BREAK THROUGH
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BREAK THROUGH | ||
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B'z の アルバム | ||
リリース | 1990年2月21日 | |
ジャンル | J-POP | |
時間 | 48分18秒 | |
レーベル | BMGビクター | |
プロデュース | 中島正雄 | |
チャート順位 | ||
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売上枚数 | ||
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B'z 年表 | ||
BAD COMMUNICATION (1989年) |
BREAK THROUGH (1990年) |
WICKED BEAT (1990年) |
『BREAK THROUGH』(ブレイク・スルー)は、日本のロックグループ、B'zが1990年2月21日にBMGビクターからリリースした、3枚目のオリジナルアルバム、およびそのアルバムの3曲目に収録されている楽曲のタイトルである。このアルバムは、BMGルームス(現:VERMILLION RECORDS)の設立後も、発売権はBMG JAPANに残された。
目次 |
[編集] 内容
「感性が誘惑された。創造力が突き抜けた。」がアルバムのキャッチフレーズ。前作『OFF THE LOCK』よりさらにポップになっていて、デジタルサウンドにも磨きがかかった。今のB'zとは違った雰囲気の曲も多い。ただ、『OFF THE ROCK』と次作『RISKY』というアルバムの間に発売された過渡期の作品であり、その2作品と比べると地味な印象が否めない。実際に他のアルバムと異なりライブの定番曲になるものがないことも影響している。当時メンバーは「ようやく何かをつかんだ」とコメントしている。なお、アルバムのジャケットの二人は当時流行りのビジュアル系ファッションを意識したものである。
初回盤のみCDケースを入れる紙製の箱が付属している。また、このアルバムからB'z初のバンドスコア「BREAK THROUGH+BAD COMMUNICATION」が発行された。このバンドスコアは『BREAK THROUGH』の楽曲の他に『BAD COMMUNICATION』(曲名)も収録されている。
[編集] 売り上げ
当時1stミニアルバム『BAD COMMUNICATION』でじわじわ人気が出てきていた頃であり、売り上げは初動売り上げが4.2万枚程度だが、最終的な売り上げは72.5万枚を記録した。
[編集] 収録曲
曲の解説やタイアップ等はB'zで解説しているため一部簡潔に解説する。
- LADY-GO-ROUND (4:22)
- シングル曲。本人達は「ファンにも人気の出る曲になるのではないか?」と思っていたが、実際にはあまり人気が出なかった。ミニアルバム『WICKED BEAT』に全英詞リメイクバージョンが収録される。非公認ベストアルバム『Flash Back-B'z Early Special Titles-』にも収録されている。
- B・U・M (1:25)
- B'zの音楽制作集団B+U+M(B'z Unreal Music)のことを歌った歌。全英詞ラップ調で1分25秒と短い曲。曲名の読み方は「ビー・ユー・エム」だが、「バム」と読んでもいいらしい。
- BREAK THROUGH (4:25)
- 明るい曲調のテンポの良いアルバムの表題曲。本作の中では最もポップな曲である。アルバム『OFF THE LOCK』の頃に製作されたといわれている。『Flash Back-B'z Early Special Titles-』にも収録されている。
- BOYS IN TOWN (4:39)
- 成功を夢見る少年の気持ちを歌ったナンバー。イントロの濃厚なギター音が特徴的である。歌詞に出てくる街は渋谷がモデルになっている。
- GUITARは泣いている (6:32)
- 観客に恋心を抱いた歌手の悲しいラブバラード。実話との話もある。タイトルはビートルズの名曲『While My Guiter Gently Weeps』から。『Flash Back-B'z Early Special Titles-』にも収録されている。
- LOVE & CHAIN (4:56)
- シングル『LADY-GO-ROUND』のC/W曲。ミニアルバム『MARS』で全英詞ハードロックナンバーにリメイクされる。『Flash Back-B'z Early Special Titles-』にも収録されている。
- となりでねむらせて (4:12)
- イントロの弦楽奏が印象的なポップなラブソング。歌詞の元ネタは松本が考えた。『Flash Back-B'z Early Special Titles-』にも収録されている。
- HEY BROTHER (3:55)
- とても陽気でファンキーなナンバー。B'zの曲の中でもかなり異色である。
- 今では…今なら…今も… (5:18)
- 主人公の男が別れた彼女と街中ですれ違う時の心境について歌っている哀愁漂うバラード。中国風のメロディが印象的である。後に『B'z The "Mixture"』でリメイクされる。また、松本が一曲を通してコーラスを担当するのはこの曲のみである。
- SAVE ME!? (3:27)
- ハードなダンスナンバー。男女の友情のあり方について歌っている。歌詞に「PURPLE HAZE」とあるとおり、ジミ・ヘンドリックスの『PURPLE HAZE』のリフを曲の一部で使っていると、松本がこのアルバムのスコアにてコメントした。『Flash Back-B'z Early Special Titles-』にも収録されている。
- STARDUST TRAIN (5:03)
- 不倫と別れについて歌ったバラード。電車が遠くに行くにつれて時間の経過が外の風景の変化と共に描写されており、叙情的な詩と儚いデジタルサウンドが合わさった完成度の高い曲。イントロのキーボードは後に追加されたものである。『Flash Back-B'z Early Special Titles-』では何故かイントロのキーボードが省略されたものが収録されている。
[編集] 参加ミュージシャン
- 松本孝弘:ギター・コーラス・全曲作曲・編曲
- 稲葉浩志:ボーカル・コーラス・全曲作詞
- 明石昌夫:コーラス・全曲編曲
- 青山純:ドラム(#4.5.9.11)
- 増田隆宣:キーボード(#11)
- 坪倉唯子:コーラス
- 阿部薫:コーラス
- 広本葉子:コーラス
前作 | B'zのオリジナル アルバム | 次作 |
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OFF THE LOCK | RISKY |