クイズ地球どんぶり!
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
クイズ地球どんぶり!（くいずちきゅうどんぶり）はフジテレビ系列(テレビ大分・鹿児島テレビを除く)で1984年4月7日 - 1985年3月30日、土曜よる7:00 - 7:54に放送されていたクイズ番組である。司会は桂三枝・鈴木彩子（当時の女性タレント）→寺田理恵子（当時フジテレビアナウンサー）。後期はこの番組のタイトルを『ザ!地球どんぶり』と改題した。番組キャッチコピーは、「土曜の夜は地球がおいしい！」
目次 |
[編集] 番組概要
もともとこの番組は『木曜おもしろバラエティ』という単発スペシャル番組の一企画として1983年10月より毎月1回、3ヶ月間に渡り放送された。『なるほど!ザ・ワールド』のスタッフによる制作で、「同番組の2番煎じのように見てもらえたら」という想いと、3ヶ月の平均視聴率が良かったため、翌年4月よりレギュラー化。
[編集] クイズ地球どんぶり!
[編集] ルール
芸能人対抗戦(ペア4組対抗(4月7日放送分～)→5名による個人戦(7月7日放送分～)）
- 問題は全て二択問題。
- 正解すれば1ポイント(ペア対抗・電飾(6問以上で出演料20％ずつ上乗せ)→個人戦・丼だった)。
- ただし、この番組には「トラップ」が仕掛けてあり、全員不正解の場合、「親の総取り」となり、これまでの得点が没収(と同時に、スタジオの観客が万歳三唱する)。
- 「親＝視聴者」に抽選で海外旅行が当たる(司会の三枝は「我々は親の見方ですから!」と言付けていた)。
- 途中新設で、「おねがい君(三枝の似顔絵が描かれている人形)」が置かれた。他の解答者の説明を聞いて、変更したい場合(それ以前にも変更する解答者が多発した為)、1回だけ使える(ただし「親の総取り」が発生するときは使用不可能)。
- 最終問題は「プレッシャーチャンス」で、最終問題前までトップの解答者(複数の場合あり)だけが答える。その問題に正解すれば優勝(トロフィー授与)。不正解の場合は没収(次点の解答者優勝)。
- 後に「ザ!地球どんぶり」のレギュラーとなる山口良一は1984年9月22日放送分しか優勝していない(「プレッシャーチャンス」で没収経験もあった)。
[編集] 1984年9月15日放送分
この日、問題は6問出題されたが、なんと第1問、第5問に「親の総取り」が発生した。最終問題で三枝が「もうトップもヘチャラもありませんので、全員に答えてもらいます。」と説明(こういうことは、多々あった)。ところが、最終問題でも「親の総取り」が発生(藤村俊二と太川陽介が正解していたが、2名ともお願い君使用で全員一致に)。全員0点終了優勝者なしという事態に。この回の最高は南伸坊の3問正解(「総取り」の問題以外全部正解していた)、最悪はおかわりシスターズの0問正解(番組初の逆パーフェクト樹立。しかも同年7月に発売された本「私たちはバカじゃない オールナイトフジで～す」(フジテレビ出版)をスタジオ失笑の中、宣伝することに。三枝から「やめとけ」と怒られる始末）。
[編集] ザ!地球どんぶり
テーマ曲はTHE SQUAREの「いとしのうなじ」。
[編集] ルール
世界の出来事・珍エピソードを出題する視聴者参加番組。形式は人物クイズ(実際スタジオに招いたりすることもあった)。
- 解答者席やセットなどで用いられている「ピング・ポング」というキャラクターのデザインは、スチュワート・マスコウィッツ氏が手がけたものである。
- キャプテン&一般視聴者4人と言う構成の男女対抗戦(女性チームキャプテン＝山口良一 男性チームキャプテン＝美保純）。
- 問題が出題。両キャプテンが三枝に質問する。
- 他のメンバーは、やりとりを聞き、わかった時点で早押しで解答権を得てからチームキャプテンから順に答える。
- 先攻のチームが、1人目で正解できれば3ポイント。その後は1ポイント(目の前に丼が並べられる)。
- 途中新設で、チーム全員不正解の後、キャプテン(山口or美保)に解答権が移ることもあった(当初はキャプテンには解答権がなかった）。
- 先攻チームが全員不正解の場合、相手チームに解答権が移動。
- 相手チームが正解の場合は、2ポイント獲得。
- 最終問題は「倍づけチャンス!」で配当がすべて2倍になる。
[編集] チャレンジゲーム
- 得点の多い勝利チームは海外旅行へのチャレンジゲームに挑戦。
- これは、5つの百科事典型のびっくり箱があり、いつハズレ(中から蛇のようなものが飛び出す)が出るかで賞品決定。
1人目＝「ピング・ポング」のぬいぐるみ 2人目＝はとバスツアー 3人目＝温泉旅行 4人目＝北海道スキーツアー 全員セーフ＝アメリカ西海岸旅行
[編集] 番組の終了
しかし、裏にNHK『7時のニュース』、よみうりテレビ・日本テレビ系『ルパン三世 PartIII』、毎日放送・TBS系『まんが日本昔ばなし』が7時台前半に、TBS系『クイズダービー』、テレビ朝日系『痛快あばれはっちゃく』（関西の朝日放送では『部長刑事』）が7時台後半にそれぞれ編成されていたため視聴率が低迷。そのうえプロ野球中継とロサンゼルスオリンピックで番組が返上されることもあった(1984年7月28日-8月18日の4週連続)。半年後にリニューアルを図ったものの（このころから『痛快あばれはっちゃく』も人気に陰りが出ていたが）、視聴率の改善は見られずに、3月30日の「総集編」をもって打ち切りとなった。結局のところ、桂三枝は「クイズ番組」のコピー番組は長続きしないジンクスは破れなかったものの、スチュワート・マスコウィッツ氏のキャラクターは本家『なるほど!ザ・ワールド』のセットにも使用されていくことになる。
| フジテレビ系 土曜19:00枠 | ||
|---|---|---|
| 前番組 | クイズ地球どんぶり! ↓ ザ!地球どんぶり |
次番組 |
| 19:00 ローカル枠 （大半の局はパンチDEデート） 19:30 みんな出て恋恋来い! |
土居まさるのザ・対決! | |
 |
この「クイズ地球どんぶり!」は、テレビ番組に関連した書きかけ項目です。この記事を加筆、訂正などして下さる協力者 を求めています。（ポータル テレビ/ウィキプロジェクト 放送番組） |
カテゴリ: フジテレビ系番組 | クイズ番組 | 桂三枝のバラエティ番組 | テレビ番組に関するスタブ
