ギンダラ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ギンダラ | ||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
分類 | ||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||
学名 | ||||||||||||||||||||
Anoplopoma fimbria | ||||||||||||||||||||
英名 | ||||||||||||||||||||
Sablefish |
ギンダラ(銀鱈、英名 Sablefish 、学名 Anoplopoma fimbria )は、カサゴ目・ギンダラ科に分類される魚。肉食の大型深海魚で、食用に漁獲される。
体長は1mほどもある大型の魚で、全身が黒褐色をしている。和名のとおり外見がタラによく似ているが、タラではなくアイナメやホッケに近い魚である。下あごにひげがなく、背びれが2つしかないことでタラ類と区別できる。ちなみにタラの背びれは3つに分かれており、アイナメやホッケの背びれは1つである。
北海道内浦湾以北からアメリカ・カリフォルニア州沿岸までの北太平洋に分布し、水深300-600mほどの深海の泥底に生息する。冬に産卵し、孵化した稚魚は浅い海で生活するが、成長するにつれ深海で生活するようになる。食性は肉食性で、魚類、甲殻類、頭足類などなんでも食べる。寿命は20年以上とみられる。
食用として同じように扱われるメルルーサはタラ目・メルルーサ科、マジェランアイナメはスズキ目・ノトテニア科(ノトセニア科とも)の魚で、それぞれ分類が異なる。
[編集] 食材
大きな魚だけに丸のまま出回ることはほとんどなく、販売時には切り身となっている。肉は白身で脂肪分が多い。煮付け、塩焼き、粕漬け、味噌漬けなど様々な料理で食べられる。
[編集] 別名
ナミアラ、ホクヨウムツなど