優しさに感動したと、浅草キッドが語っている。（ダウンタウンDXより）