トライやるウィーク
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トライやるウィークは、兵庫県が、某刑事事件を契機に中学生に働く場を見せて学習させようとする趣旨から、県内の中学2年生を対象として1998年度から実施されている体験学習のカリキュラムの一つである。一部、市立・国立中学校においては、期間が短縮されているか、実施されていなかったりする。
一週間、中学生が、職場体験などを通して地域について学ぶ。「生きる力」を育むことを目的としている。また、教員にも生徒よりも期間が短い「先生のトライやる」と称する職場研修が課せられている。活動内容としては次のようなものがある。
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[編集] 受け入れ先
学校・PTAが受け入れ先を探している。
- 例
- 幼稚園、保育園、小学校、図書館、県立教育施設(不登校関係など)公民館など
- 役所、消防署、警察署、郵便局
- 福祉施設、医療機関
- 小売店、コープ、ガソリンスタンドなど
- 神社、仏閣
- バス、鉄道、空港など交通機関
- 農家、漫画家、牧場、個人商店などの自営業
- 新聞社、放送局などのマスメディア(自分たちで取材・編集した事象を掲載・放送する。)
[編集] 時期
- 時期は、主に春と秋(5、6月と10月ごろ)に各市町ごとに決めて行われている。
- 教員のトライやるは、主に夏休みに行われる。
[編集] 自然学校との関係
- 同じ定期行事である自然学校とのかかわりが多い。
- 自然学校と同週、もしくは、その前後によく行われる。小学校や公立施設が忙しくなる時期に若い人力を借りようとする意図による。
- この傾向は過疎部の学校にみられる。
- 小学生の時から働く職場に興味を持つようにする意図がある。
- 自然学校の開始のほうが若干早い事から年齢の指標として見られる。