武庫之荘駅
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武庫之荘駅(むこのそうえき)は、兵庫県尼崎市武庫之荘一丁目にある阪急電鉄神戸本線の駅。
通勤急行が停車する。また、平日の朝ラッシュ時に1本だけ、この駅を始発とする梅田行きの普通列車が設定されている。
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[編集] 駅構造
相対式2面2線のホームを持つ地上駅。元々待避線の設置を考慮した駅構造で、駅敷地やホームの端の部分にその名残があるが、待避線を設置した事は無く、北口駅舎も開業当時のものがそのまま使用されている。下り線ホーム南側沿いに桜の木が植えられており、春にはホームからも桜景色を楽しめる。
駅舎は三宮寄りに設けられており、下り線側が南口、上り線側が北口となる。どちらも地上駅舎で上下線間は地下道で連絡する。なお、改札外にも上下線を結ぶ地下通路と駐輪場が設けられている(尼崎市管理)。
[編集] のりば
- ■神戸(三宮)・新開地・宝塚・今津方面行のりば
- ■大阪(梅田)・塚口・京都・箕面方面行のりば
- ※のりば番号は設定されていない。
[編集] 駅周辺
駅周辺は阪神間モダニズムの面影を残す住宅地。南側の山手幹線までの並木道、北側の六甲山系がアイストップの水路沿いの道が街のメインストリートになっている。北側・南側共に駅から200m圏内に信号がない。阪急神戸本線で開設当初から駅前ロータリーが設けられた唯一の駅である。
駅西側750mほどの所で、兵庫県道42号尼崎宝塚線(尼宝線)が神戸本線を乗り越している。もとは阪神電鉄が宝塚を目指し建設した宝塚尼崎電気鉄道の未成線を流用したもので、現在も阪神電鉄バスが杭瀬・尼崎・甲子園〜宝塚間を運行している。交差地点の北側に停留所があるが、駅からは離れているにも関わらず「武庫荘駅西口」(表記上「之」は入らない)という名称となっている。
- 尼崎市立北図書館
- 大井戸公園
- 西武庫公園 (桜の名所) 北口から尼崎市営バスで約6~8分「西武庫団地前」バス停下車
- 神戸地方裁判所尼崎支部 南口から徒歩15分、または尼崎市営バスで約4分「裁判所前」バス停下車
- 関西労災病院 南口から尼崎市営バスで約9分「労災病院」バス停下車
- 尼崎武庫之荘郵便局
- 尼崎市立尼崎高等学校
- 兵庫県立武庫荘総合高等学校
- 大丸ピーコック武庫之荘店
- 阪急オアシス武庫之荘店
[編集] バス
尼崎市営バスが発着
- 北口1番標柱
- 45番 武庫営業所 行(武庫之郷・武庫元町経由)
- 46番 武庫営業所 行(武庫之荘3丁目・西武庫経由)
- 北口2番標柱
- 40番 宮ノ北団地 行(野間西・時友・常陽中学校経由)
- 41番 宮ノ北団地 行(武庫之郷・武庫支所・常陽中学校経由)
- 41-2番 宮ノ北団地 行(武庫之郷・友行西口・常陽中学校経由)
- 北口3番標柱
- 48番 JR尼崎(南) 行(上ノ島・立花支所・西長州本通2丁目経由)
- 南口4番標柱
- 南口5番標柱
- 43・43-2番 阪神尼崎 行(労災病院・JR立花(下)・市役所・水道局経由)
- 49番 阪神出屋敷 行(労災病院・JR立花(下)・市役所・昭和通8丁目経由)
- 南口6番標柱
- 43番 宮ノ北団地 行(近畿中央病院・野間西・常松・西昆陽経由)
- 43-2番 武庫営業所 行(近畿中央病院・野間西・常松・武庫支所経由)
- 47・47-2番 武庫営業所 行(守部公園・西武庫経由)
[編集] 利用状況
駅勢圏が比較的広く、尼崎市内のみならず隣接する伊丹市からも当駅を利用する人が多いため、乗降客の増加が近年著しい。このため1995年6月のダイヤ改正で通勤急行が新設された。通勤急行は当初は平日の朝ラッシュ時に梅田方面のみの運転だったが、2001年3月のダイヤ改正以降は平日夕ラッシュ時にも三宮方面へ運転されている。
[編集] 乗車人員
2004年度の1日の平均乗客総数は30,078人である[1] 。
[編集] 歴史
[編集] 隣の駅
[編集] その他
- 武庫之荘始発の梅田行き普通列車は、1982年(昭和57年)2月改正で運転を開始しているが、当初は、西宮北口駅改良工事期間中のみの運転という予定であり、駅別時刻表にもその旨が明記されていた。しかし、西宮北口駅の改良工事が完成した後も、引き続き、現在まで残されている。確実に着席できることから、列車を数本やり過ごしてでも、利用する客が多い。
- 優等列車の停車駅に挟まれているため、列車の通過時刻が近接しており、当駅東側に隣接する中山街道踏切など周辺の踏切はボトルネック踏切として指定されている。
[編集] 脚注
- ^ 尼崎市統計書(平成17年度版)掲載データに基づく。