カガミクリスタル
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種類 | 株式会社 |
本社所在地 | 〒301-0852 茨城県龍ヶ崎市向陽台4-5 つくばの里工業団地 |
電話番号 | 0297-64-7111 |
設立 | 1934年6月 |
業種 | ガラス・土石製品 |
事業内容 | クリスタルガラスの製造・販売 |
代表者 | 代表取締役社長 西 桂二郎 |
資本金 | 98百万円 |
総資産 | 95名 |
主要株主 | 日本板硝子株式会社(100%) |
外部リンク | http://www.kagami.jp/ |
カガミクリスタル株式会社は茨城県龍ヶ崎市に工場を構えるクリスタルガラスのメーカー。満鉄のガラス工場からドイツに留学し、後に帰国した各務鑛三により、大倉陶園の後援を受けて1934年(昭和9年)に創業された。大倉陶園社有地に建設された当時の工場は、国内初のクリスタルガラス専門工場であった。 現在、海外250以上の日本大使館や領事館でグラスが公式に使用されており、ガラス食器メーカーとして日本を代表する存在の一つである。
ガラス食器の他、花瓶・灰皿、江戸切子・オブジェ等の工芸品、オーダーメイド品、ならびにウイスキー瓶や香水瓶の制作を行なっている。 各務鑛三の伝えたグラヴィール(エングレービング)工法を得意とする特徴がある。
[編集] 沿革
- 1934年(昭和9年)東京市蒲田区町屋(現・東京都大田区西六郷)で各務クリスタル製作所として創業。
- 1943年(昭和18年)東久邇宮に成子内親王が嫁いだ際に調度品を納めた。以降、皇室御用達となる。
- 1948年(昭和23年)株式会社各務クリスタル製作所に改組。
- 1952年(昭和27年)在外公館の再開に伴ない、外務省へクリスタル製品納入開始
- 1960年(昭和35年)東宮御所新築の際にクリスタル建材の施工。
- 1960年(昭和35年)吹上御所の造営に際し、クリスタル建材の施工。
- 1965年(昭和40年)この頃より時計業界や電子業界にも進出。
- 1968年(昭和43年)吹上御所の新宮殿に食器・シャンデリアを納入。
- 1974年(昭和49年)迎賓館および和風別館に食器を納入。
- 1985年(昭和60年)特殊ガラス部門をエヌ・エス・ジー・ハイテクプロダクツ株式会社として分離し、カガミクリスタル株式会社に改称。
- 1990年(平成2年)宮内庁御大礼調度に食器を納入。本社と工場を大田区から茨城県龍ヶ崎市へ移転し、つくば工場の操業を開始。
- 2002年([平成14年)新・首相官邸へクリスタル食器を納入。