くそみそテクニック
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くそみそテクニックは「薔薇族」1987年漫画増刊「バラコミ」2号に掲載された山川純一の一話完結の漫画である。インターネット上での「ヤマジュンブーム」の火付け役となった作品であり、現在では氏の代表作と認識されている。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
目次 |
[編集] あらすじ
ある日、予備校に通う「男に興味がある以外はごく一般的な男の子」である道下正樹。帰宅途中に尿意を催した道下が、公園のトイレ目ざして急いでいたところ、公衆トイレの近くのベンチに座っていた一人の男性、阿部高和と出くわす。すると彼は突然ツナギのホックを外し始め[1]、自らの逞しいペニスを道下に見せ付けるのだった。突如、このトイレがハッテン場として有名であったことが道下の脳裏によぎった……。
[編集] 登場人物
[編集] 道下 正樹(みちした まさき)
阿部高和のインパクトが強すぎるが、一応この物語の主人公である。予備校に通う学生であり、同性愛者であると自覚している。男性同士の性交は未経験であるにもかかわらず、いい男が居れば尿意さえも忘れてホイホイ付いて行ってしまう好き者。その他の個人情報は作中では一切触れられていない。
[編集] 発言
- 「ウホッ! いい男…」
- 山川純一作品全体を総括すると言っても過言ではないほどの名言。インターネット上で大人気となり、後に発刊された作品集のタイトルにも用いられた。作中では「いい男」「イイ男」など、表記に若干のぶれがある。
- 「すごく……大きいです……」
- 阿部が道下に、阿部のキンタマを見た感想を求められた時の一言。インターネット上のヤマジュンファンの間では、何かを評価したい時に「すごく……○○です……」のスタイルで用いる。
- 「しーましェーン!!」
- 阿部に大便の便意を催したことを咎められた際の珍妙な謝罪の一言。
[編集] 阿部 高和(あべ たかかず)
自動車修理工の男性。青色のツナギを袖まくりで着ているのが特徴。年齢は20歳代から30歳代と推測される。道下と同じく、その他の細かい個人情報は一切不明である。 主人公の「ウホッ! いい男……」と言うセリフからもわかるように、容姿は男前であるが、同性愛者であるため、女性との交際経験は無いのでは、という意見もある。ホモ・セックスの熟練者であり、ノンケでも構わずに食ってしまうことができる。 性格は大胆で、やったこともないような特殊なプレイでも思いついたら物怖じせずにどんどんやってみるタイプである。道下との間では、終始余裕の態度で彼をリードしてやり、自らは作中では一度も射精しなかった。
下半身についているモノは、日本の一般的成人男性よりも大きい。だが、サイズにこだわりは全く無いようだ。
[編集] 発言
- 「やらないか」
- 「ウホッ! いい男……」と共にこの作品、そして山川純一を代表する名言となっている。
- 「うれしい事言ってくれるじゃないの」
- 「いいこと思いついた」
- 「男は度胸!なんでもためしてみるのさ」
- 「腹ん中がパンパンだぜ」
- 「ところで俺のキンタマを見てくれ。こいつをどう思う?」
- 道下に自らの金玉の感想を求めた際の言葉。
[編集] 男性
最後のワンシーンに突然現れたスーツ姿の壮年の男性。顔を赤らめ、道下と阿部の声が聞こえてくるトイレの個室のほうに目線をやっている。顔が赤いのは、単に飲酒していたせいなのか、それとも二人の行為に気付いたためなのかは不明である。
[編集] インターネット上での広がり
以前からあやしいわーるどなどで局地的な人気はあったが、2003年頃からふたば☆ちゃんねる内で話題となり、さらに2ちゃんねるなどへ飛び火。作中のセリフ「ウホッ! いい男……」「やらないか」などの「ヤマジュン語」が大ブームとなった。
爆発的なブームは既に去っているが、その人気は衰えることはなく、一種のサブカルチャー的な存在として確固たる地位が築き上げられている。