アドマイヤホープ
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性別 | 牡 |
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毛色 | 栗毛 |
品種 | サラブレッド |
生誕 | 2001年3月7日 |
死没 | (現役競走馬) |
父 | フォーティナイナー |
母 | アドマイヤラピス |
生産 | 辻牧場 |
生国 | 日本(北海道浦河町) |
馬主 | 近藤利一 |
調教師 | 橋田満(栗東) |
競走成績 | 30戦6勝(うち地方7戦2勝) |
獲得賞金 | 9465万円(中央) 6955万円(地方) |
アドマイヤホープは、日本の競走馬である。障害転向後の主戦騎手は北沢伸也。半弟にアドマイヤフジがいる。
[編集] 戦績
2003年8月23日、鞍上に武豊を迎えデビュー。3戦目で初勝利を飾る。その年の秋から暮れにかけて、交流重賞で活躍し、北海道2歳優駿、そして統一GI競走である全日本2歳優駿で勝利を収めた。
しかし3歳になってからは完全なスランプ状態に陥ってしまい、もはやダメかと思われたが、4歳となった2005年7月3日、信じられない幸運がアドマイヤホープに訪れた。
阪神競馬第11競走の芝1600mの米子ステークス。アドマイヤホープは11頭中10番人気で、単勝オッズも100倍を超えていた。この日の阪神競馬場は土曜からの雨で馬場は最悪の状況。しかしこの馬場が後にアドマイヤホープに幸運をもたらすことになる。
スタート直後アドマイヤホープは率先してハナを奪う。そして勝負どころの3コーナー。他の追う馬達が荒れた馬場を嫌って外へ外へ寄りながら走る中、アドマイヤホープは1頭だけ内ラチにピッタリ付けた状態を保つ。そして4コーナーでは一旦失ったリードをコーナーワークで再び取り、そのまま粘りきって勝利を収めた。
しかし幸運はそうそう続くものではなく、続く北陸ステークスでは10頭中5番人気ながら10着惨敗。その後交流重賞のクラスターカップでは13頭中5番人気6着とまずまずの走りを見せた。
そして9月24日、新たな光を求め今度は障害デビューを果たす。ここでは相手が平地実績の貧しい馬達ばかりだったということで1番人気に推されるが、結果は3着。11月5日、障害3戦目となる障害未勝利戦で勝利。障害界での活躍に期待がかかったが、その後は7連敗で結果を出せないでいた。平地GI馬としての意地は見せるが、勝ちにまで至れない場合が多かった。しかし、2007年の淀ジャンプステークスでは、今までのレコードタイムを1.4秒も更新して、ようやく障害2勝目を上げた。
そして満を持して阪神スプリングジャンプに挑戦するが、4着と善戦止まりに終わった。その後のオープン特別では5着に敗れた。
[編集] 競走成績
2003年(6戦3勝)
- 全日本2歳優駿、北海道2歳優駿
2004年(7戦0勝)
2005年(8戦2勝、内障害4戦1勝)
2006年(障害5戦0勝)
2007年(障害4戦1勝)
[編集] 血統表
アドマイヤホープの血統 (ミスタープロスペクター系/Native Dancer 4×5=9.38%、Nasrullah 5×5=6.25%) | |||
父
*フォーティナイナー Forty Niner 1985 栗毛 |
Mr.Prospector 1970 鹿毛 |
Raise a Native | Native Dancer |
Raise You | |||
Gold Digger | Nashua | ||
Sequence | |||
File 1976 栗毛 |
Tom Rolfe | Ribot | |
Pocahontas | |||
Continue | Double Jay | ||
Courtesy | |||
母
*アドマイヤラピス Admire Lapis 1992 栗毛 |
Be My Guest 1974 栗毛 |
Northern Dancer | Nearctic |
Natalma | |||
What a Treat | Tudor Minstrel | ||
Rare Treat | |||
Elevate 1985 鹿毛 |
Ela-Mana-Mou | *ピットカーン | |
Rose Bertin | |||
Sunny Valley | Val de Loir | ||
Sunland F-No.1-l |
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