本間満
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本間 満(ほんま みつる、1972年8月25日 - )は、福岡ソフトバンクホークス所属に所属するプロ野球選手(内野手)である。
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[編集] 略歴
- 身長・体重:182cm・73kg
- 投打:右投左打
- 出身地:北海道留萌市
- 血液型:O型
- 球歴・入団経緯:駒大岩見沢高校―駒大―ダイエー・ソフトバンク(1995年~)
- プロ入り年度・ドラフト順位:1994年ドラフト3位
- 英語表記:HONMA(口の動きおよび発音上、HOMMAとなるのが正規の綴りだが、入団以来変更なし)
- 背番号:10
- 守備位置:二塁手、一塁手、三塁手、遊撃手
[編集] 来歴・人物
- 留萌市立留萌小(軟式)-留萌市立港南中(軟式)-駒大岩見沢高(甲子園出場)-駒沢大学(日米野球代表)
- 小学校時代は投手、留萌港南中で強打の三塁手として注目を集め、北海、札幌商(北海学園札幌)、東海大四などとの争奪戦の末、駒大岩見沢に進学、甲子園では満足な成績を残せなかったが、付属校推薦で入学した駒大では春休みの練習から長打を連発し、甲子園で2ホーマーの高木浩之(享栄-西武)らを飛び越して1軍のレギュラーに大抜擢。期待に応え順調に育ち、鉄壁のショートとして高木浩之とは三遊間を組んだ。4年次には高木と共に全日本代表に選出される。
- 1994年ドラフト3位福岡ダイエーホークスに入団。王貞治が監督に就任した第一期の選手である。
- 当初は「城島健司入団の際、駒大に迷惑をかけたから獲得したんだ」と陰口を叩かれるほど、あまり期待されていなかったが、2000年には浜名千広や柳田聖人の負傷もあってセカンドのレギュラーとして活躍。イチローとタイミングの取り方が似ているので「パチロー」などと呼ばれた。
- 以後、絶対的なレギュラー選手として活躍することは無いが、内野ならどこでもこなすユーティリティー選手として重宝にされている。
- 2004年には自身初となるサヨナラ安打を打っている。
- 2006年には打撃好調で初めてオールスターに出場した。初の3割を達成するかと思われたが中盤以降急激に調子を落とし、ルーキーの本多雄一らの活躍もあり出場機会が減ってしまった。
[編集] エピソード
- 家族は親族とも代々野球部員である。
- 一時スイッチヒッターに挑戦していたが、現在は左打席専門となっている。
- 使用しているバットは以前、大道から譲ってもらったものを使用している。ちなみに大道ほどでは極端ではないが、本間もバットを短く持っている。
- 2006年に出場したオールスターの第二戦目では、柴原洋に代打で清原和博が出され外野手が足りなくなったために途中出場で左翼を守った。
[編集] 最北のプロ野球選手
- 大村巌(元ロッテ:稚内市出身)、宇佐美康宏選手(元ヤクルト:浜頓別町出身)が引退した為、ヤクルトの五十嵐亮太投手と共に、現役のプロ野球選手の中では最北の出身となった。
- しかし2006年ドラフトで北隣の小平町の黒滝将人がロッテの3位指名を受け、入団したため、現在では最北の「都市」出身のプロ野球選手となる。
- 留萌市出身では他に若松勉(元ヤクルト)など。
- 隣の増毛町からは遠田誠治(元中日)、桂本和夫(元国鉄)などのプロ野球選手を輩出。留萌支庁管内はかつて全道レベルの社会人チームが複数存在、プロ野球選手も輩出している。
- 福岡ソフトバンクホークスで現在も共にプレーしている佐藤誠投手は、駒大岩見沢高校の後輩である(佐藤は山形県生まれ北海道千歳市育ち)。
[編集] その他
- 私生活では第15回(1989年)クラリオンガールに選ばれたタレント結城めぐみと取材が縁で知り合い結婚も離婚(子供なし)。なお、結城は本間との結婚・離婚を挟み芸能活動を続けたが近年完全引退し、北部九州で美容関係の会社を起業・経営者として再出発したといわれる。
- 結城との離婚後知り合った客室乗務員をしていた女性と再婚(現在の妻)、一女がある。
[編集] 主な成績
- 年俸3,200万円
年度 | 球団 | 背番号 | 試合数 | 打数 | 得点 | 安打 | 二塁打 | 三塁打 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 | 打率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1995年 | ダイエー | 10 | 14 | 34 | 2 | 6 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | .176 |
1996年 | ダイエー | 10 | 14 | 13 | 1 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | .231 |
1997年 | ダイエー | 10 | 18 | 5 | 7 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | .400 |
1998年 | ダイエー | 10 | 17 | 10 | 5 | 5 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | .500 |
1999年 | ダイエー | 10 | 9 | 12 | 3 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | .167 |
2000年 | ダイエー | 10 | 87 | 245 | 31 | 64 | 9 | 3 | 0 | 20 | 3 | .261 |
2001年 | ダイエー | 10 | 29 | 56 | 9 | 11 | 1 | 1 | 2 | 6 | 0 | .196 |
2002年 | ダイエー | 10 | 34 | 57 | 7 | 10 | 2 | 0 | 0 | 3 | 2 | .175 |
2003年 | ダイエー | 10 | 88 | 119 | 20 | 27 | 3 | 1 | 0 | 12 | 3 | .227 |
2004年 | ダイエー | 10 | 88 | 252 | 34 | 73 | 7 | 6 | 2 | 24 | 4 | .290 |
2005年 | ソフトバンク | 10 | 102 | 210 | 20 | 55 | 16 | 2 | 2 | 21 | 0 | .262 |
2006年 | ソフトバンク | 10 | 116 | 328 | 35 | 80 | 14 | 0 | 2 | 30 | 1 | .244 |
通算 | 616 | 1341 | 174 | 338 | 52 | 13 | 8 | 118 | 16 | .252 |
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
福岡ソフトバンクホークス - 2007
00 ブライアン・ブキャナン | 0 仲澤忠厚 | 1 柴原洋 | 3 松中信彦 | 4 アダム・ハイズデュ | 5 松田宣浩 | 6 多村仁 | 7 大村直之 | 8 江川智晃 | 9 小久保裕紀 | 10 本間満 | 11 小椋真介 | 12 高谷裕亮 | 13 高橋秀聡 | 14 馬原孝浩 | 16 篠原貴行 | 17 山田秋親 | 18 新垣渚 | 19 森福允彦 | 21 和田毅 | 22 荒川雄太 | 23 城所龍磨 | 24 高橋徹 | 25 大野隆治 | 26 的場直樹 | 27 中西健太 | 28 大隣憲司 | 29 領健 | 30 長谷川勇也 | 31 佐藤誠 | 32 森本学 | 33 星野順治 | 35 クリストファー・ニコースキー | 36 明石健志 | 37 福田秀平 | 38 神内靖 | 40 藤岡好明 | 41 倉野信次 | 43 リック・ガトームソン | 44 水田章雄 | 45 トゥーシェン | 46 本多雄一 | 47 杉内俊哉 | 48 甲藤啓介 | 50 吉本亮 | 51 荒金久雄 | 52 川崎宗則 | 53 金子圭輔 | 54 川頭秀人 | 55 伊奈龍哉 | 56 柳瀬明宏 | 57 三瀬幸司 | 58 辻武史 | 59 大西正樹 | 60 稲嶺誉 | 61 山村路直 | 62 山崎勝己 | 63 大田原隆太 | 64 田之上慶三郎 | 65 川口容資 | 66 斉藤和巳 | 67 斉藤秀光 | 68 竹岡和宏 | 69 井手正太郎 | 70 田上秀則 | 91 陽耀勲 | 93 小斉祐輔 | 94 西山道隆 | 121(育成選手) 山田大樹
89 監督 王貞治 | 80 秋山幸二 | 88 森脇浩司 | 81 新井宏昌 | 85 杉本正 | 82 高山郁夫 | 84 大石友好 | 87 井出竜也 | 92 山川周一 | 76 二軍監督 石渡茂 | 71 鳥越裕介 | 79 五十嵐章人 | 75 山村善則 | 77 藤田学 | 74 岩木哲 | 95 川村隆史 |