キングヘビ属
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![]() コモンキングヘビ Lampropeltis getula |
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分類 | |||||||||||||||||||||||||||
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キングヘビ属(Lampropeltis)は、爬虫綱有鱗目ヘビ亜目ナミヘビ科に属する生物分類項の1つ。
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[編集] 分布
アメリカ合衆国、エクアドル、カナダ南部、コスタリカ、コロンビア、グアテマラ、ニカラグア、パナマ、ベリーズ、ホンジュラス、メキシコ
[編集] 形態
全長は50-200cm。中でも20以上の亜種を持つミルクヘビは属内最小のスカーレットキングヘビと属内でも最大級のサイズを誇るクロミルクヘビを含む。 属名のLampropeltisは「輝く鱗」の意。
赤、白(黄)、黒のトリコロールの体色を持つミルクヘビはコブラ科のサンゴヘビに擬態した形態を持つことで有名である。他種のキングヘビと名のつく種にも同様のトリコロールの体色を持つ種もいる。逆にミルクヘビの亜種なのにキングヘビの名がつくスカーレッドキングヘビがいる。
[編集] 生態
草原や森林、農耕地に生息する。 食性は肉食性で魚類、両生類、小型爬虫類、小型の鳥類、小型哺乳類等を食べる。獲物に巻きつき締め殺した後に丸呑みにする。 繁殖形態は卵生。
[編集] 分類
ミルクヘビは分布が広いこともあってか20以上もの亜種に分かれる。
- Lampropeltis altena ハイオビキングヘビ Grey-Banded kingsnake
- Lampropeltis calligaster プレーリーキングヘビ Prairie kingsnake
- Lampropeltis catalinensis
- Lampropeltis getula コモンキングヘビ
- Lampropeltis mexicana グレーキングヘビ
- Lampropeltis pyromelana シロハナキングヘビ
- Lampropeltis ruthveni ルスベンキングヘビ
- Lampropeltis triangulum ミルクヘビ Milk snake
- Lampropeltis webbi
- Lampropeltis zonata ヤマキングヘビ
[編集] 人間との関係
ペットとして飼育されることもあり、日本にも輸入されている。多くの種ないし亜種が飼育下で繁殖されている。
[編集] 関連項目
カテゴリ: ナミヘビ | 動物関連のスタブ項目