クリストファー・ウォーケン
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クリストファー・ウォーケン(Christopher Walken,本名Ronald Walken,1943年3月31日 - )はアメリカ合衆国ニューヨーク市出身の俳優である。
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[編集] プロフィール
本名ロナルド・ウォーケン(Ronald Walken)。 父親はドイツ系、母親はスコットランド系。 3人兄弟の次男である。
幼い頃からダンスや演技を学び、テレビ番組などにも子役として出演していた。 映画デビュー以前も舞台作品において数々の賞を受賞している。
マフィアのボス役や精神に異常がある人物役などのエキセントリックな役柄を得意とする名バイプレーヤーであり、業界内外を問わずカルト的なファンを多く持つ。また仕事を選ばないことでも有名である。
舞台のミュージカル俳優出身であるため、多くの出演作品の中で多かれ少なかれ踊っている。 2001年にはスパイク・ジョーンズが製作した、ファット・ボーイ・スリムの『Weapon of choice』のPVに出演し、サラリーマン姿で曲中ひたすら踊り続ける姿が話題になった。
アメリカでは“Patron Saint of the Cowbell”(カウベルの守護聖人)の異名を持つ。 これは『サタデー・ナイト・ライブ』において、カウベルに固執するレコードプロデューサーを演じるコントなどがあったためである。
大の猫好きでもあり、『KISS Guide to Cat Care』という猫の飼い方に関するハウツー本に序文を寄せたこともある。
[編集] 出演作品
(日本未公開・未発表、舞台作品等は除いている。)
[編集] 1970年代
- ショーン・コネリー/ 盗聴作戦 The Anderson Tapes (1971)
- クリストファー・ウォーケンのマインド・スナッチャー / 狂気の人体実験 The Happiness Cage (1972)
- グリニッジ・ビレッジの青春 Next Stop, Greenwich Village (1976)
- ローズ・ランド Roseland (1977)
- センチネル The Sentinel (1977)
- アニー・ホール Annie Hal (1977)
- ディア・ハンター The Deer Hunter (1978/アカデミー助演男優賞受賞)
[編集] 1980年代
- 戦争の犬たち The Dogs of War (1980)
- ペニーズ・フロム・ヘブン Pennies from Heaven (1981)
- 天国の門 Heaven's Gate (1981)
- アクターズ・ラブ 舞台は恋のキューピッド Who Am I This Time? (1982)
- ブレインストーム Brainstorm (1983)
- デッドゾーン The Dead Zone (1983)
- 007 美しき獲物たち A View to a Kill (1985)
- ロンリー・ブラッド At Close Range (1986)
- ウォーゾーン/虐殺報道 Deadline (1987)
- ミラグロ/奇跡の地 The Milagro Beanfield War (1988)
- ホームボーイ Homeboy (1988)
- ブルースが聞こえる Biloxi Blues (1988)
- コミュニオン/遭遇 Communion (1989)
[編集] 1990年代
- 迷宮のヴェニス The Comfort of Strangers (1990)
- キング・オブ・ニューヨーク King of New York (1990)
- マクベイン McBain (1991)
- 潮風のサラ Sarah, Plain and Tall (1991/TV映画)
- ミッドナイトチェイサー All-American Murder (1992)
- ミストレス Mistress (1992)
- バットマン リターンズ Batman Returns (1992)
- 流血の絆 Day of Atonement (1992)
- トゥルー・ロマンス True Romance (1993)
- 続・潮風のサラ Skylark (1993/TV映画)
- ウェインズ・ワールド2 Wayne's World 2 (1993)
- パルプ・フィクション Pulp Fiction (1994)
- ゴッド・アーミー/悪の天使 The Prophecy (1994)
- アディクション The Addiction (1994)
- 恋の選択 A Business Affair (1995)
- プロフェシー/ゴッド・アーミー全米公開版 The Prophecy (1995)
- ニック・オブ・タイム Nick of Time (1995)
- デンバーに死す時 Things to Do in Denver When You're Dead (1995)
- サーチ&デストロイ Search and Destroy (1995)
- Touch タッチ Touch (1996)
- バスキア Basquiat (1996)
- フューネラル The Funeral (1996)
- ラストマン・スタンディング Last Man Standing (1996)
- ワイルド・サイド Wild Side (1996)
- ラスト・キングス Suicide Kings (1997)
- エクセス・バゲッジ/シュガーな気持ち Excess Baggage (1997)
- マウス・ハント Mousehunt (1997)
- ゴッド・アーミー/復讐の天使 The Prophecy II (1997)
- 天井桟敷のみだらな人々 Illuminata (1998)
- メビウス Trance (1998)
- アンツ Antz (1998/声の出演)
- 潮風のサラ3 冬の終わり Sarah, Plain and Tall: Winter's End (1999/TV映画)
- デッド・レイン The Opportunists (1999)
- スリーピー・ホロウ Sleepy Hollow (1999)
- シシリアン/虐殺の地 Vendetta (1999/TV映画)
- タイムトラベラー/きのうから来た恋人 Blast from the Past (1999)
[編集] 2000年代
- ゴッド・アーミー 聖戦 The Prophecy 3: The Ascent (2000)
- マリー・アントワネットの首飾り The Affair of the Necklace (2001)
- アメリカン・スウィートハート America's Sweethearts (2001)
- カントリー・ベアーズ The Country Bears (2002/ラジー賞ワースト助演男優賞ノミネート)
- キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン Catch Me If You Can (2002/アカデミー助演男優賞ノミネート・英国アカデミー賞助演男優賞受賞)
- ランダウン ロッキング・ザ・アマゾン The Rundown (2003)
- カンガルー・ジャック Kangaroo Jack (2003/ラジー賞ワースト助演男優賞ノミネート)
- ラスト・マップ/真実を探して Around the Bend (2004)
- 隣のリッチマン Envy (2004)
- マイ・ボディガード Man on Fire (2004)
- ステップフォード・ワイフ The Stepford Wives (2004)
- ドミノ Domino (2005)
- もしも昨日が選べたら Click (2006)
[編集] ミュージックビデオ
- マドンナ 「Bad Girl」 (1993)
- ファット・ボーイ・スリム 「Weapon of Choice」 (2001/MTVビデオ・ミュージックアワード 6部門受賞[1]、グラミー賞ミュージックビデオ部門受賞)
[編集] 主な受賞歴
- アカデミー助演男優賞:1978年(ディア・ハンター)
- 全米批評家協会賞:2002年(キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン)
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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