キイハンター
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『キイハンター』は、1968年4月6日から1973年4月7日までTBS系列で放送された、昭和40年代を代表する人気アクションドラマ。東映・TBS制作、毎週土曜日21:00~21:54放送、全262回。
世界で起こる犯罪・政争をテーマにした娯楽スパイアクション物として、日本のテレビでは他に類を見ない壮大なスケールを持った傑作ドラマである。
目次 |
[編集] 内容
国際警察の特別室(室長:村岡(仲谷昇))の秘密チーム「キイハンター」(リーダー:黒木鉄也(丹波哲郎))が様々な事件の解決に取り組む。
当初はスパイアクション的な路線を指向していたようであるが、次第に都会の闇で密かに進む陰謀の解決や、年に数回はかなりコミカルな事件への対応の物語なども組み込まれていった。
また元々はハードボイルドアクションを指向していたようであるが、後にはむしろ刑事ドラマなどに近い知的な要素を含むアクション路線へと修正されていった。ハードボイルドアクションの指向については、後続番組である『Gメン'75』にて全面的に押し出している。
[編集] レギュラー出演者
KEY HUNTER
国際警察 特別室
- 滝裕二(私立探偵) … 沖雅也(セミレギュラー・第210話より)
[編集] 補足
『キイハンター』の原作は推理作家の都筑道夫・生島治郎ら、今から見れば錚々たる面々が担当しているが、番組のプロットとして大きかったのは何と言っても丹波の存在であった。丹波哲郎は007シリーズの1967年の作品『007は二度死ぬ』 "You only Live Twice"で日本の諜報機関の中心人物・タイガー田中としてジェームズ・ボンドに協力する役を演じており、『キイハンター』での丹波のイメージにはこの007映画が強い影響を与えていた。
千葉と野際はこの番組での縁がもとで結婚することになる(後に離婚)。
放送当初は白黒であったが、カラー番組が広まっていく中で1970年4月の第105話よりカラー放送となった。ちなみに、このときのゲストは後の『アイフル大作戦』の主演である小川真由美であった。
1972年1月1日放映の第196話「1972紅の翼大空を行く」のストーリーは、『Gメン'75』でリメイクされ1978年9月に「大空のギャング~大空からの脱出」として前後編にわたって放映された。
『キイハンター』とはこのドラマで作られた造語で、key(鍵 (道具)、鍵 (暗号))とは解決の手がかりを意味し、それにおどりかかるHunter(狩人)たち、と言う意味でつけられた(日本コロムビア株式会社のCD「懐かしの東映TV映画主題歌テーマ集」解説書より)。なお、日本ではkeyは「キー」と表記されるのが一般的だが、番組の固有タイトルは「キイハンター」であり「キーハンター」ではない。
[編集] スタッフ
TBS系 土曜21時台 | ||
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