カリフォルニアキングスネーク
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?カリフォルニアキングヘビ | ||||||||||||||||||||
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カリフォルニアキングヘビ Lampropeltis getula californiae |
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分類 | ||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||
Lampropeltis getula californiae | ||||||||||||||||||||
和名 | ||||||||||||||||||||
カリフォルニアキングヘビ | ||||||||||||||||||||
英名 | ||||||||||||||||||||
California kingsnake |
カリフォルニアキングヘビ (Lampropeltis getula californiae) は、爬虫類有鱗目ヘビ亜目ナミヘビ科キングヘビ属に分類されるコモンキングヘビの亜種。無毒。
目次 |
[編集] 分布
アメリカ合衆国(アリゾナ州、オレゴン州、カリフォルニア州、ネバダ州、ユタ州)、メキシコ(バハカリフォルニア半島)
[編集] 形態
全長100~120cm。最大全長150cm。通常は黒褐色や茶色の体色に黄、クリーム色の横縞が入るが縦縞模様の個体もいる。 交配の結果、縦縞模様の方が優性遺伝だと判明している。
[編集] 生態
砂漠や森林、草原、農耕地などやや乾燥気味の様々な環境に生息する。繁殖形態は卵生で6~8月にかけて3~15個の卵を産む。
[編集] 食性
食性は肉食性で小型爬虫類や小型哺乳類、鳥等を捕食する。特に小型爬虫類を好みガラガラヘビの毒に耐性を持ち、同種も含めたヘビも食べるためヘビの王様と思われた事が名前の由来だと言われている。(キングコブラのキングも同じ由来)
[編集] 人間との関係
飼育、繁殖とも易しくコーンスネークに次いでヘビの中では飼育されている。脱走に気をつければさほど大型のケージを使わずとも飼育できる。 野生では爬虫類を好む傾向にあるが飼育にあたっては専門店等で販売されている冷凍マウスや冷凍ラットを個体の大きさに合わせて与えるだけで問題ない。多くの個体が旺盛に餌を食べるが同種も食べてしまうので、繁殖で一時的にオスとメスを同じケージに入れる場合を除いては基本的には単独飼育となる。飼育下では多くの品種が作られている。
[編集] 品種
- バンデッド - 横縞。
- ストライプ - 縦縞(優性遺伝)。
- クレイジー - バンデッドとストライプの中間。
- コースタル - 黒褐色や茶色の体色に黄、クリーム色の縞が入る。
- デザート - 黒の体色に白の縞が入る。
- アルビノ - 黒色色素がない。
- ラベンダー - T+アルビノ(チロシナーゼポジティブアルビノ)。本来はアルビノでは機能しないチロシナーゼ(黒色色素を作る酵素)が働くため色の濃くなるアルビノ。
- ハイポメラニスティック - 黒色色素が少ない。
- チョコレート(メラニスティック) - 黒色色素が多い。
- 50/50(ヒフティー/ヒフティー) - デザートバンデッドで黒白の割合が同じか、若干白色部分が多い。
[編集] 関連項目
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