アキュラ・TL
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アキュラ・TLは本田技研工業がアキュラブランドで販売している中型の高級セダンで、1995年からビガーに代わって販売された。
初代及び2代目TLは、輸入され日本市場においてインスパイア/セイバーとして販売されたが、現行の3代目TLに相当するモデルは2006年現在、日本市場には投入されていない。現在日本国内で販売されているインスパイアは、北米仕様のアコードV6だが、内装はTLにほぼ共通したものになっている。
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[編集] 歴史
[編集] 初代
1995年にビガーに代わって初代TLが発売された。
ワイド&ローのシルエットは踏襲されたものの、マーケットからの居住性(主に後席)アップに応えるべく一回りサイズアップされた。日本国内ではインスパイア/セイバーとして販売された。
エンジンは、ビガーから引き継がれた直列5気筒 SOHC 4Valve 2,500cc G25A(176 hp)と、2代目アキュラ・レジェンドに搭載されていたバンク角90度のV型6気筒 SOHC 4Valve 3,200cc C32A(200 hp)の2種類がフロントミッドシップに搭載された。
[編集] 2代目
1998年に、フルモデルチェンジを迎える。
このモデルより生産はアメリカのオハイオ州にあるHAM(ホンダ・オブ・アメリカ・マニュファクチャリング)で行われ、日本へもインスパイア/セイバーとして輸入 販売された。
先代で採用されていたFFミッドシップレイアウトは直列5気筒エンジンと共に廃止され、新たに開発されたバンク角60度のV型6気筒 SOHC 4Valve 3,200cc J32Aのみとなる。
2002年に、225hp仕様のエンジンに5ATが組み合わされた標準仕様に加え、260hp仕様のエンジンに5AT又は6MTを組み合わせたType-Sが追加設定された。
[編集] 3代目
2003年9月に、2度目のフルモデルチェンジを迎えた。
このモデルより専用モデル(日本仕様のインスパイアは北米仕様アコードV6と同一車両に変更)となり、エンジンは先代同様J32Aの1種類のみであり、258hp仕様に5ATが組み合わされた標準仕様と、270hp仕様に5AT又は6MTが組み合わされたType-Sとがある。
2006年に、Type-Sのエンジンがアキュラ・RLに搭載されていた286hpのJ35Aエンジンに変更された。