セシリー・フェアチャイルド
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セシリー・フェアチャイルドは、アニメ映画『機動戦士ガンダムF91』、漫画『機動戦士クロスボーン・ガンダム』に登場した架空の女性。(声:冬馬由美)
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
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[編集] コスモ・バビロニア紛争期(『機動戦士ガンダムF91』)
フロンティア総合学園普通科に通う17歳の少女。4歳の頃よりシオ・フェアチャイルドの娘セシリー・フェアチャイルドとして育てられていたが、実はクロスボーン・バンガード(C・V)のカロッゾ・ロナ(鉄仮面)とナディアとの間に生を受けた子供、ベラ・ロナであり、異母兄弟であるドレル・ロナ、従兄弟であるシェリンドン・ロナがいる。
祖父マイッツァーの掲げる貴族主義に反発したナディアに連れられフロンティア・サイド(旧サイド4)のコロニー”フロンティアIV”に移住してきた。類い希な美貌の持ち主であり、十数年ぶりに再会した祖父から、コスモ・バビロニアの象徴(アイドル)としてロナ家に迎えられ、友達であるシーブック・アノーが死んだと思っていた事もありベラ・ロナとして生きる道を選ぶ。
新型MS、XM-07ビギナ・ギナを与えられ、ザビーネ・シャルの“黒の部隊”に随伴していたが、シーブックと再会。ベラではなくセシリーとして生きることを選び、XMA-01ラフレシアを駆るカロッゾに戦いを挑む。カロッゾ自身にコクピットをこじ開けられ宇宙空間に飛ばされるもののシーブックに助けられた。
この事等もあり、シーブックとはより親密になっていったようだ。
[編集] ベラ・ロナ としての活躍(「機動戦士クロスボーン・ガンダム」)
その後の消息については「機動戦士クロスボーン・ガンダム」において語られており、宇宙世紀0128年、新造艦バビロニア・バンガードの処女航海に参加。しかし同艦はその航海中、事故が発生し乗員全員が行方不明になったと記録されており、セシリー・フェアチャイルドの名も記録上はここで消えている。だが、実際には健在であり、木星帝国の野望を知ったセシリーはベラ・ロナに名を変え、自らが指導者となり新生クロスボーン・バンガードを組織、戦艦マザー・バンガードの艦長として木星圏で帝国との戦いを行っていた。なお、この頃シーブックは本名ではなくキンケドゥ・ナウという偽名を名乗り、ベラを支えていた。
U.C.0133年、新生クロスボーン・バンガードはついに地球侵攻を開始した木星帝国を追撃して地球圏に舞い戻るが、ベラの従妹シェリンドン・ロナの策により連邦軍との交戦を余儀なくされる。だが、トビア・アロナクス、キンケドゥ・ナウの活躍により木星帝国総統クラックス・ドゥガチの野望に終止符を打っている。紛争終結後は再び元の名前セシリー・フェアチャイルドに戻り、恋人であるキンケドゥ(紛争後には元の名前シーブック・アノーに戻っている)手に手を取って地球の緑の中へと消えて行った。
その後、シーブックと結婚、一児の母となり、パン屋を営んでいる事が『機動戦士クロスボーンガンダム スカルハート』で明かされている。さらにその続編である『鋼鉄の7人』では二児の母となった。
彼女はパン屋を営んでいたシオ・フェアチャイルドの影響からか、ストレスが溜まると、パンを焼くことがある。シーブックを戦乱に巻き込んだ事に対して密かに思い悩んでいた。
[編集] 主な搭乗機
- XM-07 ビギナ・ギナ
[編集] 主な搭乗艦
- バビロニア・バンガード
- マザー・バンガード
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