クリスタニア
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『クリスタニア』とは、水野良を含む複数のクリエイターが創作した架空世界「フォーセリア」における1つの大陸。もしくは、その大陸(クリスタニア大陸)を舞台とする一連の物語のこと。後者はクリスタニア・サーガとも呼ばれる。
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[編集] 概要
物語としての『クリスタニア』は、『ロードス島戦記』や『ソード・ワールド』と姉妹作の関係にあり、それぞれが「フォーセリア」における別の地域を舞台としている。
『ロードス島戦記」と同様に、当初はテーブルトークRPG (TRPG) リプレイ(実況記事)として発表され、小説版は当初フォーセリア世界の生みの親の一人である水野良が執筆を担当していたが、途中からグループSNEの若手作家で構成されたクリスタニアチームのシェアード・ワールド小説として展開することとなった。
シリーズ完結編である『秘境伝説クリスタニア』以外は全て小説として発表されたが、水野良が多忙なため彼が担当する予定の小説版秘境伝説の執筆のめどは立っていない。
TRPGシステムとしては『クリスタニアコンパニオン』『クリスタニアRPG』などの名で発売されている。
メディアミックス展開として、漫画やアニメ(映画、OVA)があるほか、ラジオ放送も行っていた。
[編集] シリーズ一覧
順序は作品内における年代順である。
- 黒衣の騎士 (ロードス島戦記の外伝であるが、神王伝説などの前史と見ることができる)
- はじまりの冒険者たち ~レジェンド・オブ・クリスタニア~
- 神王伝説クリスタニア
- 英雄伝説クリスタニア
- 漂流伝説クリスタニア
- 漂流伝説続編(構想のみ存在)
- 蟻帝伝説クリスタニア
- 黄金伝説クリスタニア
- 封印伝説クリスタニア
- 暗黒伝説クリスタニア
- 傭兵伝説クリスタニア
- 秘境伝説クリスタニア
[編集] 世界設定
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
フォーセリア世界の南部に位置する大陸クリスタニア。外部から完全に隔離されていたその大陸は、かつて神話の時代に光の神々と闇の神々が戦った際にどちらにも属せずに世界創造を継続しようとした中立の神々が作り上げた世界が広がっていた。
クリスタニアの中では、神々の大戦の際に闇の陣営の神々が放った神殺しの竜から身を隠すために、神の肉体を捨てて動物の肉体に魂を移した中立の神々「神獣(しんじゅう)」が君臨し、それに付き従う人々「神獣の民」が生活していた。 神獣たちはクリスタニアを外部から完全に隔離し、周期と呼ばれる歴史を循環するシステムを構築することで完成された世界を創造しようとしていた。しかしクリスタニアの完全性は絶対ではなく、神獣同士の対立や離反によって外界の住民の進入を許しており、クリスタニアの秩序は乱れていた。
クリスタニアシリーズの各ストーリーでは、「隔離されていた世界(クリスタニア)」と「外の世界の住人(暗黒の民、新しき民)」の接触を発端とする、クリスタニアの外界への開放と、異なる価値観を持つ人々同士の対立と和解の物語が描かれている。
[編集] 地理
クリスタニア大陸はフォーセリア世界のロードス島より更に南に位置する。基本的に海岸線は全て高い絶壁の結界となっていた。漂流伝説で「ルーミスの結界」はなくなり、海の高さにまで降りることになる。
- 北クリスタニア
- ダナーン地方
- 大陸最北端の半島。周期からの離脱を決意したフーズィーの力で海に高さにまで降りた。他のクリスタニアとの境は断崖絶壁で踏破不能であったが・・・・。
- 大白鳥の部族が死滅して以降はしばらく無人であったが、新しき民が漂着して国を作った。
- イスカリア地方
- ベルディア地方
- 元々は「エルナンド」と呼ばれていた大陸北西の半島。周期からの離脱を決意したバルバスの力で海に高さにまで降り、他のクリスタニアとの境となる断崖絶壁には虎の爪痕のような三本の道が穿たれた。主に密林が広がっている。
- 元からの住人である「猛虎の部族」「沈黙の部族」「悟りの部族」に加え、漂流王と共にやってきた暗黒の民と妖魔たちが住んでおり、ベルディアの地名は暗黒の民と妖魔による帝国に由来する。
- ワイアーナ地方
- フィンガル地方
- フォレースル地方
- ラブラドル地方
- 北クリスタニアの南端。南クリスタニアとつながる大地峡地帯。岩砂漠が多い不毛の土地。
- 南クリスタニア
[編集] 神獣
[編集] 神獣王
神獣の中でも特に力がある5柱の神々を「神獣王」と呼ぶ。以下にそれらを示す。
- 周期の神獣王 森の銀狼フェネス
- 周期と月を司る。至高神ファリスの弟。神々の大戦において中立神達を率いてクリスタニアに逃れてきた。
- イスカリア地方中部にて銀狼の部族を従え、クリスタニアの周期を創り上げていた。
- アレクラスト大陸でも知名度は低いもののその名は知られており(もちろん神獣ではなく神話の時代に存在した月を司る神として)、名もなき狂気の神の正体と考える者がいる。
- 支配の神獣王 密林の猛虎バルバス
- 支配と権力と復讐を司る。神々の大戦においては「竜王と敵対する者」と呼ばれていた。
- ベルディア地方にて猛虎の部族を従え、「周期が他を支配するに値する」と判断していた間は「周期による支配」の守護神となっていた。
- 純白の大白鳥フーズィーによる「周期からの離脱」に端を発する神獣間の論争では、「新しい周期の確立」を主張して「従来の周期の維持」を主張するフェネスと激しく対立した。クリスタニアに漂流してきた暗黒の民との出会いを契機に「(従来の)周期が他を支配するに値しない」として周期から離脱。「漂流王」との取引でその体を奪い、自身が「神王」としてクリスタニアを支配することを決意する。
- 結界の神獣王 虹色の大蛇ルーミス
- 結界と不変を司る。「神々の城壁」と呼ばれるクリスタニア大陸を結界で覆い、外界から遮断した。
- イスカリア地方東部にて大蛇の部族を従え、結界内部に入り込んだ侵入者を排除させていた。
- 戦いの神獣王 土色の牙猪ブルーザ
- 戦いと怠惰を司る。戦神マイリーの従属神だったが、怠惰ゆえに神々の大戦の際には遅れてしまい、逃げる中立神のしんがりを務めて追手の竜王達と最後まで戦い、多くの中立の神々を守った。
- ワイアーナ地方北部にて牙の部族を従え、戦の無いときは怠ける事を推奨する。
- 礎の神獣王 眠れる灰色熊ウルス
- 封印と浄化を司る。追手の竜王達の中、ただ1匹神獣の正体を見抜いた「百の目を持つ竜王アルゴス」が仲間に知らせる前にその能力を用いて封印した。以後浄化の為長い眠りについていた。
- フィンガル地方にて封印の部族を従え、結界内に進入した混沌などを封印・浄化させている。
[編集] 主な神獣
- ダナーン地方
- 純白の大白鳥フーズィー
- 慈愛と悲哀を司る。「魂の運び手」と呼ばれ、死者の魂を導く役割を負っていた。
- ダナーン地方にて大白鳥の部族を従えていたが、ある大周期で予定された災厄を避けるため周期から離反、予定された災厄より未知の運命に民の命運を託すが、その300年後に大白鳥の民は流行り病によって全滅した。
- その後、海を漂流していた者達をダナーンに導いて、この新しい民を密かに見守っていた。(フーズィーによる導きが無ければ、オールギンにより阻まれて近付けなかった)
- ダナーンの直系の王族を新たなる従者としており、クリスタニアの言語などを授けていた。
- 北クリスタニア
- 凶兆の大鴉アルケナ
- 運命と時間を司る。「運命の告知者」と呼ばれ、神々の大戦も予知していた。また「時」の一部を解明したとされる。
- フィンガル地方南部の森にて影の部族を従え、未来を予知するために瞑想を行い、民に情報収集を行なわせている。また魔法王国と縁の無いクリスタニアに古代語魔法をもたらし、影の部族には魔術師(呪術使い)が多い。
- 白頭の大鷲フォルティノ
- 名誉と法を司る。始源の巨人の瞳から生まれ、「秩序の監視者」として神話の時代には物質、妖精、精霊の三界を監視していた。神々の大戦で闇の神々の動きをいち早く知らせ、クリスタニアに逃れる際は竜王の動きを監視していた。
- イスカリア南西部の岩山にて孤高の部族と亜人バードマンを従え、周期の時代にはクリスタニア全体を監視して、秩序の乱れを排除する役割を負っていた。周期が失われた後は、孤高の民に「監視するものを見出せ」という使命を与えている。
- 中立の神々がクリスタニアに最初に降り立った場所で、今も石化した骸が残る「風の峯」はフォルティノの聖地とされ、そこから「始まりの地の守護者」との異称が生まれた。
- 沈黙の鸚鵡タルキィー
- 言葉と精神を司る。「禁断を知るもの」と呼ばれ、世界を解きほぐす言葉を知るとされる。また「神獣の使者」としての神獣同士の意思疎通の役割を担う。
- ベルディア地方にて沈黙の部族を従え、言葉の不完全さを知る故に沈黙の部族に言葉を使う事を禁じ、一種のテレパシーの様な意思疎通能力を与えた。
- バルバスによる周期からの離脱に巻き込まれ、望まずして周期から離脱してしまった。
- 地底の大環蟲バイアード
- 輪廻と大地を司る。地底の支配者であり、「生と死の主人」とも呼ばれる。
- イスカリアの地底にて地底の部族と亜人ケーブマンを従え、全てを一旦土に返して、そこから新たな命を生み出すことを役割としている。
- なお、大地母神マーファも「死者は大地に還り、新たな再生を迎える」と説いており、その教義や大地を司ることなどから、マーファ神に極めて近い存在であることが判る。
- 双尾の狐スマーシュ
- 両面性や商業を司る。言葉の二面性に気付き、民に言葉の二面性を使いこなす術を授けた。
- イスカリア北西部の草原にて双面の部族を従え、自給自足が主流のクリスタニアで、商業面を一手に担当していた。
- 最も最初にベルディアの侵攻に晒され、対抗手段として「獣の牙」の結成を呼びかけて主に後方支援を受け持っていたが、後にベルディア側に寝返る。
- 妖眼の斑猫メルキシュ
- 知識を司る。神話の時代にラーダと知識神の座を懸けて知恵比べを行い敗れたとされるが、その知識はラーダをも凌いでいると言われる。
- ベルディア地方にて悟りの部族を従え、今もクリスタニアのあるべき姿を探求している。
- タルキィーと同じく、バルバスによる周期からの離脱に巻き込まれ、望まずして周期から離脱してしまった。
- 黒鹿毛の神馬シルヴァリ
- 移動と交渉を司る。調停者として、神々の大戦でも最後まで調停に努める。
- ワイアーナ地方南部の草原にて蹄の部族を従え、他の神獣の民の紛争を調停している。
- 金色の獅子ディレーオン
- 栄光と権威を司る。「承認者」と呼ばれ、自ら提案することは無く他の神の提案を承認する役割を負い、この承認が無ければ神々の間では権威を持たないとされる。
- ワイアーナ地方南部の草原にて鬣の部族を従え、他の神獣の民の提案を承認すると共に、承認した事を援助する役割を負っている。
- 枝角の大鹿ラフォンテール
- 逃亡と自由を司る。神話の時代のラフォンテールは最も美しい女神だったとされ、多くの求愛者から逃れるうちに逃亡による自由に目覚め、「永遠の逃亡者」と呼ばれる様になった。
- フィンガル地方北部の森にて枝角の部族を従え、困難や試練から逃げるのは、新たな未来や可能性を見出す事に通じると説いている。
- 無限の胡蝶レスフェーン
- 夢と幻を司る。その身を混沌界に置き、混沌の力が物質界に入り込まないように防止する役割を担っている。
- イスカリア北西部の「夢幻の森」にて胡蝶の部族を従え、人間の内に存在する混沌から目を背けないように、そして混沌に呑まれないように説いている。
- ラブラドル地方
- 真紅の蟻帝クロイセ
- 南クリスタニア
- 洞窟の大蝙蝠ラナディー
- 断崖の大山羊サータリア
- 守りの針鼠ソルソ
- 略奪の大蝗セトラント
- 伝達の白鳩コスタル
- 瑠璃色の尾長燕リュティーク
- 双角の野牛モスコス
- 迷宮を司る。諸事情により連載時の「双角の部族」は「断崖の大山羊サータリア」に仕える民ということに変更され、「双角の野牛モスコス」の名は関連書籍に掲載されていない。
- 外海
- 彷徨の巨鯨オールギン
- 守りと警備を司る。神話の時代にはより高位の神を守る神であったが、神々の大戦により守護すべき存在を失い、中立の神々と行動を共にした。元の姿は逞しい体躯の巨神であり、その巨大な体が追手の目印になる事を恐れて上陸することなく神獣になり、クリスタニアの沖合いにとどまった。
- 眷属オルカを率いて、クリスタニアに接近する者を排除する役割を担っていたが、「フーズィーの周期からの離脱」後に起こった神獣間の不和ではバルバスに同調、役割を放棄して暗黒の民の船団がクリスタニアに接近することを可能にした。
その他にも多くの神獣が存在する。
[編集] 神獣以外の神々
- ダナーンやベルディアではフォーセリアの他の地域のように、六大神やその他の神々の中から、それぞれに信仰されている。マーモを祖とするベルディアでは、暗黒神ファラリスの信仰も認められている。
- また、ファレースル地方の「古の民」は、それら全ての古の神々「エンシェント・ゴッド」の復活を願い、それぞれの神殿や特定の信仰対象を持ちながらも、多神教的な信仰もしている。
[編集] 複合神獣(魔神獣)
- 終末の巨人に属するもの。様々な動物を合わせたような姿をしている。そのため、様々な動物が眷属として存在する。
- 同じく終末の巨人に属する複合精霊のアトンが魔精霊と呼ばれるように、魔神獣と呼ばれる。魔神(デーモン)たちの故郷である魔界の獣「魔神獣(アザービースト)」とは同字異義(「魔・神獣」と「魔神・獣」の違い)。
[編集] 登場人物
[編集] レジェンド・オブ・クリスタニア
- レードン
- ダナーンの先王の王弟ハーヴェンの息子。赤き魔剣「レッドヒルト」を所持。新しき民として初めてクリスタニアに上った「はじまりの6人」の一人。
- 「神王伝説」で夢幻界へ行く事ができず、その後に神獣クロイセの従者「真紅の部族」の「真紅の皇帝」となり、ミロンの反乱を認めて退位。
- 神王伝説・英雄伝説・漂流伝説・蟻帝伝説・封印伝説にも登場。
- ナーセル
- レードンの親友である魔術師。後に「世界見の賢者」となる。
- 神王伝説・漂流伝説・蟻帝伝説・封印伝説にも登場。
- アデリシア
- ラーダの神官。王都におけるマリードの専横を嘆き、ハーヴェンに決起を促すため村を訪れた。
- 封印伝説にも登場。
- オーヴィル
- アデリシアの護衛の庸兵だが、実はマリードからハーヴェン暗殺を依頼されていた。
- 封印伝説にも登場。
- ライファン
- オーヴィルの仲間である精霊使いの少女。オーヴィルがもう一つの依頼を受けている事を知らない。
- 封印伝説にも登場。
- クイルド
- ハーヴェンに仕える密偵。
- 封印伝説にも登場。
- ガーシュン
- 獣の牙の庸兵。
- 漂流伝説にも登場。
- リオ
- 大蛇の民。レードン達を外界から侵入した混沌とみなし、排除しようとした。
- ローム
- 封印の民。レードン達を外界から侵入した混沌とみなし、アデリシアを封印(パージ)した。
- ダナーンの建国女王
- 約200年前の「北の解放された島(ロードス島)」の、とある国の王女。皇太子が戦乱を興した末に国が滅び、追っ手を逃れてロードス島を離れ漂流の果てに大白鳥の導きを受けてクリスタニアに辿り着いてダナーンの建国女王となった。
- この際に、女王およびその一族は大白鳥フーズィーの新たなる従者となっている。
- メネアⅠ世と表記されているメディアと、ミュートI世と表記されているメディアがある。
- ジェシス
- ダナーンの先王の娘の王女。マリード侯爵に幽閉される。後にレイルズが救出して、その王妃となる。
- ハーヴェン
- 先王の王弟だが、政争を逃れてダナーン最南端の小村の領主に収まっていた。レードンの父親。
- ブライアン
- ナーセルの父で、サイアの養父。また魔術の師。
- マリード侯爵
- ジェシス王女を幽閉し、宰相としてダナーンの実権を握る支配者。
- ラッセル
- ダナーンの近衛騎士団長。「血煙の騎士」との異名を持つほど凄腕の戦士で、剣の腕だけで一介の戦士からのし上がった。レイルズの父親。ハーヴェンの死後、その領地を受け継ぐ。
- 漂流伝説・暗黒伝説にも登場。
[編集] 神王伝説
- ジェノバ
- ボークス
- マティス
- ブライム
- ロフェル
- キサラ
- 漂流王
- 暗黒の民の皇帝。ベルディアに上陸するためにバルバスに肉体を与える契約を交わした。以後300年以上、眠りながら魂はバルバスと戦い続けている。本名はアシュラム。
- シェール
- ダークエルフ。漂流王の侍女として、300年間常に傍らに仕えていた。本名はピロテース。
- ピエン
- ベルディアのマイリー神殿の司祭。
- ルインズ
- ベルディアの騎士隊長。「神王」復活を企てて失脚、バルバスによりビーストマスターの能力(タレント)を与えられる。
- ガルディ
- ムーハ
- トゥルヤ
[編集] 英雄伝説
- ファレット
- ロルカ
- ノーファ
- セルヴィオ
- 古の民のスループ王国の騎士。
- ウォイス
- ラハンス
- 古の民のマーファの最高司祭。
[編集] 漂流伝説
- レイルズ
- ラッセルの息子。後に、ダナーンの王になる。
- サイア
- ハーフエルフの魔術師。ナーセルの義妹。両親は人間だが隔世遺伝(取り替え子)によってハーフエルフだったために、魔術の老師ブライアンの元へと養子に出された。
- ビーン
- 精霊使い。母親は精霊王を扱えるほどの有能な精霊使いだった。
- バッソー
- ジェシス女王救出のため王城に忍び込んだ盗賊。
- 暗黒伝説・庸兵伝説にも登場。
- シャイロン
- バッソーと共に女王救出を試みたチャ=ザ神官のドワーフ。
- マリス
- 銀狼の部族の若長である少女。
- ノルヴァ
- ターニル
- 銀狼の部族の若長である戦士。
- イサリ
- 影の部族の魔術師。
- オルゲンス
- 獣の牙イスカリア砦の団長。
- グレイル
- 猛虎の部族の族長。神王に次ぐ第二位の存在という意味を込めて「剣の牙の公爵」と呼ばれる(ベルディアの公爵位を持っているわけではない)。レイルズと度々戦った。
[編集] 蟻帝伝説
- フィランヌ
- ダナーンのラーダ神官。
- アンバース
- ベリーズ
- ライアス
- ボッシュ
- テューレ
- ダナーンの騎士。スループ国王への親書を携えてフォレースルへやって来たが、その途中で真紅の部族の兵隊蟻人間と戦い死亡する。
- 黄金伝説にも登場。
- カルーア
- ミロン
- 真紅の部族の羽根蟻人間「ウィングド・ミュルミドン」の文筆家。後に「文人皇帝」となる。
- メフィエ
- ウィングド・ミュルミドンの絵描き。
- セリナス・ガーシェン
- スループ王国の貴族。後に王となる。
[編集] 黄金伝説
- グラント
- ドルドムント
- ミーア
- メモリー
- レスリー
- ラトーナ
[編集] 黄金伝説
- リュース
- リヴリア
- アロート
- サーバル
- ネージュ
- コラード
- フォスティ
- 死体に宿った夢幻界の存在。狂ったサラマンダーに宿ったところをコラードに封印されていた。
- アルゴス
- 神獣王ウルス自身によって封印されていた神殺しの竜。全封印の解放に伴って復活するが、神獣たちによって滅ぼされる。
[編集] 暗黒伝説
- シロフォノ
- ティオシー
- アスファ
- レイトン
- ディラント
- ベルディア王国の近衛騎士団長。後に騎士王となる。
- グンナーク
- ベルディアのファラリス神殿の最高司祭。
- 妖魔王
- ダークエルフの最上位種「ダークエルフ・ハイロード」。ラバンによって封印されていたが、解放され妖魔を統率する。
- ラバン
- 妖魔王を封印していた礎の部族の初代族長。
[編集] 庸兵伝説
- マーティ
- メルハイト
- ジェイナス
- アウレリア
- エミリア
- イムェル
[編集] 秘境伝説
[編集] レジェンド・オブ・クリスタニア~はじまりの冒険者たち~(ラジオ)
文化放送のラジオ番組中で放送されたドラマ。CDシネマとして5巻に編集され発売された。
[編集] キャスト
- レードン(声:石田彰)
- ナーセル(声:関俊彦)
- アデリシア(声:弥生みつき)
- クイルド(声:西村智博)
- オーヴィル(声:矢尾一樹)
- ライファン(声:大谷育江)
- リオ(声:冬馬由美)
- ハーヴェン(声:沢木郁也)
- メイラ(声:土井美加)
- サイア(声:荒木香恵)
- ブライアン(声:西村知道)
- ラッセル(声:ラッセル)
- ルドル(声:関智一)
- マティス(声:目黒裕一)
- グリヴ(声:沢木郁也)
- オルドガ(声:有本欽隆)
- ボークス(声:松本保典)
- ジェノバ(声:緒方恵美)
- シェール(声:玉川紗己子)
- ローム(声:速水奨)
- オルゲンス(声:巻島直樹)
- ランデル(声:風間信彦)
- フーズィー(声:土井美加)
[編集] はじまりの冒険者たち レジェンド・オブ・クリスタニア(映画)
1995年7月29日に日本で公開されたアニメーション映画。上映時間は80分。『スレイヤーズ』との同時上映。なお、ラジオドラマとは一部のキャストが異なっている。
[編集] スタッフ
- 原作:水野良
- 監督:中村隆太郎
- 実写版監督:河崎実
- 企画:田宮武
- プロデューサー:横山和夫
- 総作画監督:松田勝巳
- 作画監督:清水保行、水村良男、宮沢康紀
- 撮影監督:森下成一
- 美術監督:大野広司
- 音楽:大島ミチル、佐藤俊彦
- 音響監督:三間雅文
- 編集:瀬山武司
- キャラクターデザイン:松田勝巳
- キャラクター原案:宝谷幸稔
- 配給:東映
[編集] キャスト
- レードン(声:緑川光)
- アデリシア(声:弥生みつき)
- ピロテース(声:玉川紗己子)
- バルバス(声:小林清志)
- ナーセル(声:関俊彦)
- クイルド(声:立木文彦)
- ライファン(声:西村ちなみ)
- オーヴィル(声:矢尾一樹)
- リオ(声:冬馬由美)
- ジェノバ(声:緒方恵美)
- ボークス(声:松本保典)
- ムーハ(声:佐藤正治)
- ガルディ(声:掛川裕彦)
- フレスト(声:江川央生)
- ハーヴェン(声:銀河万丈)
- アシュラム(声:神谷明)
[編集] 作品リスト
[編集] 小説
原案:水野良 / 電撃文庫(メディアワークス)
- 長編
- 『漂流伝説クリスタニア 1』 (1993年6月) 著:水野良 / 絵:うるし原智志
- 『漂流伝説クリスタニア 2』 (1993年12月) 著:水野良 / 絵:うるし原智志
- 『漂流伝説クリスタニア 3』 (1994年12月) 著:水野良 / 絵:うるし原智志
- 『漂流伝説クリスタニア 4』 (1996年2月) 著:水野良 / 絵:うるし原智志
- 『はじまりの冒険者たち レジェンド・オブ・クリスタニア』 (1995年7月) 著:河添省吾 / 絵:宝谷幸稔
- 『神王伝説クリスタニア 上』 (1996年1月) 著:白井英
- 『神王伝説クリスタニア 下』 (1996年6月) 著:白井英
- 『英雄伝説クリスタニア 赤き剣の戦士』 (1997年11月) 著:河添省吾 / 絵:末弥純
- 『蟻帝伝説クリスタニア』 (1998年8月) 著:白井英 / 絵:末弥純
- 『黄金伝説クリスタニア』 (1999年4月) 著:栗原聡志 / 絵:末弥純
- 『封印伝説クリスタニア』 (2000年8月) 著:栗原聡志 / 絵:末弥純
- 『暗黒伝説クリスタニア』 (2000年12月) 著:白井英 / 絵:末弥純
- 『傭兵伝説クリスタニア 異界の決戦』 著:白井英
- 短編
- 『クリスタニア 封印伝説序章』 (1995年8月) 絵:恩田尚之
- 『傭兵伝説クリスタニア 過去からの来訪者』
- 『クリスタニア 傭兵伝説序章』 (1997年4月)
- 『傭兵伝説クリスタニア 暗雲の予兆』
[編集] リプレイ
著:水野良とグループSNE / メディアワークス
- 『RPGリプレイ 封印伝説クリスタニア』 (1994年7月) 絵:宝谷幸稔 / 電撃ゲーム文庫
- 『RPGリプレイ 漂流伝説クリスタニア』 (1995年6月) 絵:うるし原智志 / 電撃ゲーム文庫
- 『RPGリプレイ 暗黒伝説クリスタニア』 (1996年12月) 絵:宝谷幸稔 / 電撃ゲーム文庫
- 『PRGリプレイ 蟻帝伝説クリスタニア』 (1997年3月) 絵:うるし原智志 / 電撃ゲーム文庫
- 『RPGリプレイ 黄金伝説クリスタニア』 (1998年3月) 絵:うるし原智志 / 電撃文庫
- 『RPGリプレイ 傭兵伝説クリスタニア 上』 (1998年5月) 絵:末弥純 / 電撃文庫
- 『RPGリプレイ 傭兵伝説クリスタニア 下』 (1998年6月) 絵:末弥純 / 電撃文庫
- 『RPGリプレイ 秘境伝説クリスタニア』 (1998年10月) 絵:末弥純 / 電撃文庫
[編集] ルールブック
- コンプコレクション9『クリスタニアコンパニオン』 著:水野良とグループSNE
- 『クリスタニアRPGルールブック』
- 『クリスタニアRPGワールドガイドブック』
- 『クリスタニアRPGデータブック』
- ブッキングTRPGシリーズ『クリスタニアRPG』
- クリスタニアRPGの3冊を1冊にまとめた復刻版。
[編集] サプリメント
- 『クリスタニア 完全ガイドブック』 ISBN 4-8402-1352-6
- 『クリスタニアRPGマスタースクリーン』
[編集] コミック
- 『レジェンド・オブ・クリスタニア はじまりの冒険者たち 1』 著:姫川明
- 『レジェンド・オブ・クリスタニア はじまりの冒険者たち 2』 著:姫川明
- 『レジェンド・オブ・クリスタニア はじまりの冒険者たち 3』 著:姫川明
[編集] OVA
- レジェンド・オブ・クリスタニア 第1巻「封切の洞窟」
- レジェンド・オブ・クリスタニア 第2巻「神王復活」
- レジェンド・オブ・クリスタニア 第3巻「新たなるはじまり」
[編集] 映画関連
- 映画パンフレット『はじまりの冒険者たち レジェンド・オブ・クリスタニア』 東映
- VHSビデオ『はじまりの冒険者たち レジェンド・オブ・クリスタニア』
- シングルCD『はじまりの冒険者たち レジェンド・オブ・クリスタニア』
- サントラ『はじまりの冒険者たち レジェンド・オブ・クリスタニア』
[編集] ムック
- NEWTYPE 100% COLLECTION 26『レジェンド・オブ・クリスタニア 「ロードス島戦記」~「はじまりの冒険者たち」』
- 電撃ムックシリーズ 『THE MOVIE はじまりの冒険者たち』 メディアワークス
[編集] ドラマCD
ビクターエンタテインメント
- ラジオドラマとして放送された。
- 『レジェンド・オブ・クリスタニア はじまりの冒険者たち CDシネマ1 神の城壁』
- 『レジェンド・オブ・クリスタニア はじまりの冒険者たち CDシネマ2 異邦の民』
- 『レジェンド・オブ・クリスタニア はじまりの冒険者たち CDシネマ3 邂逅の森』
- 『レジェンド・オブ・クリスタニア はじまりの冒険者たち CDシネマ4 逃走の大地』
- 『レジェンド・オブ・クリスタニア はじまりの冒険者たち CDシネマ5 新しき絆』
- 『レジェンド・オブ・クリスタニア CDシネマスペシャル 神王降臨』
- 『レジェンド・オブ・クリスタニア はじまりの冒険者たち TRPGサウンドリプレイ完璧編』
- 出演者によるRPGリプレイ。
[編集] コンピュータゲームソフト
[編集] その他関連作品
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- クリスタニア (グループSNE)