ツチグリ (菌類)
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?ツチグリ Astraeus hygrometricus(Pers.)Morgan |
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分類 | ||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||
Astraeus hygrometricus(Pers.)Morgan | ||||||||||||||
和名 | ||||||||||||||
ツチグリ |
ツチグリ(土栗、Astraeus hygrometricus(Pers.)Morgan)は担子菌門菌蕈綱ニセショウロ目ツチグリ科ツチグリ属のキノコ。 夏から秋、林内の道端や土の崖などで普通に見られる中型のキノコ。
扁球形の袋の中に胞子を作る。その外側には皮質の厚い外皮がある。成熟すると、外皮は7-10片に裂けて星形に開く。
そうすると、星型の座布団の上に、胞子の入った袋が乗っている形になる。胞子は袋の先端の穴から放出される。外皮は、乾湿にあわせて開閉する。乾燥すると、外皮は丸まり、胞子の袋を包んで、全体が球形になる。
内部が白い幼菌は食用になり、東南アジアなどでは缶詰にもされるが、日本ではあまり食べられない。
3~5月、海岸のクロマツ林にコツチグリ(var. koreanus V.J.Stanék)が発生する。
植物にも同名の種、ツチグリ(Potentilla discolor バラ科)がある。
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