中津駅 (阪急)
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中津駅(なかつえき)は、大阪府大阪市北区中津3丁目にある阪急電鉄の駅。この駅に京都線は停車しない。
当項では、かつて存在した阪神電気鉄道北大阪線中津駅についても触れる。
阪急中津(神戸線)駅 | |||
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阪急中津(宝塚線)駅 | |||
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目次 |
[編集] 利用可能な鉄道路線
なお、宝塚本線の東側複線を使用する京都本線の列車は(ホームが無いため)全列車通過となる。そのため、京都本線に「中津駅」としては存在しないことになっている。
[編集] 連絡する鉄道路線
但し地下鉄の駅までは約300m離れており、南隣の梅田駅の方が乗継にも便利なため、乗換駅としては機能していない。
また、過去には駅西側の国道176号上にも阪神電気鉄道北大阪線の中津駅があったが、廃止され現存しない。
[編集] 駅構造
島式2面4線ホームの高架駅である。それぞれ神戸線(1・2号線)、宝塚線(3・4号線)が使用する。宝塚線の線路の東側に、全列車通過となる京都線用の線路が通っている。ホーム幅は阪急で最も狭い。改札口は1ヶ所のみで、ホームの梅田寄りに通じている。
- のりば
- ■神戸線 - 神戸(三宮)・西宮北口・新開地・高速神戸方面
- ■神戸線 - 梅田行き
- ■宝塚線 - 宝塚・箕面・石橋方面
- ■宝塚線 - 梅田行き
[編集] 特徴
- 宝塚線のみ準急停車駅となっている。ちなみに神戸線の準急は停車しない。
- 十三駅南側の道路工事で9号線が使用停止となったため、神戸線~宝塚線の渡り線が南側に設置された。京都線~宝塚線は十三の南側で転線する。
- 梅田の繁華街は貨物線路を挟んだ向こうにあるので、利用客は駅周辺で働く会社員が多い。また、河合塾大阪校やZ会京大マスターコース大阪本部教室へは梅田駅よりも近いため、夕刻には学生の姿も多く見かける。
- 阪急中津駅で配布される携帯時刻表は、神戸線版と宝塚線版の2種類に分かれている。
- 駅の南側を、JR西日本梅田貨物線が交差している。
- 毎年8月に行なわれるなにわ淀川花火大会(旧・平成淀川花火大会)の際には、十三駅と共に会場の最寄駅となる。この日は非常に狭い幅のホームが多数の人であふれかえるため、列車は相当徐行して駅に進入している。
- あまりよく知られていないが、新梅田シティから意外に近い駅である。
- 以前は「さかなっつ ハイ!」や近くの茶屋町にある毎日放送の広告もこの駅名物であったが、契約が切れたのか、2005年7月頃を境に急に姿を消した。
[編集] 駅周辺
[編集] バス
[編集] 利用状況
神戸本線の2004年の1日平均の利用客は約4,602人。宝塚本線の2004年の1日平均の利用客は約6,377人。
中津駅の利用客は、約10,979人(大阪府統計書より)
[編集] 歴史
- 1914年(大正3年)8月18日 阪神電気鉄道北大阪線開業。
- 1925年(大正14年)11月4日 阪神急行電鉄(現在の阪急電鉄)中津駅開業。
- 1926年(大正15年)7月5日 阪神急行電鉄中津駅が線別複々線の高架駅となる。
- 1975年(昭和50年)5月6日 阪神電気鉄道北大阪線が廃止。
[編集] 隣の駅
- 阪急電鉄
- ■神戸本線
- ■宝塚本線
- 特急日生エクスプレス・通勤急行・急行・通勤準急
- 通過
- 準急・普通
- 梅田駅 - 中津駅 - 十三駅
- 特急日生エクスプレス・通勤急行・急行・通勤準急