村井ワクチン
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村井ワクチン(むらい-、英:Murai Vaccine)は、テレビアニメ 『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』に登場する架空の薬品。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] 概要
結核、ガン、エイズなどと並び、21世紀の不治の病とされる架空の病・電脳硬化症に効果があるとされるワクチン。医学博士の村井千歳によりサルの結核菌抗体から偶然発見された抗腫瘍抑制剤。
電脳硬化症の治療は当時開発途上にあり、マイクロマシン療法が有力視されていたため、その発見を喜ばない者たちの陰謀により国から認可が見送られた。しかし、その効果は確かなものであり、2021年4月に、特定指定者有償実験薬として認可され(表向きの発表はない)、有名人や権力者たちが秘密裏に接種していた。この事柄についてはワクチンを不認可にした張本人である今来栖尚が所持していた「村井ワクチン接種者リスト」に記載。本人もワクチンを接種していたことが明らかになっている。
村井ワクチンにまつわる厚生省のスキャンダルは、『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』の主要な題材である笑い男事件の背景になっている。主に作品中の第20話『消された薬 RE-VIEW』、第21話『置き去りの軌跡 ERASER』で語られる。
雑誌などでは薬害エイズ事件との関連を語られやすいが、発明者のプロフィールと厚生省薬事審議会での不認可の顛末は、昭和40~50年代ガンの特効薬として注目を集めた丸山ワクチンをモデルにしている。
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