王子公園駅
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王子公園駅(おうじこうえんえき)は、兵庫県神戸市灘区王子町1丁目にある阪急電鉄神戸本線の駅。
2000年に王子動物園でジャイアントパンダが公開されて以後、当初は行楽シーズンに一部の特急が臨時停車していたが、現在では臨時停車は行われていない。
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[編集] 駅構造
相対式2面2線のホームを持つ高架駅である。改札口は1階の東西1ヶ所ずつに、ホームは2階にある。開業当初は移設が予定されていた為に木造の仮設構造ホームであったが、戦災で消失し、東側約300mの位置に仮設駅が設置されるなど、長らく仮設構造での営業が続いていたが、1956年(昭和31年)に、元の位置にコンクリート製の駅が設置された。神戸本線開業時の終着駅であった、上筒井支線上筒井駅(1940年廃止)方面へ続いていた名残として、大阪方面に引込み線があるが、阪神・淡路大震災直後の区間運転の車両の搬入に利用された[1]後は使われていない。
[編集] のりば
- ■神戸(三宮)・新開地・高速神戸方面行のりば
- ■大阪(梅田)・西宮北口・京都・宝塚方面行のりば
- ※のりば番号は設定されていない。
[編集] 駅周辺
- 王子公園
- 神戸文学館
- 神戸市立王子動物園
- 神戸市王子スタジアム
- 兵庫県立美術館 原田の森ギャラリー
- JR西日本灘駅
- 灘駅前郵便局
- 神戸市立科学技術高等学校
- 神戸海星女子学院中学校・高等学校
- 松蔭中学校・高等学校
[編集] 歴史
- 1936年(昭和11年)4月1日 西灘駅として、神戸線の三宮延伸と同時に開業。
- 1968年(昭和43年)4月7日 神戸高速鉄道の開通に伴い、山陽電気鉄道の列車が乗り入れるようになる。
- 1984年(昭和59年)6月1日 王子公園駅に改称。
- 1995年(平成7年)1月17日 阪神・淡路大震災により被災。営業休止となる。
- 1995年(平成7年)2月13日 御影~王子公園間が復旧。同区間で普通列車の折り返し運転を開始。
- 1995年(平成7年)3月13日 王子公園~三宮間が復旧。御影~三宮間で普通列車の折り返し運転を開始。
- 1995年(平成7年)6月1日 岡本~御影間が復旧。夙川~神戸高速鉄道新開地駅間で普通列車の折り返し運転を開始。
- 1995年(平成7年)6月12日 西宮北口~夙川間が復旧し、全線開通。
- 1998年(平成10年)2月15日 山陽電気鉄道との相互直通運転を中止。
[編集] 隣の駅
[編集] バス
阪急王子公園バス停
- 92系統 三宮行き・石屋川車庫行き
- 90系統 中突堤行き・桜口経由石屋川行き
- 100系統 HAT神戸行き・桜口経由JR六甲道行き
- 102系統・灘区南北 桜口経由JR六甲道行き(一部阪神大石経由)・摩耶ケーブル下行き
阪急王子公園北バス停
- 102系統・灘区南北 桜口経由JR六甲道行き(一部阪神大石経由)・摩耶ケーブル下行き
[編集] その他
王子公園駅高架下の商店群の入口には、1990年代初頭まで「楽天地」というアーチがかかっていた(現在では「王子公園駅高架下商店街」と称されている)。かつての阪急の駅付近には、楽天地と称する商店街が少なからずあった。現在では、三宮阪急楽天地(さんらく)が残っている。