オルニトレステス
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?オルニトレステス Ornitholestes |
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分類 | |||||||||||||||||||||||||||
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オルニトレステス (Ornitholestes) は、ジュラ紀後期の北米大陸に生息していた肉食恐竜の一種。 小型の恐竜でトカゲ類や死肉、哺乳類を食べたと思われる。 自分より大型の恐竜を襲うことは少なかったと思われる。
1900年にアメリカのワイオミング州で発見され、1903年に記載された。名前は比較的有名であるが、知られている化石の量は少ない。 頭骨は他の小型の獣脚類と比べて比較的がっしりとしており、吻が短く、歯が大きく発達している。顎の間接も丈夫な構造をしている。顎の噛む力はかなり強かったと考えられている。また、上あごの先端には短い突起物があり、生時には短い角を形成していたかもしれない。 前肢は長く、4本の指を持つが一番外側(人間の薬指に相当)はほとんど痕跡のみであり実質3本。前肢の3本の指のうち、一番内側の指は短く、外側の2本の指が極端に長い。内側の指は人間の親指のように他の指と完全に対向しているわけではないが、長さの違う3本の指を使って物をしっかりとつかむことができたと考えられている。 これらの特徴からしても、小形動物を襲う活発な捕食者であったといえるであろう。学名の意味は「鳥泥棒」であるが周囲での鳥類の発見例はなく活発そうなイメージからついた名前である。
[編集] 系統図
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