アレック・ギネス
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サー・アレック・ギネス CH, CBE(Sir Alec Guinness de Cuffe CH CBE, 1914年4月2日 - 2000年8月5日)はイギリス・ロンドン出身の俳優である。広告の仕事をしていたが演技に興味を持つようになり、オールド・ヴィック・シアターの舞台に立つようになった。第二次世界大戦後に本格的に映画に出演し始め、イギリスきっての名優として知られるようになった。
『戦場にかける橋』でアカデミー主演男優賞を受賞。1980年には名誉賞も受賞している。また、『アラビアのロレンス』のファイサル王子や『スターウォーズ』旧3部作(エピソード4~6)でオビ=ワン・ケノービ役を演じたことでも知られている(本人は出演を後々まで後悔していたようである。ファンからサインを頼まれた際には、2度とスターウォーズを観ない事を約束させた上で書いた、というエピソードがあるほど)。
1959年に大英帝国勲章を受章し、同年ナイトになった。また1994年に舞台での長年の功績が称えられ、CHになった。
2000年に肝臓癌で死去。晩年は病により殆ど映画には出演しなかった。
[編集] 主な出演作品
- 大いなる遺産 Great Expectations (1946)
- オリヴァ・ツイスト Oliver Twist (1948)
- マダムと泥棒 The Ladykillers (1955)
- 戦場にかける橋 The Bridge on the River Kwai (1957)
- アラビアのロレンス Lawrence of Arabia (1962)
- ドクトル・ジバゴ Doctor Zhivago (1965)
- さらばベルリンの灯 The Quiller Memorandum (1966)
- クリスマス・キャロル Scrooge (1970)
- アドルフ・ヒットラー 最後の10日間 Adolf Hitler: the Last 10 Days (1973)
- 名探偵登場 Murder by Death (1976)
- スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望 Star Wars Ⅳ - New Hope (1977)
- スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲 Star Wars: Episode V - The Empire Strikes Back (1980)
- スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還 Star Wars: Episode VI - Return of the Jedi (1983)
- インドへの道 A Passage to India (1984)
- KAFKA/迷宮の悪夢 Kafka (1991)