笑い男事件
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笑い男事件(わらいおとこじけん)は、テレビアニメ『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』の物語内で描かれている架空の事件。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] 概要
2024年2月1日に発生した、セラノゲノミクス社社長アーネスト瀬良野(セラノ)氏誘拐と、その後のウイルスプログラムをばら撒くと言う手口を使った、マイクロマシンメーカー6社に対する脅迫、もしくはこのサイバーテロによる事件を指す。正式名称は「広域重要081号事件」。いわゆる劇場型犯罪で、グリコ・森永事件、三億円事件、薬害エイズ事件、丸山ワクチン問題がモデル(机「9」文字事件を思わせるものも)。
特筆すべきなのは第一の犯行時である、身代金100億円、金塊100kg(この情報はマスコミの誇張報道で、笑い男の本当の要求は電脳硬化症用のマイクロマシンについての資料なのだが、瀬良野氏が請求を拒絶した為、笑い男が瀬良野氏を誘拐、これが事件の発端となった)を要求した日の数日後。
警察庁会談直前のお天気予報(番組名:お出かけ天気予報)のTV生中継現場に、灰色の帽子と青いフード付ジャンパーを着た青年(アオイ)が現れ、瀬良野氏をS&W M36チーフスペシャルと言うリボルバー銃で脅迫した。その時点で犯人の顔は、その場にいた全ての人に見えていたはずなのだが、リアルタイムで現場にいた全ての人々や駆けつけた警察官の電脳、AIつきのUSBタイプのロボットカメラなどの画像機械の記録にいたる、インターネットなどの全てのネットワークにつながるものに記録された自分の顔を、過去にさかのぼってまで、のちに「笑い男(ホップ=ラッフィングマン)」とよばれるマークで上書き(このクラッキング行為をゴーストハックと言う)をしてしまった。辛うじて難を逃れたのは、現場にいた電脳化をまったくしていなかった浮浪者の2人組なのだが、記憶が曖昧で全く役にたたなかった。また、被害にあったメーカーへ政府が公的資金を導入したことをきっかけに笑い男が事件の収束宣言を出したため、笑い男事件は迷宮入りとなり、真相はネットの闇に消えたのだった。
また、これ以後犯人である「笑い男」の模倣者が数多くの事件を起こしている。
[編集] 笑い男の名称
「笑い男」の名称は、犯人がそう名乗った訳ではなく、マークの周辺に書かれていた文章と、マークの笑い顔から、同じくサリンジャー作品に登場する完全犯罪者『笑い男』と、同じ名で呼ばれるようになったと考えられている。
以下が、その文章と訳である。(訳は、この作品オリジナルな訳である)
「I thought what I'd do was, I'd pretend I was one of those deaf-mutes.」(僕は耳と目を閉じ、口を噤んだ人間になろうと考えたんだ。)
J・D・サリンジャー、『ライ麦畑でつかまえて』からの引用である。
[編集] 関連項目
攻殻機動隊 | |
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漫画 | THE GHOST IN THE SHELL | HUMAN-ERROR PROCESSOR | MANMACHINE INTERFACE |
劇場版 | GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊 | イノセンス |
テレビ | S.A.C. | S.A.C. 2nd GiG | S.A.C Solid State Society | タチコマな日々 |
小説 | 灼熱の都市 | STAR SEED | 虚夢回路 | 凍える機械 | 眠り男の棺 | イノセンス |
ゲーム | GHOST IN THE SHELL | S.A.C | S.A.C 狩人の領域 |
音楽 | S.A.C. OST | S.A.C. OST2 | S.A.C. OST3 | 狩人の領域 SOUND PACKAGE | be Human |
キャラ | 草薙素子 | バトー | トグサ | フチコマ | タチコマ | 笑い男 |
地理 | 出島 | 新浜市 | 米帝 |
技術 | 電脳化 | 義体化 | 光学迷彩 |
事件 | プロジェクト2501 | 笑い男事件 | 個別の11人事件 |
その他 | 公安9課 | 電脳硬化症 | 村井ワクチン | パトリック・シルベストル | 初期革命評論集 | 日本の奇跡 | ゴースト |