サルヴァトール・アダモ
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レジオンドヌール5等受勲者サルヴァトール・アダモ(Salvatore Adamo)は1943年11月1日にコーミゾ(シチリア)で生まれたフランス語の歌手である。1947年、父親が家族を連れてベルギーの鉱山に働きに行った。
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[編集] 概要
1959年12月、夏のラジオ講座の補習を受け、成績は最高で目立たない45位であった。パリを離れ、1963年に「サン・トワ・マミー」(原題:Sans toi mamie)が最初のヒット曲になった。続いて「雪が降る」(原題:Tombe la neige)(1963年)、「Vous permettez Monsieur」(1964年)、「Les Filles du bord de mer」と「夢の中に君がいる」(原題:Mesmains sur tes hanches}(1965年)、「インシャラー」(原題:Inch Allah)(1967年)がヒットした。
ジャック・ブレルは「アダモは『愛の植木職人』」と言い、レイモン・デヴォは「アダモは歌であり、詩であり、心を揺らすもの」であると言った。
アダモの曲は、世界各地でヒットし(特に日本で)、様々な言語で自分の歌を歌った(イタリア語、スペイン語、ドイツ語、オランダ語、日本語、ポルトガル語、トルコ語)。日本でヒットした理由は、「雪が降る」の構成が、日本の俳句の形式に似ている事実から窺える。その為、日本人は日本の歌にしてしまい、サルヴァトール・アダモ自身が聴いた話では日本人が歌うことさえある。
1980年代は心臓病で一時休養することになるが、1990年代の郷愁に満ちた流れで、特にアルバム「Zanzibar」で歌手のアルノーとの共演という最高の計画で復帰することになる。2004年、健康上の理由から多くのコンサート、特にヴィエイユサリュー祭のコンサートが中止された。
1993年からアダモはベルギーのUNICEF大使を務めている。
2001年7月4日の勅令でベルギー国王アルベール2世はレジオンドヌール勲章5等に列した。
1965年、1967年、1969年、1971年、1977年に音楽ホールオリンピアで歌っている。
[編集] ディスコグラフィ
- 1992年 : Rêveur de fond
- 1994年 : C’est ma vie (Compilation Live)
- 1995年 : La vie comme elle passe
- 1998年 : Regards
- 1998年 : Par les temps qui courent
- 2002年 : Les mots de l’âme (compilation)
- 2003年 : Zanzibar
- 2004年 : Un soir au Zanzibar (live) + DVD du même nom
- 2007年 : La part de l'ange
[編集] 出版物
- 2001年 : アルバン・ミチェル Le souvenir du bonheur est encore du bonheur