尻手駅

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尻手駅（2005年11月撮影）

左が3番線、右が2番線（1998年2月撮影）

尻手駅（しってえき）は、神奈川県川崎市幸区南幸町3丁目にある、東日本旅客鉄道（JR東日本）南武線の駅である。

[編集] 駅構造

単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線の計2面3線をもつ高架駅。1番線に本線上り川崎駅方面、2番線に本線下り立川駅方面、3番線に支線の上り浜川崎駅方面の列車が発着する。ワンマンの南武支線は発車メロディを扱えないため、車外ブザーを鳴らして発車を知らせる。このため、発車メロディを普段扱うのは1番線と2番線のみである。

各ホームから地下道を通ったところにある木造平屋建ての駅舎は開放的で、内部には自動券売機や自動改札、窓口などがある。直営駅、みどりの窓口設置駅である。

南武線川崎方面･浜川崎方面（武蔵中原方からの旅客回送列車と貨物列車のみ）
南武線武蔵小杉・武蔵溝ノ口・登戸・立川方面
南武支線八丁畷・浜川崎方面
南武支線（尻手短絡線･本線）新鶴見信号場方面･浜川崎･川崎貨物･東京貨物ターミナル方面
南武支線（尻手短絡線･待避線）新鶴見信号場方面･浜川崎･川崎貨物･東京貨物ターミナル駅方面

4･5番線にホームは設置されていない。南武支線･尻手短絡線経由で新鶴見信号場～浜川崎･川崎貨物･東京貨物ターミナル駅方面を結ぶ貨物列車が使用している。なお、南武線経由で浜川崎方面へ抜ける列車（主に拝島～安善を結ぶ米軍ジェット燃料貨物列車（通称『米タン』）やかつての青梅線からの石灰石貨物列車など)はホームのある1番線と3番線より南武線～南武支線へと乗り入れている。

[編集] 駅周辺

駅所在地は川崎市幸区であるが、横浜市鶴見区との境にあり、尻手という地名も横浜市側にある。

川崎市中央卸売市場南部市場
国道1号
神奈川県道140号川崎町田線（尻手黒川道路）

[編集] 路線バス

尻手駅前（徒歩すぐ）
- 川崎市交通局
  - 川崎駅西口（川82）
  - 上平間（川82）
- 川崎鶴見臨港バス
  - 川崎駅西口（川53、川54、川56）
  - 元住吉（末吉橋経由、川53）、川崎駅西口（末吉橋方面、川57）
  - 元住吉（小倉下町経由）・谷戸（川54）
- 臨港グリーンバス
  - 川崎駅西口（川51）
  - 綱島駅（川51）
- 横浜市交通局
  - 矢向駅前 (18)
  - 矢向駅前（江ヶ崎経由、18）
尻手駅入口（徒歩すぐ）
- 横浜市交通局
  - 生麦・鶴見駅前 (18)

[編集] 利用状況

2005年度の乗車人員は1日平均11,079人である。

[編集] 歴史

1927年（昭和2年）3月9日開業
1987年（昭和62年）4月1日国鉄の分割民営化により東日本旅客鉄道の駅となる。

[編集] 隣の駅

東日本旅客鉄道

南武線（本線）

川崎駅 - 尻手駅 - 矢向駅

南武支線

尻手駅 - 八丁畷駅

南武支線（尻手短絡線）

新鶴見信号場 - 尻手駅

[編集] その他

一時期アナウンスが「しって（￣＼）」と語尾下げで放送されていたが、いつの間にか元の語尾上げの「しって（＿／）」に戻されていた。
1960年公開の映画「夜の流れ」（成瀬巳喜男・監督）に登場する。
当駅は川崎市内にあるが、運賃区分上は横浜市内の駅として扱っている。これは、南武線の川崎駅から稲田堤駅までのうち、矢向駅のみ横浜市（鶴見区）であり、中心駅（横浜駅）から矢向駅に行く途中の川崎駅と当駅も「横浜市内」に加える方が合理的だからである。「横浜市内」の詳細は特定都区市内を参照。