多摩川駅
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多摩川駅(たまがわえき)は、東京都大田区田園調布にある東京急行電鉄の駅である。
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[編集] 利用可能な鉄道路線
[編集] 駅構造
高架に島式2面4線、地下に1面2線のホームがそれぞれある。高架の外側2線を東横線、内側2線を目黒線、そして地下の2線を東急多摩川線が使用する。
[編集] のりば
1 | ■東横線 | 武蔵小杉・日吉・菊名・横浜・ みなとみらい線 元町・中華街方面 |
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2 | ■目黒線 | 武蔵小杉方面 |
3 | ■目黒線 | 田園調布・大岡山・目黒・○南北線 赤羽岩淵・ 埼玉高速線 浦和美園・○都営三田線 西高島平方面 |
4 | ■東横線 | 自由が丘・中目黒・渋谷・○日比谷線 北千住方面 |
5・6 | ■多摩川線 | 下丸子・蒲田方面 |
[編集] 利用状況
東京急行電鉄の3路線が集結する重要な駅である。駅周辺はこじんまりとした住宅地であり、スーパーマーケットなどは無い。
- 東横線 11,779人(2005年)東横線内 最下位。
- 目黒線 2,289人(2005年)目黒線内 最下位。
- 多摩川線 2,407人(2005年)多摩川線内 最下位。
東横線、目黒線の急行停車駅にもかかわらず、3路線とも利用者の一番少ない駅である。
[編集] 駅周辺
- 多摩川台公園
- 多摩川園ラケットクラブ跡地
- 東急スイミングスクールたまがわ
- 浅間神社
- 旧巨人軍多摩川グランド(巨人軍多摩川グラウンド)
- 亀甲山古墳
- 丸子橋
- 東京都道2号東京丸子横浜線(中原街道)
[編集] 路線バス
南口の先にロータリがあり、そこに路線バスが乗り入れている。担当は、東急バスとなっている。
[編集] 歴史
- 1923年3月11日 - 目黒蒲田電鉄・目黒駅~丸子駅(現・沼部駅)間開通と同時に多摩川駅として開業。
- 1926年2月14日 - 駅名を丸子多摩川駅に改称。
- 1931年1月1日 - 近くにある「多摩川園遊園地」の名前を取って駅名を多摩川園前駅に改称。
- 1977年12月16日 - 駅名を多摩川園駅に改称。その多摩川園遊園地は1979年6月に閉園。
- 2000年8月6日 - 目蒲線の東急多摩川線・目黒線への分割を契機に、駅名を多摩川駅に改称。東横線の急行停車駅に追加される。
[編集] 隣の駅
- 東京急行電鉄
- ■東横線
- ■目黒線
- 急行
- 田園調布駅 - 多摩川駅 - 武蔵小杉駅
- 各駅停車
- 田園調布駅 - 多摩川駅 - 新丸子駅
- 急行
- ■多摩川線
-
- 多摩川駅 - 沼部駅
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[編集] その他
- 多摩川沿いには、他にも「多摩川」を駅名に付けた駅(小田急小田原線の和泉多摩川駅、京王相模原線の京王多摩川駅)がある。共に、その路線に於いて東京都側の多摩川に最も近い駅のひとつである。他に近い駅としては東急田園都市線・大井町線の二子玉川駅がある。
- 目蒲線分離の見返りとはいえ、急行は多摩川駅に停車したことにより菊名駅以東で実質的に「隔駅停車」となった。実際、東横線・目黒線・多摩川線の各線における当駅での乗降人員(乗り換え客をふくむ)は最も少ない。これにより遠距離利用客を中心とした不満が多発したことが特急新設の大きな要因になったともいわれている(多摩川線との連絡駅であるが、当駅は特急通過駅となった)。
- 埼玉高速鉄道線浦和美園駅と都営三田線高島平駅を発着する臨時列車「みなとみらい号」の停車駅でもある。2006年8月運転分までは目黒線のホームに停車していたが、12月運転分から目黒線から東横線への転線が武蔵小杉駅から田園調布駅に変更され、東京メトロ日比谷線北千住駅発着列車と同様に東横線のホームに停車している。