キングコブラ
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?キングコブラ | ||||||||||||||||||
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キングコブラ |
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分類 | ||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||
Ophiophagus hannah (Cantor, 1836]) |
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和名 | ||||||||||||||||||
キングコブラ | ||||||||||||||||||
英名 | ||||||||||||||||||
King Cobra |
キングコブラ([英]king cobra [学名]Ophiophagus hannah [中]眼鏡王蛇)は、コブラ科に分類される毒蛇。キングコブラ属にはこの種のみが記載されている。東南アジアからインド東部にかけての山地の森林に生息する。
[編集] 特徴
属名のOphiophagusは、ギリシャ語で「蛇を食べるもの」を意味し、その名の通り、他の蛇を捕えて食べる。又、中国語名の「眼鏡王蛇」が示す通り、全長3~4mで、最大は5.7mとなり、世界最大の毒蛇とされる。(尚、世界最小の毒蛇は、南アフリカのナミビアに生息するナマクアヒメアダー。)
黒っぽい深緑の身体に、横縞の模様を持つ。鎌首を持ち上げると人の頭の高さにまで達する。繁殖期は春。交尾後2ヶ月ほどで20から40の卵を産み、雌はこの時期に巣を作り、卵を守る習性を持つ。卵は60日から80日ほどで孵化する。
[編集] 毒
毒は神経毒で、毒自体の強さは他のコブラのほうが強いが、毒腺が大きいため、一咬みで注入される毒量は、他のコブラとは比較にならないほど多い。そのため、現地では「象をも倒す」「咬まれたら、まず助からない」と言われている。しかし無闇に人を咬むわけではなく、またCITES付随書IIに指定されるなど個体数は減少しており、被害は多くはない。
以前パスツール研究所で研究員が餌をやろうとした際、指をかまれた。さいわい他の研究員たちによって一命を取り留めたが、実に1Lもの抗毒血清を使ったという。
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