岡本駅 (兵庫県)
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岡本駅(おかもとえき)は、兵庫県神戸市東灘区岡本5丁目にある阪急電鉄神戸本線の駅。
当初は普通列車・急行列車(西宮北口以西で各駅に停車)のみ停車していたが、1995年阪神・淡路大震災の復旧工事が完了、全通に伴うダイヤ改正で特急をはじめとする全列車の停車駅となった。
歴史あるお屋敷街が連続する阪神間の中でも代表的な位置にあり、駅周辺は豪壮なる邸宅建築が多い。 また大学が多く、JR摂津本山駅前から阪急岡本駅周辺は、若者向けのお洒落なカフェや雑貨店が並ぶ学生街である。
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[編集] 駅構造
相対式2面2線のホームを持つ地上駅。互いのホームは連絡地下道でつながっている。現在、連絡地下道にはエレベーターが設置されている。駅舎は三宮方面行ホーム梅田寄りにある。その他、梅田方面行ホーム側にも無人の改札口がある。
[編集] のりば
- 1号線 ■神戸(三宮)・新開地・高速神戸方面
- 2号線 ■大阪(梅田)・西宮北口・京都・宝塚方面
[編集] 駅周辺
[編集] 利用可能な鉄道路線
徒歩数分の距離にJR西日本東海道本線(JR神戸線)摂津本山駅があり、乗り換えることができる。
[編集] 歴史
- 1920年(大正9年)7月16日 神戸線開通と同時に開業。
- 1995年(平成7年)1月17日 阪神・淡路大震災により被災。営業休止となる。
- 1995年(平成7年)4月7日 夙川~岡本間が復旧。同区間で普通列車の折り返し運転を開始。
- 1995年(平成7年)6月1日 岡本~御影間が復旧。夙川~神戸高速鉄道新開地駅間で普通列車の折り返し運転を開始。
- 1995年(平成7年)6月12日 西宮北口~夙川間が復旧し、全線開通。特急をはじめとする全列車の停車駅となる。
- 神戸本線の中間駅で阪急の駅とJRの駅が最も近接しているのが当駅であり、JRとの競合の手前、震災前から岡本に特急を停車させる構想はあった。岡本が特急停車駅となったことで特急の所要時間が延びたため、平日昼間時の普通の六甲駅退避と休日昼間時の春日野道~三宮間の速度制限がなくなった。