機動戦士ガンダムの登場人物 民間人
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機動戦士ガンダムの登場人物 民間人(きどうせんしガンダムのとうじょうじんぶつ みんかんじん)は、テレビアニメ及びアニメーション映画『機動戦士ガンダム』に登場する架空の人物のうち、地球連邦軍及びジオン公国軍のどちらの陣営にも属していない「民間人」を列挙する。
地球連邦軍に所属している人物は機動戦士ガンダムの登場人物 地球連邦軍を、ジオン公国軍に所属している人物は機動戦士ガンダムの登場人物 ジオン公国軍を、特に説明が必要な人物は各人の項目を参照。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
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[編集] ア行
[編集] イセリナ・エッシェンバッハ
イセリナ・エッシェンバッハ (Icelina Eschonbach) は、アニメ『機動戦士ガンダム』の登場人物。第10話・11話に登場。(声:潘恵子、劇場版I上田みゆき、特別版I名越志保)
ジオン公国軍が地球にて占領したアメリカ大陸のニューヤーク市の前市長エッシェンバッハの娘。ガルマ・ザビと相思相愛となり、結婚の約束まで交わした仲だったが、ジオンを憎む父親の猛反対を受けていた。ガルマはもし(結婚を)聞き届けてもらえないならば「私もジオンを捨てよう」とまで口にするほど彼女に惚れ込んでいる。その直後にガルマはホワイトベースを追って出撃する。ガルマの身を案じた彼女は自家用ジェット機でガルマの陣中見舞いを試みるが、使用人らの制止に遭い父親からは平手打ちされて果たせずに終わる。この深窓の令嬢とは思えぬ大胆な行動力が次回への伏線となる。一方、ガルマはホワイトベースとの戦闘で最期に彼女の姿を思い浮かべつつ非業の戦死を遂げる。その報を父親から聞かされた彼女は彼の名を呼び泣き崩れる。
そして第11話でガルマの基地を訪ね、部下であったダロタ中尉に直訴して仇討ちのためガウ攻撃空母3隻で出撃。他の2機を撃墜されるも、負傷したダロタに代り自らガウの操縦桿を握ってガンダムへ特攻、体当たりの衝撃でガンダムを操縦不能に追い込む。修理のため外に出たアムロを銃を構えて狙い撃とうとするが、自身もガウの特攻時に深手を負っており、力尽きてガウから転落し死亡。その際の彼女の台詞「ガルマ様のかたき」はアムロに深い衝撃を与えた。この後アムロらによって名も知らぬ女性として埋葬される。なお、劇場版『機動戦士ガンダム』及び漫画『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』においては、第11話に相当するエピソードは完全にオミットされている。
[編集] エッシェンバッハ
エッシェンバッハ (Eschonbach) は、アニメ『機動戦士ガンダム』の登場人物。第10話に登場する。(声:飯塚昭三、劇場版I緑川稔、特別版I堀勝之祐)
ジオン公国軍が地球にて占領した北米大陸ニューヤーク市の前市長。財界の要望もありジオン軍のニューヤーク市支配にやむをえず協力していたが、元々エッシェンバッハ家は地球連邦に近い筋の名家であったため、ジオン公国の御曹司でもあるガルマ・ザビと娘イセリナの結婚には断固反対していた。シャアもパーティーで見かけた彼を「頑固そうな親父だな」と評していた。ジオンに対するゲリラ運動を陰で支援しており、そのためTHE ORIGINではガルマ戦死の報を受けイセリナへ知らせた直後に反逆罪により邸内の自室で射殺されている。THE ORIGINでのファーストネームはヨーゼフ。
[編集] カ行
[編集] カマリア・レイ
カマリア・レイ (Kamaria Ray) は、アニメ『機動戦士ガンダム』の登場人物。第13話に登場。(声:沢田敏子、劇場版I倍賞千恵子(特別出演)、特別版I池田昌子)
アムロ・レイの母親。宇宙での暮らしに馴染めず、夫テム・レイに幼いアムロを預けて別居し、地球で生活を送っていた。なお、カマリアという名は小説版及び劇場版において付けられたもので、TV版でのエンディングクレジットは単にアムロの母となっていた。
一年戦争中は避難民キャンプでボランティアの介護活動をやっており、そこで息子アムロ・レイと久々の再会を果たす。しかし、避難民キャンプへ偵察に来たジオン兵マグとロスに対し銃を発砲して戦う息子アムロを見て驚き、昔の優しかった頃に戻るよう説得する。「お前をこんな風に育てた覚えはない」という無神経な彼女の言葉に反発して走り去るアムロへ「何て情けない子だろう」と叫び、男手で育てたことが原因ではと夫テムへその責任を転嫁する身勝手さも垣間見せた。後にニュータイプへの覚醒が見られたシリーズの登場人物全般にほぼ共通している点の一つに「幼少時または思春期での不幸な生い立ち・親の愛情溢れる養育の欠如」が挙げられるが、その意味でも幼いアムロの養育を放棄した彼女の責任は重いと言える。
アムロは戦争という過酷な現実に全く無理解な母に激しく失望、ホワイトベースのクルーとして、ガンダムのパイロットとしての道を選択し「これからもお達者で」と敬礼してキッパリと母に別れを告げる。その後の彼女の行方は不明。なお、近くに待たせていた乗用車の運転手が彼女の愛人であるとする説がTV放送当時からマニア間でまことしやかに囁かれていた。
[編集] カムラン・ブルーム
カムラン・ブルーム (Cameron Bloom) は、アニメ『機動戦士ガンダム』(第33~35話に登場)、『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』の登場人物。(声:塩沢兼人、劇場版III・逆襲のシャア村山明、特別編III磯部弘)
中立地帯であるサイド6の検察官。眼鏡をかけたインテリ風の青年で、スレッガー中尉曰く「優男(やさおとこ)」。入港したホワイトベースに乗っていたミライ・ヤシマとは許婚の関係にあった。親同士が勝手に決めた結婚話ではあったが、カムランは戦争の勃発で行方不明となっていた婚約者ミライの捜索に非常に熱心であった。
しかし、ミライは元々この結婚話に冷淡であった上、何かというと名門を誇る父親の力を当てにして物事を自力で成し遂げようとせず、戦争をまるで他人事のように考えるカムランとの間に性格的なズレも感じていた。またサイド6でカムランと再会した当時のミライは艦長のブライトに仄かな好意を寄せており、婚約は自然消滅のような形で解消したと思われる。
それでもカムランのミライへの思いは強く、補給も修理も与えないというサイド6政庁の意に反してぺルガミノの浮きドックを斡旋、修理の手筈を整える。しかしドックはコンスコン艦隊によって破壊され、ホワイトベースは損傷したままサイド6に逆戻りせざるをえなかった。
彼は出航するホワイトベースに、ジオン軍のコンスコン隊が待ち伏せしているにも係わらず自家用機での水先案内を申し出る。その際に「盾代わりにはなる」とさえ発言し、実行している。しかし、このカムランの行為も自分の気を惹こうとするスタンドプレーとしか映らないミライにとっては「ありがた迷惑」でしかなく、恋敵のはずのスレッガーの助け船が無ければ、すげなく断られていた可能性もある。尤もブライトは彼の提案に非常に乗り気だったため、スレッガーの平手打ちが無くとも先導は行なわれていたと思われる。
数多い登場キャラの中、35話のカイ・シデンのような軽いノリではなく極めて真摯な態度で「君を愛している」と文字通りストレートに明言した唯一の人物だったが、遂に報われることはなかった。
第二次ネオ・ジオン抗争時にはシャアの思惑を見抜き、禁を犯して旧世紀の核弾頭15基をかつての恋敵ブライト・ノアに託した。核兵器の横流しは終身刑に相当するが、このような重犯罪に手を染めた動機を「ミライに生きていてほしいから」と語っている。
しかし、その核もシャア、クェス・パラヤ、ギュネイ・ガスの展開するファンネルによってあっさり全弾迎撃・撃破され、彼の想いはまたしても報われなかった。
[編集] クム
クム (Kum) は、アニメ『機動戦士ガンダム』の登場人物。劇場版には登場しない。(声:間嶋里美)
第15話にて登場する、ククルス・ドアンに親を殺された戦争孤児。他の子供達と一緒にククルス・ドアンが面倒を見ていた目の小さいオーバーオール着用の男の子。
[編集] コーリー
コーリー (Coaly) は、アニメ『機動戦士ガンダム』の登場人物。(声:井上瑤)
ホワイトベースに乗っていたサイド7の避難民の子供。アニメ第8話にて登場。母であるペルシアに連れられて地球のセント・アンジェ跡にてホワイトベースを降りる。愛称は「コー君」。
劇場版には登場しないが、安彦良和の機動戦士ガンダム THE ORIGIN』では母ともども「まさか」の登場を果たした。
[編集] コミリー
コミリー (Comilly) は、アニメ『機動戦士ガンダム』第13話にて名前のみ登場した人物。
アムロ・レイの幼馴染であるが、コミリーの母によれば、一年戦争の戦渦に巻き込まれ既に死亡したという。幼い頃アムロとよく教会のある丘の上で遊んでいたらしい。
[編集] コミリーの母
コミリーの母は、アニメ『機動戦士ガンダム』の登場人物。テレビアニメ第13話、映画Iに登場。(声:テレビ版・劇場版I片岡富枝、特別版I岡田和子)
アムロ・レイの出生地の近くに住んでいる太ったおばさんで、リンゴなど果物を売って生計を立てていた。とある連邦軍兵士に丸齧りしたリンゴの代金を払うよう頼むが、兵士は「拾え」とばかりに地面に放り投げる。偶然に通りかかったアムロはそれを注意したが、逆に自暴自棄になって怒った兵士らに殴る蹴るの暴行を受けてしまう。彼女は娘の友達だったアムロを思い出して彼を庇い代金を兵士へ渡して引き取らせる。
娘のコミリーが空襲で既に死亡したこと、アムロの母カマリアが生存していること、彼女の居場所である避難民キャンプのことをアムロへ伝えた。その後の彼女の消息は杳として知れない。
エンドクレジットではテレビ版・劇場版映画Iともにおばさんと表記された。
[編集] サ行
[編集] ジル・ラトキエ
ジル・ラトキエ (Jill Ratokie) は、アニメ『機動戦士ガンダム』、小説『機動戦士Ζガンダム フォウ・ストーリー そして、戦士に…』の登場人物。第27話、映画IIに登場。(声:テレビ版・劇場版II松岡洋子、劇場版II中西裕美子)
ベルファストにて姉のミハルと共に暮らしている幼い弟。ミハルが行方不明となってからもミハルが残したお金で妹のミリーと共に暮らしていたが、小説『フォウストーリー そして、戦士に…』によれば、後にミリーは誘拐されて行方不明になってしまう。
その後、ムラサメ研究所に拾われ、強化人間の被験者(被験者番号005)となる。同時期に入所したキョウ(被験者番号004、後のフォウ・ムラサメ)とアマリ・ガーフィールド(被験者番号006)と共に同じ部屋で暮らしていた。実験に使用するサイコガンダム試作8号機が未完成であることを知ると、キョウたちを守るためにパイロットに志願。そして実験中に死亡した。
主な搭乗機は、RMS-106 ハイザック(シミュレーター)、MRX-008 サイコガンダム試作8号機(通称:冷蔵庫)。
[編集] スミス
スミス (Smith) は、アニメ『機動戦士ガンダム』の登場人物。第5話に登場。(声:滝雅也)
ホワイトベースに乗っていたサイド7の避難民で、ペロの祖父。連邦軍の命令で強制的にサイド7へ移民させられる前は南米でコーヒー園を営んでいたらしい。息子夫婦を一週間戦争で亡くしている。今度こそはジオンが攻めて来ようと連邦軍に強制退去を命じられようと絶対に動かず故郷の南米に骨を埋めたいとアムロに語っていたが、その後は登場しなかった。恐らく9話か11話で他の避難民と共にホワイトベースを降りたと思われるが、孫と共に南米へ辿り着けたかどうかは不明。
[編集] タ行
[編集] タチ
タチ (Tachi) は、アニメ『機動戦士ガンダム』の登場人物。第15話に登場。(声:松岡洋子)
ククルス・ドアンに親を殺された戦争孤児。他の子供達と一緒にククルス・ドアンが面倒を見ていた目の大きいタンクトップを着た男の子。
劇場版には登場しない。
[編集] チヨ
チヨ (Chiyo) は、アニメ『機動戦士ガンダム』の登場人物。第15話「ククルス・ドアンの島」にて登場。(声:高木早苗)
ククルス・ドアンに親を殺された戦争孤児。他の子供達と一緒にククルス・ドアンが面倒を見ていた、おかっぱ髪の女の子。
クレジットではチョと表記される。劇場版には登場しない。
[編集] ハ行
[編集] ファム・ボゥ
ファム・ボゥ (Fam Bow) は、アニメ『機動戦士ガンダム』の登場人物。第1話・2話(声のみ)に登場。(声:第1話鈴木れい子、第2話井上瑤、特別版I津島瑞穂)
フラウ・ボゥの母。脱出のため父(フラウ・ボゥの祖父)と娘(フラウ・ボゥ)と共に退避カプセルを出てスペースゲートに向かっていたが、フラウ・ボゥがアムロ・レイの元に駆け寄る途中、ザクIIのマシンガンの流れ弾が起こした爆発に巻き込まれて父と共に死亡した。
[編集] フラウ・ボゥの祖父
フラウ・ボゥの祖父は、アニメ『機動戦士ガンダム』の登場人物。第1話に登場。(声:永井一郎)
。フラウ・ボゥの祖父。ボゥの爺さんと呼ばれていた。脱出のため娘(ファム・ボゥ)と孫(フラウ・ボゥ)と共に退避カプセルを出てスペースゲートに向かっていたが、フラウ・ボゥがアムロ・レイの元に駆け寄る途中、ザクIIのマシンガンの流れ弾が起こした爆発に巻き込まれて娘と共に死亡した。
[編集] ペルガミノ
ペルガミノ (Pergamino) は、アニメ『機動戦士ガンダム』の登場人物。第33話に登場。(声:永井一郎)
サイド6にて浮きドックを所有する実業家。サイド6が中立地帯である事を利用して地球連邦軍、ジオン公国軍双方の艦船の修理を有償で請け負い、高い利益を得ている。
ホワイトベースが中立のサイド6へ入港し、修理をペルガミノ所有の浮きドックにて行おうと接近するが、ジオン公国軍のコンスコン隊に襲撃を受けてしまう。その煽りで浮きドックも攻撃を受け、壊滅してしまう。劇場版では浮きドックの場面は完全カットされた関係で未登場。
[編集] ペルシア
ペルシア (Persia) は、アニメ『機動戦士ガンダム』の登場人物。第8話に登場。(声:角谷美佐)
ホワイトベースに乗っていたサイド7の避難民の一人。ホワイトベースが地球に降りた際、亡き夫の故郷であるセント・アンジェを目指して息子コーリーと共にホワイトベースを下船する。親子で歩いていた所を、ジオン公国軍のルッグン(コードネーム:ビッグ・ジョン)機長バムロに発見される。バムロは母子の行く先に何も無い事を心配し、救援キットを落とす。その後、バムロらはガンダムと交戦し、ルッグンを撃墜されたが無事に脱出。ペルシアは彼らの手当をした。
バムロは別れ際にセント・アンジェが既に消滅してしまっている事(目の前の荒涼とした大地と付近には無かったはずの湖が一年前までセント・アンジェだった場所であること)を告げ、一緒にホワイトベースを下船した避難民の処に戻ることを勧めた。彼女はその無情な知らせにショックを受け、思わずその場に泣き崩れた。その後は親子共にバムロの助言に従い、ミッド湖畔の避難民らの住む人家へ合流したと思われる。
劇場版ではエピソードごと完全カットされ未登場だが、安彦良和の『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』にてコーリーやバムロともども「まさか」の登場を果たしている。
[編集] ペロ
ペロ (Pelo) は、アニメ『機動戦士ガンダム』の登場人物。第5話にて登場。(声:井上瑤、劇場版角谷美佐)
ホワイトベースに乗っていたサイド7の避難民の子供で、スミスの孫。アムロ・レイにラジコン自動車を修理してもらった。スペースコロニー生まれのため地球の自然を知らないらしく、海を見て感動していた。祖父と共に南米へ辿り着けたかは不明。
[編集] マ行
[編集] ミハル・ラトキエ
ミハル・ラトキエ (Miharu Ratokie) は、アニメ『機動戦士ガンダム』の登場人物。テレビアニメ第26~28話、劇場版IIに登場。(声:間嶋里美)
ベルファストに住む少女。幼い弟と妹を養うために物売りの傍らジオン公国軍のスパイ活動を行っている。ジオン公国軍でのコードネームはスパイ107号。
ホワイトベースの連邦軍編入に反感を抱き艦を降りたカイ・シデンと出会い、スパイ任務を遂行しようとする。その後、連邦兵に変装してホワイトベースに潜入し、スパイ活動を開始するがカイに遭遇。彼とアムロの会話からホワイトベースの進路を聞き出しジオン軍へ伝える。その後マッドアングラー隊によるホワイトベースへの攻撃の際、自分の弟妹くらいの子供(カツレツキッカ)が艦内に居るを目の当たりにし、自らの招いた行為に驚愕する。罪滅ぼしにカイと共にガンペリーに乗り応戦、自動での発射が不可能になったミサイルを自らの手で発射させズゴック(劇場版ではグラブロ)を撃破する事になったが、ミサイル発射の衝撃で吹き飛ばされ大西洋の洋上に落ちて散った。
しかし、彼女の死はカイの心に強い影響を与え、ジオンと戦う意味を彼に教えたのである。
安彦良和の『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』ではホワイトベースがオデッサ戦よりも前倒しでジャブロー入りしたため、「ベルファスト編をオミットしたまま宇宙へ上がるのでは」とファンに危惧されていたが、無事に登場を果たした。なおアニメ劇場版でも、上映時間の問題から彼女のエピソードがカットされる可能性があった事を富野監督が当時語っている。
[編集] ミリー・ラトキエ
ミリー・ラトキエ (Milly Ratokie) は、アニメ『機動戦士ガンダム』の登場人物。第27話、映画IIに登場。(声:テレビ版・劇場版II井上瑤、特別版II高木礼子)
地球、ベルファストにて姉のミハル・ラトキエと共に暮らしている幼い妹。
ミハルが行方不明となってからもミハルが残したお金で兄のジルと共に暮らしていたが、小説『フォウストーリー そして、戦士に…』によれば、後に誘拐されて行方不明になったという。
[編集] ラ行
[編集] ロラン・チュアン
ロラン・チュアン (Rolland Chuan) は、アニメ『機動戦士ガンダム』の登場人物。第15話に登場。(声:川浪葉子)
ククルス・ドアンに親を殺された戦争孤児の少女。他の子供達の面倒を見るだけでなく心に傷を負っているククルス・ドアンをも優しく見守っていた。それゆえ根拠も無くドアンを「子供をだますのが上手」と誹謗中傷するアムロを「何も知らないくせに勝手に決め付けないで」と思わず平手打ちにしている。戦争によって心が荒み、沈む夕日の美しさも解さないアムロを憐れんでいた。ラストでドアンから「(アムロは)いい少年じゃないか」と言われた際にも微妙な表情を見せつつ曖昧な返事をしている。
劇場版には登場しない。