サモンナイト3
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ジャンル | シミュレーションRPG |
対応機種 | プレイステーション2 |
開発元 | フライト・プラン |
発売元 | バンプレスト |
発売日 | 2003年8月7日 2005年2月24日 (PlayStation 2 the Best) |
対象年齢 | CERO: A |
デバイス | ¥3,800 |
売上本数 | 23万本 |
サモンナイト3は2003年8月7日にバンプレストより発売された、プレイステーション2用シミュレーションRPG。サモンナイトシリーズの第3弾。PlayStation 2 the Bestで廉価版が発売されている。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
目次 |
[編集] 概要
今作の物語は、第1作の「無色の派閥の乱」とそれに続く第2作の「傀儡(かいらい)戦争」より約20年ほど前に遡る。舞台はリィンバウムの地図にも示されない場所、かつては無色の派閥の実験場として使われていた小さな島である。
[編集] システム
基本的なシステムは前2作を継承しているが、今作からはバトルフィールドで視点が360度回転し、戦闘中もキャラクターが喋るようになっている。グラフィック面では、ハードがプレイステーション2となったため、過去2作品よりもさらにリアルになっている点が挙げられる。また、夜会話でも、キャラクターがプレイヤーと向かい合うように設定されているなど、前作よりもいろいろ工夫されている点が多い。また本作もクリア後の番外編が存在しており、前作のキャラクターが登場している。
- ブレイブクリア
規定以下のレベルでバトルパートに挑戦し、戦闘不能者を一人も出さず、なおかつ回復アイテムの使用回数も制限するというもの。これによって、新たなパーティ能力を得たり、能力を使用する際のポイントを獲得できる。
- パーティ能力
自軍全体に効果がある特殊能力。隠しアイテムを入手したり、自軍に有利な特殊効果を及ぼすなど、種類はさまざま。特定の条件(ブレイブクリア回数・特定行動の回数等)を満たすことで新たな能力を得ることが出来る。
- 協力召喚
複数キャラクターが同時に召喚術を唱えることにより、通常よりも強力な召喚術が使用できるというもの。特定の条件を満たしていなければ使用できない。(発動者以外のキャラクターのMPは消費されない)
[編集] 本作独自のシステム
- 抜剣覚醒(ばっけんかくせい)
主人公のみが使用できる特殊能力。これによってユニット能力が大幅に底上げされる。任意、または主人公の戦闘不能によって発動する。ただし、使いすぎると物語に重大な影響を及ぼすことも……。
- 授業会話
アドベンチャーパートで行われる、主人公と生徒の授業。これによって生徒と友達召喚獣を育成する。会話中の選択肢によって、生徒が専用召喚術を覚えたり、アクセサリやユニット召喚獣用フードを入手できる。
- 召喚ユニット育成
今作の召喚ユニットには戦闘後に経験値を振り分けることが出来ない。経験値を振り分ける代わりに「フード」と呼ばれるアイテムを食べさせることで召喚ユニット(友達召喚獣を含む)を成長させていく。召喚ユニットのレベルを上げるレベルフードと、特殊能力を覚えるスキルフードの二種類があり、召喚獣によって好物が決まっている。
[編集] ストーリー
士官学校を首席で卒業しながら、とある事件が原因で所属していた帝国陸軍を退役した主人公は、帝国屈指の豪商・マルティーニ家の家庭教師となった。
マルティーニ卿は、生まれてまもなく母を亡くした子女(生徒)の将来を考えて、士官学校に進学させようとしていたのである。主人公は生徒と共に、帝都ウルゴーラから士官学校がある工船都市パスティスに定期船で向かったものの、途中で海賊団・カイル一家に船を襲撃されてしまう。さらに海賊たちとの戦闘の最中に原因不明の大嵐が発生し、荒れ狂う海に生徒が投げ出されてしまった。それを助けようとした主人公は、海賊たちが止めるのも聞かず、海に身を投じる。 そして主人公はある島に流れ付いていた。ここから物語が始まった。
[編集] 登場キャラクター
[編集] 主人公
元は優秀な軍人であり、現新米家庭教師の若者。士官学校を首席で卒業しながらも、とある襲撃事件で敵兵士の命乞いに耳を貸してしまい、結果的に多くに人を危険にさらしてしまった。無事丸く収まり、事実を隠すために軍部によって英雄と祭り上げられようとするも、その前に自ら帝国軍を脱隊する。その後、その事件で結果的に助け、自分に恩義を感じている帝国屈指の豪商・マルティーニ家の子女を士官学校に入学させるために港町から学芸都市まで送り届け、その後は家庭教師として雇われる契約をしている。その途中、二人が乗った船が海賊に襲われたり、原因不明の大嵐に巻き込まれた挙句、無色の派閥の実験場であった島に流れ着くことになる。
直接攻撃系と召喚魔法系のいずれかを選択できるも、攻撃召喚魔法はよほどの高レベルでない限り利用価値が高いとはいえず、また主人公の戦闘不能はゲームオーバーやカルマエンドにかかわってくるため、防御力と攻撃力を強化するために前者を選択するのが常道である。主人公の一番の特性はHPがゼロになった場合に発動する「抜剣覚醒」であり、覚醒状態になると各パラメータが飛躍的に上昇して、さらにサモナイト石が破損する危険性を代償にした「暴走召喚・Over Summons」が使用可能になる。
- レックス
- 男性主人公。とてもお人よしな優男。確固たる意思を持ちつつも優柔不断で、かと思えば以外に頑固。士官学校の同期でもあるアズリア曰く、「女性の扱いが下手」らしい。
- アティ
- 女性主人公。おっとりとした女性。基本的に敬語で礼儀正しく、しっかりした部分を持ちつつも無自覚にズレた言動を見せ、ある人いわく、「子供の心を忘れないまま大人になった人」。
[編集] 生徒
帝国屈指の豪商・マルティーニ家の子女。ゲーム序盤の選択肢によって生徒となるキャラクターが決定される。本作品ではパートナーではなく、生徒という位置づけである。
- ナップ(声優:小松里賀)
- やんちゃでいたずら好きな少年だが、強い者に憧れを抱き「立派な帝国軍人」になりたいと思っている。ただし、勉強は嫌い。口は荒いが根は優しく、子供らしい素直な一面を持っている。機界ロレイラルの召喚獣・アールと出会い、友達になる。
- 召喚術よりも直接攻撃が得意。
- ベルフラウ(声優:かかずゆみ)
- 少々世間知らずで勝気なお嬢様。わがままにも見えるが、口にしたことが嘘にならないよう、陰でこっそり努力する部分も持っている。鬼妖界シルターンの召喚獣・オニビと出会い、友達になる。
- マルルゥ(後述)と並ぶ数少ない弓使いの一人。成長のさせ方次第で銃を使えるように。
- アリーゼ(声優:釘宮理恵)
- 内気で大人しい少女。人見知りが激しく本心で思っていることもなかなか口に出せずにいるが、根はおしゃべり好きで一度打ち解けた相手には延々としゃべり続ける。読書好きで自分でお話を作ったりすることも。霊界サプレスの召喚獣・キユピーと出会い、友達になる。
- 回復に特化した召喚師タイプのキャラクターだが、育成の仕方によっては剣も装備できるようになる。
- ウィル(声優:進藤尚美)
- 冷めたように見える物静かな少年。何でもそつなくこなせる才能を持っているが、それゆえに他人に対して冷たい態度をとったり、皮肉を言う癖がある。小動物のような言葉を話さない相手にはとても優しい一面を見せる。幻獣界メイトルパの召喚獣・テコと出会い、友達になる。
- 召喚術と剣術、どちらもこなせる器用なキャラクター。成長のさせ方次第で刀が装備できるようになる。
[編集] 友達召喚獣
「忘れられた島」で生徒と出会い、友達になったはぐれ召喚獣。選んだ生徒によって自動的に決定される。生徒専用の召喚術・ユニット召喚獣として、戦闘に参加させることが出来る。
- アール(声優:神田朱未)
- 機界ロレイラルの召喚獣。浜で襲われていたところをナップに助けられ、友達になる。
- 鳴き声は「ガガガ」や「ピッピー!」等。名前の由来は、お腹に「R」と書かれていたからである。
- レベル3召喚では巨大な本体(?)が飛来、合体する。その際は頭部パーツとなる。
- オニビ(声優:野田順子)
- 鬼妖界シルターンの召喚獣。力自慢の火焔妖。浜で襲われていたところをベルフラウに助けられ、友達になる。
- 鳴き声は「ビービー」等。名前の由来は、見た目そのまんまのようだ。
- レベル3召喚では紅い獅子に変身。といっても、見た目は鬣の生えた子猫。
- キユピー(声優:ゆかな)
- 霊界サプレスの召喚獣。お茶目でのんきな天使の子。浜で襲われていたところをアリーゼに助けられ、友達になる。
- 鳴き声は「キュキュ~」や「キュピ~」等。名前の由来もそれにちなんでいる。友達召喚獣の中では唯一の女の子。
- レベル3召喚では少女姿の天使に変身(成長?)。
- テコ(声優:夏樹リオ)
- 幻獣界メイトルパの召喚獣。二本足で歩く猫のような姿をしている。浜で襲われていたところをウィルに助けられ、友達になる。
- 鳴き声は「ミャミャー」や「フミィ~」等、猫そのもの。名前の由来はテコテコと歩くからである。
- レベル3召喚では手足が伸びスタイルが良くなる(成長後の姿?)。
[編集] カイル一家
主人公達が乗っていた定期船を襲撃した、海賊団カイル一家の海賊たち。島を脱出するために、やむなく主人公と生徒は船を持っている(嵐で壊れていたが)彼らと共同生活を送る事になるが、共に暮らすうちにかけがえの無い仲間へとなっていく。
- カイル(声優:松本保典)
- 一家の頭領兼操舵手。野性的で筋骨たくましい青年だが、少年のような瞳のため粗野な印象は無い。竹を割ったような気質の持ち主で、頼りになる兄貴的な人物。
- 格闘術とストラ(気功のような術)の使い手で、その恵まれた体格と相まってその力はかなりのもの。また頭も切れ、頭領としての力量も高い。漁師の家に生まれたからか根っから海が好きで、海賊になったきっかけも、それが高じて密航した船が海賊船だったため。
- ソノラ(声優:神田朱未)
- 一家の砲撃手でカイルの妹分。乗っていた船が嵐で遭難し、漂流していたところを海賊船に救われたという過去を持つ。
- 海賊団という男所帯で育ったせいか、口調はやや乱暴ではあるが、人を思いやる優しさも持っている。喜怒哀楽が激しく感情を表に出すタイプ。
- 女性ゆえ力は弱いが、海賊団の一員である以上は足手まといにはなりたくないと銃の扱いを学び、今や銃だけではなく銃火器全般の扱いに長け、ガンナーと呼ばれるに相応しいまでに腕を上げた。ただ、その反動ゆえか火薬マニアでトリガーハッピーという困った性癖まで身についてしまっている。
- スカーレル(声優:小野坂昌也)
- 一家のご意見番兼航海士。派手でしゃれた衣装を着こなす、一見女性のような細身の青年。
- おねえ言葉を話し、唇には紫色のルージュをひいているが、いわゆるオカマではない。この手の人間にありがちな気持ち悪さや不自然さは一切なく、派手だが趣味のいい服装や洗練された物腰からは、そこらの女性顔負けの色気すら漂わせるほど。
- 人をからかうような言動が目立つが、実際は落ち着きのある性格で物事の裏を見通したり、人の心理を読む洞察力に長けている。また、非常時においても冷静かつ客観的で、常に現実的な観点から物事を判断する。
- 時に冷酷非情とも受け取られるその言動は、海賊団に入る前の彼の過去に関係があるらしいが、詳しい経緯は頭領であるカイルも知らない。
- ヤード・グレナーゼ(声優:三浦祥朗)
- 一家の客人。スカーレルとは同じ村で育った幼なじみ。真面目で穏やかな気質の青年だが、思い詰めると怖い一面もあり。
- 無色の派閥に所属していた召喚師であったが、とある事件の真相を知ったことで派閥を抜け、現在はカイル一家に身を寄せている。
- 無類のお茶好きで、そのこだわりようはかなりのもの。書道もたしなみ、ミスミ(後述)に手ほどきをしていた。少々スパルタな面も見受けられる。
- 派閥を脱走する際、派閥の至宝である二本の剣を持ち出した。霊界サプレスの召喚術を得意とする。
[編集] 護人たち
「忘れられた島」にある4つの集落を護る代表者たち。「ロアーズ」とも呼ばれる。過去に島で起きた出来事から、当初は主人公たち人間を拒絶していたが、カイル一家と同じく、彼らも掛け替えの無い仲間へとなっていく。
- アルディラ(声優:久川綾)
- 機界集落「ラトリクス」の護人。機界の人類である融機人(ベイガー)の女性。理知的で聡明だが、人に頼るのが苦手な一面も。
- 攻撃に特化した召喚師タイプのキャラクター。成長のさせ方次第でドリルが装備できるようになる。
- キュウマ(声優:藤原啓治)
- 鬼妖界集落「風雷の郷」の護人。郷の長でもある鬼姫・ミスミに仕えている鬼忍。真面目な性格で恋愛沙汰に弱い。
- 覚えるスキルがとても豊富で、忍者らしく敵の虚をつき大打撃を与える戦法が得意。
- ファルゼン(声優:田中一成)
- 霊界集落「狭間の領域」の護人。非常に寡黙な冥界の騎士。本体は霊体だが、霊力の消耗を避けるために特別な鎧を装備している。
- 物理攻撃・防御力には優れているが、反面、魔法攻撃にとても弱い。
- ヤッファ(声優:中田譲治)
- 幻獣界集落「ユクレス村」の護人。独自の「まじない」を使う虎型の亜人・フバース族の出身。少々面倒臭がりなところが玉に瑕。
[編集] 島の住民たち
島の住民で各集落で個別に暮らしているだけだったが、主人公たちが島にやって来てからは、積極的に他集落を訪れたりするなど少しづつ変わっていく。主人公たちと同じく、島に漂着した者たちも。
[編集] 機界集落「ラトリクス」
- クノン(声優:立野香菜子)
- 護人・アルディラの補佐的存在。外見は人間の少女そのものだが、実は医療看護用自動人形(フラーゼン)という機械人形。アルディラの身の回りの世話や体調管理を目的に召喚された。またある程度の戦闘能力もあるため、彼女の護衛も行っている。アルディラを慕っており、彼女に仕えているのは任務だからだけではなく、自分がそう望んでいるから、でもあるらしい。人間らしい感情を持つこともできるようだが、アルディラ以外の他者との交流がほとんどなかったため、その機能はほとんど未発達。そのためか考えに杓子定規な所があり、やや融通がきかない。
- ヴァルゼルド(声優:杉田智和)
- スクラップ場に打ち捨てられていた機械兵士。故障して身動きが取れなくなり、数十万時間もの間、エネルギーの補給を行えないままガラクタに埋もれていた。たまたま近くを通りがかった主人公に助けを求め、それ以来自分のために懸命に奔走してくれる主人公を「教官殿」と呼び、慕うようになる。兵士らしく語尾に「~であります」とつけてしゃべり、寝ぼけてあらぬことを口走るなど、人間臭い一面も持ち合わせている。しかし、修理が完了して最後の調整が終わったとき、彼は意外な行動に出る。
[編集] 鬼妖界集落「風雷の郷」
- ミスミ(声優:小山茉美)
- 護人・キュウマと共に郷を束ねる鬼人族の姫君。かつて郷を治めていたリクトの妻であり、彼の亡き後はキュウマの助けを借りて郷を護ってきた。一児の母であるが、若々しいその容貌からはとてもそうは見えない。夫の忘れ形見であるスバルをとても可愛がっている。招かれざる客である主人公達に対して、積極的に親交を深めようとするなど、過去や偏見に囚われることなく行動することができる優れた人物。好奇心が旺盛で意外と茶目っ気があるなど、親しみやすい人柄の持ち主でもある。また結婚前は女だてらに薙刀を手に戦場を駆け巡り、風の術を得意とした事から「白南風の鬼姫(しろはえのおにひめ)」の異名をとるほどの女傑だったらしい。
- スバル(声優:大本眞基子)
- ミスミの一人息子。「豪雷の将」と呼ばれていた亡き父リクトの血を強く受け継いでいるらしいが、今はまだやんちゃ盛り。父親の顔も知らないが、今も英雄として郷の者の尊敬を集める父に強い憧れを抱いており、将来はリクトのようになりたいと、キュウマから武術を習っている。
- ゲンジ(声優:銀河万丈)
- 名もなき世界の「ニッポン」という場所から召喚されてきた厳格な老人。
- リィンバウムに召喚される前は教師をしていたらしい。お茶の葉を育て煎れる腕前は、お茶好きのヤードを唸らせるほど。
[編集] 霊界集落「狭間の領域」
- ファリエル(声優:夏樹リオ)
- 時折主人公の前に現れる霊体の少女。「狭間の領域」の住人。「無色の派閥」に所属していた人物で、かつての島での動乱においては召喚獣側につき、戦死。見た目は華奢だが、召喚術よりも白兵戦の方が得意。
- フレイズ(声優:中村悠一)
- 護人・ファルゼンの補佐的存在であり、参謀的役割を果たす天使の青年。ファルゼンに対して絶対の忠誠を誓っており、何よりファルゼンの事を第一に考える。天使だけに真面目で礼儀正しく、また女性に優しいフェミニストである。反面、粗暴な人物や天使の敵である悪魔を毛嫌いしている。嘘が苦手な様子。
- マネマネ師匠(声優:山崎たくみ)
- 「狭間の領域」の一画にある「双子水晶」の住民。ものまねとダンスが得意ないたずら好きの幽霊。
[編集] 幻獣界集落「ユクレス村」
- マルルゥ(声優:杉本沙織)
- 幻獣界メイトルパに咲くルシャナという花から生まれた妖精。身体は子猫ほどの大きさだが、物怖じしない性格でとても人懐っこく、人が笑っているのを見ると幸せになる、と島を飛び回っては色々な人のお手伝いをしている。反面、人の悲しみや痛みなどの負の感情を感じると元気を失ってしまう。世話好きでぐうたらした生活を送っているヤッファに説教をする事も。人の名前を覚えるのが苦手で、自分で勝手につけたあだ名で呼んでいる(主人公は先生さん、スバルはヤンチャさん、パナシェはワンワンさん、ヤッファはシマシマさんなど)。小さいと言われると本気で怒る。
- パナシェ(声優:野田順子)
- 犬型の亜人・バウナス族の少年。スバルやマルルゥの遊び友達。怖がりで気弱なところがある。
- シアリィ(声優:広橋涼)
- 亜人の娘。料理を教えてもらったことが縁で、オウキーニに想いを寄せるように。
[編集] その他
- メイメイ(声優:小松由佳)
- 謎多きへべれけ占い師。前作に引き続き登場。行き倒れになっていたところを主人公たちに助けられた。
- 後に島内で占いや雑貨の店を開く。
- イスラ(声優:鈴村健一)
- 主人公たちと同じく、島に流れ着いてきた青年。ショックで衰弱し記憶を失っている。
[編集] ジャキーニ一家
主人公たちよりも前に、「忘れられた島」に漂着した海賊たち。カイル一家とは面識があるらしいが……。
- ジャキーニ(声優:稲田徹)
- 一家の頭領。粗野で後先を考えない性格だが、豪快で非常に面倒見の良い海の漢である。前作に引き続き登場。
- 海賊でありながら、大の魚嫌い。「だから、陸に上がるのはいやなんじゃあ!」が口癖。
- オウキーニ(声優:矢部雅史)
- 一家の副船長兼料理番で、ジャキーニの義兄弟。格闘術とストラの使い手であり、シルターン料理に関しても天性の才能を持っている。
- 気質の穏やかな海賊らしからぬ常識人で、後先を考えず突っ走りがちなジャキーニを止めるのも彼の役目。
[編集] 帝国軍
とある品物を運ぶ特殊任務の最中、偶然主人公たちと同じ定期船に乗り合わせ、大嵐に巻き込まれてしまう。主人公たちやカイル一家同様、彼らも「忘れられた島」に流れ着くが……。
- アズリア・レヴィノス(声優:住友優子)
- 帝国軍海戦隊第6部隊部隊長。主人公とは士官学校時代の同期に当たる女性で、主人公に強烈なライバル心を抱いている。
- 剣士としても指揮官としても優秀。軍部の名門レヴィノス家の出身で非常に誇り高いが、それを鼻にかけるような事は無く、厳しさの中にも女性らしい優しさを持つため、部下からの信頼は厚い。反面、任務遂行の為なら私情を捨て去る軍人らしさも併せ持つ。病弱な弟がおり彼の代わりに後継者候補となっている。
- ギャレオ(声優:天田真人)
- アズリアの副官で格闘術とストラの使い手。岩を組み上げたような大柄な体格。要領が良い方ではないが、忠誠心と腕力は部隊随一。
- 現地徴用された叩き上げの軍人であり、見栄や体面を気にする軍上層部の風潮を苦々しく思っている。
- ビジュ(声優:高木渉)
- 帝国軍所属の軍人。加虐心が強く、任務にかこつけて自らの欲求を満たすため、軍をたらい回しにされて第6部隊に流れ着いてきた。
- アズリアに対しても反抗的な態度を取る事が多く、命令違反も度々行っている。顔のタトゥーは、捕虜になった際に受けた傷を隠すためのもので、それがきっかけで過剰なまでに加虐的な性格になったらしい。
[編集] 無色の派閥
召喚術による世界刷新や国家転覆を企てている、原理主義的な召喚師の集団。暗殺組織などとも手を結んでおり、その内情を知る者たちから忌み嫌われている。何者かに持ち去られた派閥の至宝の行方を追って、忘れられた島にやって来た。
- オルドレイク・セルボルト(声優:山崎たくみ)
- 無色の派閥の大幹部でセルボルト家の現当主。召喚師としてきわめて強大な魔力を持ち、特に霊界・鬼妖界召喚術を得意とする。しかし、抱いている野望は実力以上に大きく、自分以外の人間を道具としか見ていない節がある。
- ツェリーヌ・セルボルト(声優:牧島有希)
- 「死霊の女王」の二つ名を持つオルドレイクの妻。霊属性召喚術を行使し、夫の野望に助力する。
- ウィゼル・カリバーン(声優:上別府仁資)
- オルドレイクの護衛として雇われている、シルターンから来た凄腕の剣豪。特に居合いを得意とする。
- ヘイゼル(声優:ゆかな)
- 無色の派閥に雇われている女暗殺者。犯罪組織「赤き手袋」の構成員で「茨の君」の二つ名を持つ。スカーレルとは顔見知りらしい。
[編集] 主題歌
[編集] 外部リンク
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