ホンダ・セイバー
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ホンダ・セイバー | |
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駆動方式 | FF |
姉妹車 | インスパイア |
先代 | ビガー |
後継 | なし(インスパイアに統合) |
初代 | |
製造期間 | 1995年 – 1998年 |
ボディタイプ | 4ドアハードトップ |
搭載エンジン | C32A(3206cc) G25A(2451cc) G20A(1996cc) |
同クラスの車種 | トヨタ・マークII トヨタ・チェイサー トヨタ・クレスタ 日産・ローレル 日産・セフィーロ 日産・スカイライン マツダ・ミレーニア 三菱・ディアマンテ |
2代目 | |
製造期間 | 1998年 – 2003年 |
ボディタイプ | 4ドアセダン |
搭載エンジン | J32A(3210cc) J25A(2495cc) |
同クラスの車種 | トヨタ・ウィンダム トヨタ・マークII トヨタ・ヴェロッサ 日産・ローレル 日産・セフィーロ 日産・スカイライン マツダ・ミレーニア 三菱・ディアマンテ |
この表は自動車のスペック表テンプレートを使用しています |
セイバー(SABER)は、本田技研工業が生産していたセダン型自動車。ビガーの後継モデルであり、インスパイアの姉妹車。
目次 |
[編集] 歴史
[編集] 初代(1995-1998年 UA3/2型)
1995年2月23日、誕生から数えて7年目に初めてフルモデルチェンジを迎えた2代目インスパイアの姉妹車で、ビガーの後継車として誕生。先代モデルと同じく、エンジンをフロントミッドシップ位置に搭載したFFハードトップ。
搭載されたエンジンは、直列5気筒 SOHC 4Valve 2,000cc及び2,500ccのG20AとG25Aが踏襲されたが、7月6日には、V型6気筒 SOHC 4Valve 3,200cc C32A搭載車が追加発売された。
先代で好評を得たワイド&ローのシルエットはこのモデルにも踏襲されたものの、居住性アップが求められたアメリカマーケットからの要望に応えるべく、先代よりも一回りサイズアップされた。しかし、あらゆる面でビガーからの踏襲を図ったものの、バブル真っ只中に登場したビガーとはコストが決定的に異なっており、ビガーの豪華な痒い所に手が届く仕様から、コスト削減が誰にもわかってしまう内容となってしまったことと、不景気での高価格車の売れ行き鈍化の影響を受け短命モデルとなったが、ビガー程の人気を博するまでにはいかなかったものの、直列5気筒エンジンのファンも未だ多く根強い人気を保っている。発売当時のキャラクターとして俳優のアンディガルシアが登場していた。
[編集] 2代目(1998-2003年 UA4/5型)
1998年10月15日に、先代登場から3年という短い期間でフルモデルチェンジが行われ2代目に移行。このモデルから生産はアメリカのオハイオ州にあるHAM(ホンダ・オブ・アメリカ・マニュファクチャリング)で行われ、日本国内へ輸入するという形を取っていた。わずかながらサイズは小さくなり、直列5気筒のエンジンと共にフロントミッドシップ レイアウトが廃止された。
搭載エンジンは、新たに開発されたバンク角60度V型6気筒 SOHC 4Valve 2,500cc J25Aと3,200ccのJ32Aとの2種類で、グレード展開は225psのJ32Aを搭載するモデルが32V(マイナー後は260psの「タイプS」)、200psのJ25A搭載モデルが25V、25VにDVD ナビが装備されたモデルが25V-NAVIの3グレード展開と単純明快なラインナップとなる。インスパイアとの相違点はフロントグリルが縦基調になっていること以外は、ホイール、エンブレム程度でしか判別方法が無い。
2001年にマイナーチェンジが行われ、トランスミッションが4速ATから5速ATへ変更され燃費の向上と、より高い加速性能を得た。また、フロント周りのデザインの一新が図られ、より一層アメリカンな仕上がりとなった。
2003年4代目インスパイア登場の際に生産・販売終了となった。
[編集] 車名の由来
- saberは、英語で「剣」(サーベル)の意味。「研ぎ澄まされた性能で、鋭く、誇り高き存在を目指す」という意味で名づけられた。