ちぃばす

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ちぃばす

ちぃばすは、東京都港区が2004年(平成16年)10月1日から富士急行系列のフジエクスプレスに委託して運行しているコミュニティバスの愛称。正式には港区コミュニティバスであるが、一般公募の15作品から「小さなバス」をそのまま呼びやすくし、地域住民に愛されるバスという意味あいを込めて、ちぃばすという愛称が付けられた。よく間違えられることであるが「ちいばす」ではなく、「ちぃばす」である。

なお、運行事業者はプロポーザル（企画提案）方式により決定している。

[編集] 沿革

2004年 10月1日運行を開始。
2005年 2月14日田町ルートの初発便を2本増発。田町駅東口駅発六本木ヒルズ行き初発が30分繰り上がって7:30発となる。　
2005年 10月1日田町ルートの最終便を2本増発。六本木ヒルズ発田町駅東口行き最終が30分繰り下がって21:00発になる。
2006年 2月1日利用者が累計100万人を突破。
2006年 6月10日田町ルートに(14-2)鳥居坂下を新設。赤坂ルートの(53)六本木駅前から(16)六本木ヒルズへの経路を(15)六本木けや木坂を通らずに直接向かうルートに変更。
2007年 3月18日 ICカード乗車券「PASMO」を導入。
2007年 4月1日田町ルート延長(芝浦車庫~田町駅東口)

[編集] 運行概況

車両は日野自動車製でCNG（圧縮天然ガス）エンジンを搭載したリエッセを使用している。また、車体には沿線小中学校（芝浦小・赤坂小・南山小・赤羽小・東洋英和女学院中等部）に依頼して描いたもらったデザインを基にしたものが塗装されており、4デザイン計8台がある。

車内の停留所案内では、日本語・英語の他に中国語・朝鮮語でもアナウンス・表示されている。

運賃は大人・子供ともに100円均一（未就学児童は無料）。現金と専用の定期券（ 1路線につき1ヶ月4,200円・3ヶ月11,970円）のみ使用でき、バス共通カードや東京都シルバーパスは使えない。但し、下記の区民は港区コミュニティバス無料乗車証の発行を申請できる。

児童扶養手当受給者（1世帯に1枚）
（親）医療証受給者（1世帯に1枚）
生活保護受給者（1世帯に1枚）
戦傷病者
原爆被爆者
東京都シルバーパスを新規に申請する区民および更新する区民

このほかに、2005年9月3日からは土日限定で一日乗車券（各ルート300円・全線500円）を車内で発売している。

なお、2007年 3月18日からはICカード乗車券PASMOが導入され、Suicaとの相互利用も可能となっている。

[編集] 路線

往復方式一部循環の田町ルートと左回り循環方式の赤坂ルートの2路線がある。そのほか、車庫への入出庫を利用した車庫便も一日14～15本設定されている(そのまも継続して乗車可能)。田町ルートは一方の終点を、また赤坂ルートは始終点を六本木ヒルズとしているため、乗り換えることができる。但し、乗継運賃は設定されておらず、各路線ごとに運賃を支払う。

また、各停留所にはそれぞれ固有の番号が振り分けられている。

[編集] 田町ルート

田町駅東口から田町駅西口・赤羽橋・麻布十番を経由して、六本木ヒルズまで結ぶルートである。六本木ヒルズ方面・田町駅東口方面ともルートの大部分で重なっているか近接している。しかし、六本木けやき坂→東洋英和女学院前間はルートが離れているため、早朝の2本を除き田町駅東口方面から六本木ヒルズより先へ追加料金なしで乗り越すことができる。田町駅東口発で7:30-20:00まで、六本木ヒルズ発が8:30-21:00まで約15分間隔で運行している。

[往路]:(1)田町駅東口 → (4)浅草線三田駅前 → (10)赤羽橋駅前 → (13)麻布十番駅前（一の橋） → (16)六本木ヒルズ
[復路]: (16)六本木ヒルズ → (19)東洋英和女学院前 → (21)法務局入口 → (24)赤羽橋駅前 → (28)三田線三田駅前 → (1)田町駅東口

[編集] 赤坂ルート

六本木ヒルズから赤坂小前・赤坂見附駅前・青山一丁目駅前と進み、再び赤坂小前を通って六本木ヒルズへと戻る循環路線である（ただし循環路線とはいえ六本木ヒルズを超える利用は出来ず、引き続き乗る場合は再度運賃が必要になる）。なお、(38)赤坂小前には赤坂見附駅方面へ向かうバスと六本木ヒルズへ向かうバスが同じバス停に停車するので、利用の際は注意が必要である。