週刊ベースボール
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週刊ベースボール(しゅうかんべーすぼーる)はベースボール・マガジン社が発行する週刊の野球専門雑誌。「週ベ」と呼ばれることもある。
戦前から同社の親会社である恒文社より発行していた野球界→野球と相撲→相撲界→ベースボールマガジン(現在も季節刊で発行)のノウハウを活かし、1958年創刊した。現在は毎週水曜日発行で、注目されている野球界の話題、プロ野球参加12チームの週間レポート、記録の手帳、技術コーナー、大リーグなどの海外野球事情が掲載されている。読売ジャイアンツ(巨人)偏重の目立つスポーツマスコミの中、やくみつるの4コマ漫画や豊田泰光のコラムなど辛口批評で知られる連載を持ち、決して巨人寄りではない編集方針が見える。
一時期、阪神タイガースファンのタレント松村邦洋のイラストと随筆を交えた「松村邦洋のタイガース大図鑑」を連載していた。
毎年2月中旬(大体10日前後の水曜日)には12球団選手名鑑号が発売となる。これは2月1日のキャンプインで選手が一堂に会したところで個々の選手の顔写真を撮り、編集して製本化し、同様の他社発行の選手名鑑より先んじて最も先に店頭に並ぶのが特徴である。
また、1980年代には特に女性層をターゲットにした月刊の雑誌「jamjam野球界」という雑誌も発行されていたが現在は終刊している。
[編集] 現役選手コラム
2001年シーズンからは、基本的に隔週で現役選手のコラムを掲載している。2006年までにコラムを連載した選手は以下の通り(球団名は当時のもの)。
- 2001年:石井琢朗(横浜)、黒木知宏(千葉ロッテ)
- 石井・黒木ともに毎週連載
- 2002年:仁志敏久(巨人)、小笠原道大(日本ハム)
- 2003年:桧山進次郎(阪神)、松井稼頭央(西武)
- 2004年:岩村明憲(ヤクルト)、谷佳知(オリックス)、中村紀洋(大阪近鉄)、田口壮(カージナルス)
- 中村のみ毎週連載
- 2005年:井端弘和(中日)、和田毅(福岡ソフトバンク)、礒部公一(東北楽天)、大塚晶則(パドレス→レンジャーズ)
- 大塚は2006年も引き続き連載
- 2006年:嶋重宣(広島東洋)、渡辺俊介(千葉ロッテ)
[編集] 主な連載
- 12球団ドガチャカ交流試合(やくみつる)
- ボールパーク共和国(読者によるおもしろ投稿コーナー、コーナーの中ではボ共と略されている。主なコーナーとして「きっといる」「なんとなく似ている」「あったら怖い」「魔の三重殺」など。ネタの優秀な投稿者は週間・年間で表彰される)
- 豊田泰光のオレが許さん!
- 閃・球・眼(石田雄太)
- 千葉功の記録の手帳
- 江夏豊の球界にんげん交遊伝「球人蔵」
- テクニカルアナライズ
- 綱島理友のベースボール意匠学
- アイツにエール!! 球界リレートーク - 2004-05年より、シーズンオフから開幕直前まで行われている。前回の号に登場した選手の問いかけに答える。なお登場した選手は次の選手に対しての問いかけを行う。