網干総合車両所明石品質管理センター
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
網干総合車両所明石品質管理センター(あぼしそうごうしゃりょうしょあかしひんしつかんりセンター)は、兵庫県明石市にある西日本旅客鉄道(JR西日本)の車両基地・乗務員区所である。同社神戸支社の管轄。
目次 |
[編集] 所属車両の車体に記される略号
「神ホシ」・・・神戸支社を意味する「神」と、網干を意味する「ホシ」から構成される。
明石電車区時代は、次の略号が使われていた。
- 「大アカ」(国鉄時代)・・・大阪鉄道管理局を意味する「大」と明石を意味する「アカ」
- 「近アカ」(民営化後すぐ)・・・近畿圏運行本部を意味する「近」と明石を意味する「アカ」
- 「本アカ」(近畿圏運行本部の廃止(1987年10月)から神戸支社の発足(1993年)まで)・・・本社を意味する「本」と、明石を意味する「アカ」
- 「神アカ」(網干総合車両所に統合されるまで)・・・神戸支社を意味する「神」と明石を意味する「アカ」
[編集] 歴史
- 1937年8月10日 - 明石電車区として開設される。
- 2000年4月1日 - 明石電車区の検修部門と吹田工場高槻派出所(現在の京都総合運転所高槻派出所)に所属していた車両を網干総合車両所に統合し、同所の明石支所となる。
- 2004年6月1日 - 現名称に変更される。
なお、明石電車区の運転部門は、乗務員基地としてその名のまま存続している(後述)。
[編集] 所属車両
アーバンネットワークにおける各駅停車用の電車が集中的に所属しており、運用範囲はJR京都線・JR神戸線・琵琶湖線、福知山線(JR宝塚線)、JR東西線・片町線(学研都市線)、湖西線に及ぶ。
以下は2006年10月1日現在の所属車両。
- 201系電車
- 7両編成(C編成)11本(77両)が配置されている。
- JR東西線・学研都市線系統以外の路線で運行されていたが、後継の321系投入に伴い順次運用を離脱している。2007年4月現在は山陽本線兵庫~和田岬間で暫定運用されている。
- 1982年末より順次導入され(最初の数編成は高槻電車区(大タツ)に投入していたが、後に明石電車区に統一した)、最大で32本(224両)が所属していた。このうち9本は軽装車である。
- 2003年から、103系同様体質改善工事を実施した。
- 2005年12月より新型の321系が投入され、森ノ宮電車区および奈良電車区に順次転属している。転属の際に、いずれも体質改善工事を実施している。
- 321系電車
- 7両編成(D編成)36本(252両)が配置されている。
- 編成分割が必要なJR東西線・学研都市線系統以外で運用される。
- 2007年1月にD39編成が落成し、予定されていた分の投入が完了した。
- 207系電車
- 103系電車
- 6両編成(R編成)1本が配置されている。
- 和田岬線で運用されている。昼間時間帯は乗務員の教習車としても使用される。1編成しかないため、検査などで運用を離れると前述の201系や207系が代替として運用に入る。
- 145形電車
- 1両が配置されている。牽引車。
[編集] 乗務員区所
運転部門の名称は、明石電車区のまま現在に至る。
[編集] 乗務員乗務範囲
[編集] 関連項目
カテゴリ: 西日本旅客鉄道 | 車両基地 | 鉄道関連のスタブ項目