知ってるつもり?!
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『知ってるつもり?!』（しってるつもり）は、日本テレビで日曜日21時台に放送されていた、人物系教養番組である。1989年10月8日から2002年3月24日まで、12年半に渡って放送された。1996年から2000年9月まではCS★日テレでも放送されていた（ただし、権利関係の問題で別の番組に差し替えとなった週もあった）。後番組は島田紳助司会の「行列のできる法律相談所」。
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[編集] 概要
毎回、歴史上の人物を取り上げて紹介した。大半がその人物の生涯を振り返るものだったが、中には現在も活躍している人物を採り上げた事もあった。採り上げられる人物については、一般的に認知されている事柄以外の意外な一面にスポットを当てようとした構成を取っている。意外性の少ない人物についてはやや強引な構成となっていたこともあったが、ありきたりの伝記番組には収まらないような工夫が垣間見られた。
基本構成は、対象となる人物の伝記VTRを見ながら、出演者がコメントするというものであったが、出演者の意見を一つの方向に統一する傾向が強く見られ、善人には善人の、悪人には悪人の誇張された印象を視聴者に植えつけるような映像や台詞が多く使われた。それゆえ、遺族や関係者には評判の悪い回も多かった。
第1回放送は「平賀源内」。最終回は世界の思想・良心に影響を与える「釈迦」と「キリスト」、「ムハンマド」の3聖人を3週に渡って採り上げた。
開始当初から1998年頃までは、日本テレビスタジオ（主にドラマ収録を行う生田スタジオ）での公開収録の形式だったが、水野真紀が3代目アシスタントになった1999年頃からはスタジオ収録が減り、ロケーション場所での収録（観衆非公開）が多かった。
なお、この番組は当初（1991年頃まで）クイズ番組的要素の内容があったため、「クイズ世界はSHOW by ショーバイ!!」に続く「日本テレビクイズプロジェクト」第二弾番組と位置付けられていたが、実際にはあまり知られていない。なお、クイズ内容は2択によるものでメイン的な要素ではなかったため賞品や賞金などは出なかった。これはプロデューサーが、地味な伝記番組では企画が通らないだろうと、クイズ番組と偽って企画書を出したためである。この内容で十分視聴率がとれることを示した上で、クイズをやめた。
[編集] 出演者
[編集] 司会
[編集] アシスタント
[編集] パネリスト
[編集] スタッフ
[編集] オープニング曲
[編集] 歴代エンディング曲
- 岡村孝子「愛がほしい」（1989年10月8日～）
- 平井菜水「めざめ」（1990年3月4日～）
- 平井菜水「輝きたいから」（1991年9月22日～）
- 平井菜水「誕生物語」（1992年11月8日～）
- ヤン・スギョン「泣きながら ほほえみながら 愛しながら」（1993年6月13日～）
- 大橋純子「Rain」（1994年1月16日～）
- 真璃子「素直になって・・・」（1994年5月1日～）
- 国分友里恵「憧憬（あこがれ）」（1994年10月30日～）
- Akiko「Sweet Chiristmas」（1995年10月22日～）
- 衛藤利恵「この海へ」（1996年1月14日～）
- 石嶺聡子「Shine」（1996年10月13日～）
- 薬師丸ひろ子「交叉点」（1997年4月20日～）
- X JAPAN「THE LAST SONG」（1997年12月7日～）
- 亜波根綾乃「遙かなわたしたちへ ～eternal ribbon in the air～」（1998年5月10日～）
- L'Arc～en～Ciel「forbidden lover」（1998年10月11日～）
- 荻野目洋子「WE'LL BE TOGETHER」（1999年4月11日～）
- ゴダイゴ「地球を我が手に」（1999年10月17日～）
- Bluem of Youth「Stairway」（2000年1月9日～）
- ASKA「good time」（2000年4月9日～）
- ジョー山中「A MAN,beyond the sky」（2001年1月7日～）
[編集] ネット局
[編集] ネット局に変更があった地域
- 山形県：山形テレビ（～1993年3月）→山形放送（1993年4月～）
- 石川県：石川テレビ放送（～1990年3月、最初の半年間のみ）→テレビ金沢（1990年4月～）
- 長崎県：テレビ長崎（～1990年9月、最初の1年間のみ）→1990年10月～1991年3月までの間は未放送→長崎国際テレビ（1991年4月～）
- 鹿児島県：南日本放送（～1994年3月）→鹿児島讀賣テレビ（1994年4月～）
- 沖縄県：未放送→沖縄テレビ放送（?～1993年3月、但し不定期）→琉球放送（1993年4月～）
[編集] 外部リンク
[編集] パロディ
- サザンオールスターズが、年末恒例の年越しライブ中継をやらなかった1992年に、TBSの「39時間テレビ」内で「知ってるくせに!?」というパロディ番組を放送したことがある。桑田佳祐が「39時間テレビ」の司会でもあった関口に扮した「関口宏二」を演じ、、コメンテーターとして野沢毛ガニ秀行が加山雄三に扮した「加山なんでも雄三」、原由子が大空真弓に扮した「大空真引」、松田弘がショーン・レノンに扮した「ショーン・レノソ」、大森隆志が間寛平に扮した「間かんぴょう」が登場した。
- TBSの昼番組「ウオッチャー」では「知ってたつもり?!」というコーナーが存在し、ロゴもそっくりだったが内容は全く異なり、よく知っているようで知らないことを解説するコーナーだった。
- 「ウッチャンナンチャンのやるならやらねば」に「知ってるつもりつもって?!」というパロディコーナーがあった。司会はウッチャン扮する関ロ宏（せきろ・ひろし）。出演はナンチャン扮するくわ山雄三など。
- テレビ東京のクイズ番組「タモリの音楽は世界だ!」では、「知ってるタモリ?!」というコーナーが存在していた（タモリの音楽は世界だ!#第1期を参照）。
- 「HAMASHO」（よみうりテレビ制作）で「知ってるつもりか!?」というパロディを放送された事があり、堀部圭亮が関口宏に扮し、浜田雅功と笑福亭笑瓶に色々な出来事などを質問するコーナーだった。
[編集] 番組の終焉
- 1998年頃から裏番組で、関西テレビ制作・フジテレビ系列の「発掘!あるある大事典」が視聴率を上げるようになってからは、人気に陰りを見せ始めた。TBSの「東芝日曜劇場」もヒットするドラマとそうでないドラマが見られ、テレビ東京の「ASAYAN」もモーニング娘。らの人気上昇で視聴率が上がり、同番組は失速するようになる。また、番組のマンネリ化も否めず2002年3月24日に12年半の歴史に幕を閉じた。
[編集] 類似・関連番組
- 女神の天秤（TBS）
- 関口宏の“歴史は繰り返す”（TBS）
- ザ・真相～大事件検証スペシャル（テレビ東京）
- 驚きももの木20世紀（朝日放送、三宅裕司司会）
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