チミケップ湖
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所在地 | 北海道 津別町 | |||
面積 | 1.2 km² | |||
周囲長 | 7.5 km | |||
最大水深 | 21.3 m | |||
平均水深 | 12.2 m | |||
貯水量 | 0.0143 km³ | |||
水面の標高 | 290 m | |||
成因 | 堰止湖 | |||
淡水・汽水 | 淡水 | |||
湖沼型 | 貧~中栄養湖 | |||
透明度 | 3.1 m |
チミケップ湖は、北海道東部、網走郡津別町字沼沢にある湖。チミケップとはアイヌ語で「崖を破って水が流れる所」という意味。
- 流入河川:オビオメの川、ヤマメの沢川
- 流出河川:チミケップ川
目次 |
[編集] 概要
約一万年前に地殻変動による崖崩れで谷がせき止められて出来たと考えられている。堰止湖。湖水は弱アルカリ性でヒメマスやウグイなどが生息している。またマリモが生息している。
チミケップ湖は阿寒湖と共にヒメマスの原産地である。この二つの湖のヒメマスが支笏湖や十和田湖などに放流されて自生している。現在、原種のヒメマスではなく、支笏湖などからもってきて放流したヒメマスのみが生息しているといわれている。
湖周辺は自然歩道が整備されており、湖北東岸には町営キャンプ場、東岸にはチミケップホテルがある。南岸の端から200 m下流のチミケップ川には7段の岩床の上を流れ落ちる「鹿鳴(ろくめい)の滝」がある。
[編集] 交通
湖畔と周辺市町は北海道道494号訓子府津別線、北海道道682号二又北見線により結ばれている。湖周辺の道路は未舗装。道幅が狭く、路肩が弱いので注意が必要。冬季は開成峠(北海道道27号北見津別線)方面を除き通行止めとなる。
津別町営バスの開成線(津別 - 北見)が、北海道道27号北見津別線沿いに「チミケップ入口」停留所を設置しているが、約7km離れているため交通アクセスとしては機能していない。