キョートリアル!コンニチ的チュートリアル
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キョートリアル!コンニチ的チュートリアル(-てき-)は、お笑いコンビのチュートリアルがパーソナリティをつとめ、KBS京都が製作・放送しているラジオ番組。
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[編集] 概要
京都出身のチュートリアルがパーソナリティということで、京都人にしか分からないローカルネタが満載なのがこの番組の魅力のひとつ。余計なアシスタントもいないので、二人の生のトークをゆったりと聞くことができるほか、従来のラジオではなかった斬新な企画も次々と飛び出している。徳井、もしくは福田のちょっとした一言が大きな企画に発展することもしばしば。番組開始から、チュートリアルの2人と、構成作家を兼ねたディレクター1人の計3人で展開される番組のスタイルを現在でも貫き通している。2002年4月4日に放送を開始し、2004年2月26日には放送回数100回を迎え、2006年1月28日には200回を迎えた。2004年10月~2005年3月は南海放送(愛媛県)でも放送されていた。2007年1月13日の放送をもって放送250回目を迎えた。
[編集] ネット局と放送時間
- KBS京都…毎週木曜24:00~25:00(金曜未明0:00~1:00、2002年4月4日~2005年9月29日)
現在は毎週土曜22:00~23:00(2005年10月8日~)
- 南海放送…毎週日曜20:00~21:00(KBSから3日遅れ、2004年10月3日~2005年3月)
[編集] 現在放送中のコーナー
- オープニング留守電&徳井モノマネ
- 毎週、福田充徳と徳井義実が交代で、日々の生活の中で見つけたこと、気になったこと、疑問に思っていることを番組専用の留守番電話にメッセージとして残し、それを基にオープニングトークを進める。番組開始当初は交代制ではなく、二人のメッセージを毎週放送していた。最近では、タイトルコールの後に徳井が有名人のモノマネをしている。
- 週刊リアル情報局
- 「身の回りの不思議なこと、気になることをリスナーから募集し、その理由を僕たちチュートリアルが推測していくコーナーです」と言ってはいるが、つまるところ“ふつおた”(普通のおたより)のコーナー。一通のメールから二人の学生時代の話、恋愛話、結婚観から交友関係、仕事の話など思わぬ方向へトークが進むことが多く、ファンならずとも必聴。
- 福田のテレフォンクエスト
- DJ福田が徳井演じる謎のキャラクターと電話でお話するコ-ナー。過去に大橋巨泉、瀬川瑛子、キアヌ・リーブス、トム・クルーズ、原田伸郎などの有名人が出演したが、もちろん演じているのは全て徳井。ミルちゃんやウラベ・クメミさんは過去に何度も出演した、いわば準レギュラーのような存在。
- お助けチュートリアル(不定期)
- この番組のスポンサーでもある華頂短期大学の学生が実際にキョートリアルを放送しているラジオのブースを訪れ、チュートリアルに悩み事などを相談するコーナー。
- エンディング川柳
- リスナーが日常の出来事などを五・七・五の川柳にして送るコーナー。タイトルの通り、番組の最後に一つ紹介され、採用されると徳井からのメッセージが入った短冊がプレゼントされる。
- ネタジングル
- リスナーから寄せられる大喜利のお題に対して徳井がボケる。お題を送ってくるのはほとんど固定リスナー。
- 徳井カンタービレ!
- 多忙な現代人は今「癒し」を求めています。リスナーの「○○で疲れました」というメールに、天才ピアノマン徳井カンタービレが、ピアノの旋律にのせて、疲れの原因を取り除く解決法を唄い、癒すというコーナー。
- 先生大好き!
- 「教育改革」で最も重要なのは、教師と生徒のコミュニケーション。熱血教師の徳井先生と福田先生が、リスナーと電話でお話して、様々な悩みに対するアドバイスを行う。最後にリスナーが、どちらの先生がより良いアドバイスをしたか選び、「○○先生、大好き!」と叫んでもらうコーナー。
[編集] 過去に放送されていたコーナー
- エンディング美女を探せ!
- リスナーの周りの美女を写メールなどで送ってもらい、チュートリアルの二人がその写真を見て喜ぶというラジオ的には今までになかったコーナー。一応、番組ホームページからもその写真を見ることができるようになっている。
- 関西アレなんでなんあれなんでなん
- 関西のことなら何でも知っているラガ徳井に、日頃気になっている関西の疑問を解決してもらうコーナー。
- ペラッとしゃべりんこ
- リスナーから送ってもらったお題でテーマトークするコーナー。
- 関西好き好き好っきゃねん!
- 関西を盛り上げていくために、リスナーが「ここでこうして欲しい」という熱い要望などをメールで送り、それを徳井扮する「ラガ徳井」が発表、評価するというコーナー。
- 徳井レゲエ相談室
- リスナーからの相談事に、徳井がレゲエのリズムに乗せて答えるコーナー。しかし、コーナー第二回目からいきなり徳井の自身のアドリブとなる。第一回目の放送では、レゲエが終わった直後、徳井自身あまりのアホらしさに笑いが止まらなかった。
- 飛び出せ福ちゃん!!
- 仕事が終わるとすぐに家に帰る自宅大好き男、福田充徳。そんな福田を家から外に出す方法をリスナーから募集するコーナー
- 熱血徳井ゼミ
- ニート、インターネット、オタクなど、社会の謎や疑問をリスナーからのメール紹介なども交えて、チュートリアルの2人が話し合うコーナー。キョートリアル放送200回記念を目前に、自然消滅した。
- やさしーなー徳井見聞録
- 「金曜ナマチュー」の人気コーナーが復活。「やさしーなー徳井」(人名)が街角で振りまく“やさしさ”目撃情報をリスナーから募るネタコーナー。ちなみに、「やさしーなー徳井」が去った後には、室内であろうとどこであろうと虹が架かるといわれている…。
- 教えて!みかんの国→愛媛人クイズ
- 愛媛県での放送スタートを機に、愛媛についてあまり知らない二人に地元の人から様々な愛媛情報を送ってもらおうというコーナー。
- チュートBOX
- TSC-作家コース-
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- 福田人クイズ
- 京都人クイズ
- 京都に住んでる人にしか分からないマニアックなクイズをリスナーから募集し、答えもリスナーから募集するもの。出題者と正解者にはオリジナルクリップや新京極(東京で言う渋谷)で人気の“金のうんこ”をプレゼントしていた。が、南海放送での放送開始に伴って終了する運びになった。
- 徳井っ娘。くらぶ
- かえうたPON
- ムース5%
- 「中学生の頭の中は95%がエロ、5%がムース」という感じで、様々な人々の頭の中で考えていることを「●●が**%、××が**%」といった感じでリスナーに考えてもらうコーナー。タイトルはチュートリアルの二人が中学生だった頃の男子の頭の中だという。
- 福田川料理道場
- コンビニで売っているカップラーメンやおにぎりなどを使って本格グルメを謎(?)の料理人・福田川先生が徳井とリスナーに伝授するというものであったが、その評判は惨澹たるものに。ある日突然、“修行の旅に出る”との言葉を遺しコーナー終了。
- プロジェクトT
- 詳細は下欄「こらしめたいの」参照。
- 徳井トランス診療所
- 徳井がトランス調の曲に勝手に歌詞をつけてリスナーの悩みに答えるコーナー。後に“プロジェクトT”へと派生。
- ケンカ上等!徳井レディースルーム
- 電話で女性に啖呵を切ってストレスを発散してもらおうという意図の基に生まれたが、諸般の事情によりたった一回のOAで終了。
- 徳井カップリングセンター
- ラジオで恋人のいない男子・女子をくっつけてあげようというタイトル通りのコーナー。
- 徳井リサーチ
[編集] エピソード
- 第64回の放送では、福田のテレフォンクエストのコーナーに、ドッキリでオーケイが登場。
- 第100回と第200回の放送記念には、オープニング留守電の代わりに先輩芸人である今いくよ・くるよのお祝いメッセージが流れた。
- 第119回には、福田のテレフォンクエストのコーナーにオーケイとチョップリンが乱入
- 第128回の放送では、「福田のテレフォンクエスト ベスト10」が発表された。
- 第154回の放送では、ゲストとしてジャンクションが参加した。
- 第219回の放送では福田のテレフォンクエストのコーナーでライス兄弟が登場。生歌を披露した。
- 第224回の放送をもって、金曜ナマチュー時代から長年お世話になったDのI(ディレクターのイトウさん)がキョートリアルを卒業。後任として、DのN(ディレクターのニシノさん)が引き継いだ。
- 第249回の放送では、M-1グランプリ優勝後の秘話を語った。(「週刊リアル情報局」を延長し、「関西アレなんでなんあれなんでなん」と「ベラっとしゃべりんこ」のコーナーはお休みだった。)
- 第250回のテレフォンクエストのコーナーには、長きに渡り、ネタジングルなどのコーナーを支え続けている2人のヘビーリスナーが電話で特別出演を果たした。
[編集] 公開録音
これまで5回行われている。日付は放送日。#(数字)は通算放送回数。
- #17・カタタリアル!@ダイエー堅田店(2002年7月25日)
- #19・リョーヨリアル!@京都両洋高校(2002年8月8日)
- #27・アバンティリアル!@アバンティ前サンクンガーデン(2002年10月3日)※アバンティとは、京都駅八条口にあるファッションビル。
- #78・ブルーメリアル!@滋賀農業公園ブルーメの丘(2003年9月25日)
- #150・バレンタインリアル!*@京都外国語専門学校(2005年2月10日)
- #153・ドコモリアル!*@???(2005年3月3日)
- #192・パルコリアル!@大津パルコ(2005年11月25日)
なお、公開録音時には、作家のくらやん氏が構成で参加する事がある。
[編集] 「こらしめたいの」
番組内のコーナー“徳井トランス診療所”が“プロジェクトT”となり、そこから生まれたトランス調の楽曲。アーティスト名の由来は“チュートリアル”+“トランス”=“チュートランス”。リスナーから日ごろムカついていることなどを募り、それを二人が脚色した後、プロの手によってレコーディングやトラックダウンなどが行われた。カップリングに収録されている「うさぎちゃんの耳」と「コロの歌」は二人が小さいころから暖めてきたオリジナル曲。CDは限定1000枚、インディーズ盤であったため、現在ではほぼ入手不可能である。これまでに二人による生歌は二回披露されており、番組内では、公開録音などのスペシャルウィークの時にかかる確率が高い。
[編集] 関連項目
- チュートリアルの金曜ナマチュー - キョートリアルの前身番組として、フリーウェーブ枠(2001年10月~2002年3月)で放送されていた。
[編集] 外部リンク
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