テレ・サンタナ
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テレ・サンタナ(「テレ・サンターナ」とも。Telê Santana da Silva、1931年6月26日 - 2006年4月21日)は、ブラジル・出身の元サッカー選手・監督。
ミッドフィルダーとして選手生活をスタートさせたが、ゼゼ・モレイラによって右ウイングにコンバートされる。フルミネンセ、グアラニFC、ヴァスコ・ダ・ガマなどでプレーした。フルミネンセのエースであったが、その時代のブラジルにはガリンシャを初めとした名手が数多く揃っており、彼がブラジル代表のユニフォームを纏ったのは僅か3試合に留まっている。
1967年に選手生活に終止符を打ち、指導者としての道を歩み始め、フルミネンセやグレミオで監督として指揮を執り、1982年にブラジル代表監督に就任。同年開催されたスペインW杯ではジーコら「黄金のカルテット」と呼ばれた最強の布陣で大会に臨んだが2次リーグ敗退に終わった。その後、サウジアラビアのクラブチームの監督を経て再びブラジル代表監督に復帰。1986年のメキシコW杯ではベスト8の成績を残した。
以後、フラメンゴ、サンパウロFCで指揮を執り、サンパウロではトヨタカップ2連覇を果たしたが、1996年に体調を崩して以来闘病生活が続き、2006年に腸の感染症などのため亡くなった。享年74。
[編集] 選手経歴
[編集] 指導者経歴
- フルミネンセ(ブラジル) 1969-1970
- アトレチコ・ミネイロ(ブラジル) 1970-1976
- グレミオ(ブラジル) 1977-1979
- パルメイラス(ブラジル) 1980-1982
- ブラジル代表 1982、1986
- アル・アリ(サウジアラビア) 1983-1985
- フラメンゴ(ブラジル) 1988-1989
- サンパウロ 1990-1996
カテゴリ: ブラジルのサッカー選手 | ブラジルのサッカー指導者 | フルミネンセの選手 | CRヴァスコ・ダ・ガマの選手 | 1931年生 | 2006年没