ジョイフル
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種類 | 株式会社 |
市場情報 | |
本社所在地 | 870-0141 大分県大分市三川新町1-1-45 |
電話番号 | 097-551-7131 |
設立 | 1976年5月20日 |
業種 | 小売業 |
事業内容 | ファミリーレストラン |
代表者 | 穴見陽一 |
資本金 | 15億9,659万円 |
売上高 | 629億円(2006年12月期) |
従業員数 | 正社員1,389名 |
決算期 | 12月 |
主要株主 | ジョイ開発有限会社 30.77% |
関係する人物 | 穴見保雄(創業者、現代表者の実父) |
外部リンク | http://www.joyfull.co.jp/ |
株式会社ジョイフル(Joyfull Co., Ltd.)は、九州を中心に同名のファミリーレストランチェーンを展開する企業である。
本社は大分県大分市三川新町1-1-45。福岡証券取引所の単独上場銘柄(証券コードは9942)。小商圏への出店と低価格戦略を特徴とする。
原則全店直営だが、長崎県、沖縄県などはフランチャイズである。かつては地域子会社による店舗展開が行われていたが、2004年6月1日までにすべてジョイフル本社に合併されている。
これまで全店24時間営業で、また不採算を理由とした閉店を行わなかったが、2004年より不採算店舗を閉鎖、また一部の店舗で深夜営業を取りやめている。閉鎖第1号は高知県中村市(現・四万十市)の高知西中村店で、わずか3年ほどの営業だった。
また、新業態としてショッピングセンターのフードコート内に出店する「ジョイフルQ」と「はらぺこ丸」の展開を開始し、2005年3月22日に福岡県筑紫野市に1号店が開店した。ただし、公式サイトには一切書かれていない。大分合同新聞の記事
2006年12月現在708店舗。北海道、宮城県以外の東北地方、甲信越地方、神奈川県には全く店舗がない。また、群馬県以外の関東6都県、東海4県は県庁所在地に店舗がない。東日本への新規展開は白紙となっている。一時期は乱造とも言えるハイペースで出店しており、店舗同士の距離がほんの1km程しか離れていない地域も存在するが、業績の悪化により、2005年12月15日開店の高松扇町店(香川県高松市)を最後に直営での新規出店を凍結することとなった。
一時期別府市の老舗ホテル・別府亀の井ホテルを傘下におさめていた。1994年に買収したが、本業集中のため2002年にジョイフル創業者で当時の社長だった穴見保雄が株式を引き取り、グループを離れた。
Jリーグの大分トリニータのスポンサーである。2005年はドリンク券の絵柄にトリニータの選手の写真を使用していた。
目次 |
[編集] かつての地域子会社の営業エリア
- ジョイフル本社 山口県、福岡県、佐賀県、大分県、熊本県、宮崎県、鹿児島県、愛媛県南予地方、高知県
- 中国ジョイフル(岡山県倉敷市、2002年11月1日合併) 岡山県、広島県、香川県、愛媛県川之江市(現・四国中央市)、兵庫県姫路市
- 近畿ジョイフル(滋賀県大津市、2004年6月1日合併) 滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県(姫路市・加古川市を除く)、奈良県、和歌山県
- 北陸ジョイフル(石川県金沢市、2004年6月1日合併) 富山県、石川県、福井県
- 中部ジョイフル(愛知県豊橋市、2004年6月1日合併) 静岡県、愛知県、岐阜県、三重県
- 関東ジョイフル(東京都青梅市、2002年6月1日ジョイフル本社に営業譲渡、清算) 栃木県、群馬県、埼玉県、東京都
- 東京ジョイフル(千葉県松戸市、2004年6月1日合併) 茨城県、千葉県
- 東北ジョイフル(宮城県仙台市泉区、2004年6月1日合併) 宮城県
ジョイフル本社は地域子会社と区別するため「九州ジョイフル」と呼ばれていた。
中国ジョイフルは現社長の穴見陽一が社長をしていた。その関係で2005年3月まで中国管理部として本社とは切り離された運営がなされていた(現在は廃止され、倉敷市の旧中国ジョイフル本社ビルは1階のジョイフル倉敷本店以外空き部屋になっている)。
なお、合併後近畿以東の管理部門は一時期大阪府に新設した事務所(詳細な場所は非公表)にて行っていたが、現在は管理統制機能の全てが大分の本社に集約されている。従業員の給与は郵便貯金口座への振込にしたことにより、大分に集約することができた。
[編集] 事件
中四国地方の店舗で賞味期限切れ
岡山県・香川県などの店舗で賞味期限が切れた物を使用していた問題。不二家の事件のすぐだったため問題となった