ドナウエッシンゲン音楽祭
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
![]() |
クラシック音楽 |
---|
作曲家 |
ア-カ-サ-タ-ナ |
ハ-マ-ヤ-ラ-ワ |
音楽史 |
古代 - 中世 |
ルネサンス - バロック |
古典派 - ロマン派 |
近代 - 現代 |
楽器 |
鍵盤楽器 - 弦楽器 |
木管楽器 - 金管楽器 |
打楽器 - 声楽 |
一覧 |
作曲家 - 曲名 |
指揮者 - 演奏家 |
オーケストラ - 室内楽団 |
音楽理論/用語 |
音楽理論 - 演奏記号 |
演奏形態 |
器楽 - 声楽 |
宗教音楽 |
メタ |
ポータル - プロジェクト |
カテゴリ |
ドナウエッシンゲン音楽祭(独:Donaueschinger Musiktage、直訳は「ドナウエッシンゲンの音楽の日々」)は、ドイツの街ドナウエッシンゲンで開催される、世界初の現代音楽祭。
1921年から開催され、今もなお世界の若い前衛作曲家の登竜門として、デビュー、ならびに音楽家の発掘の場として注目されている。毎年ライブを録音したCDなどが発売され、現地に足を運べないファンからも支持されている。南西ドイツ放送が主催。他に現地のビール会社フュルステンベルクが共催している。
初期には新ウィーン楽派やパウル・ヒンデミット、イゴール・ストラヴィンスキー、ダリユス・ミヨー、オリヴィエ・メシアン、ジョン・ケージらがここで新作を初演している。
近年では、決して斬新な作曲家の登竜門になっていない点、外国人の優秀な作曲家に頼らないとやっていけない点、演奏家の人選の極端な偏向など、問題点も山積しており、例年開催から隔年へと切り替えることも提唱されている。それにもかかわらず、すぐれた新作の発表の場としての意義は今なお失われてはいない。
会場はドナウエッシンゲン市内の複数の場所で行われているが、いずれも徒歩で移動可能の範囲である。主要な会場はドナウハレと呼ばれる町で一番大きなホールであり、これは音楽用に設計されたドナウハレAと、多目的な舞台設置が可能であるドナウハレBの二つのホールを持つ。ドナウハレBで上演される場合は、舞台要素を含む作品が多い。二つのホールを繋ぐ別室では、期間中に各楽譜出版社やCDの見本市も開かれている。
バール体育館は、音響面では期待できないものの、体育館の長方形配置を活かした空間配置による多群のオーケストラ作品の上演が多い。この他、高校の体育館では主に室内楽や電子音楽のミクストピース作品、また電子音楽のみの作品の上映には町内の映画館や教会なども用いられている。
古い邸宅を元にした図書館では毎年インスタレーション作品の上演(または展示)も行われている。年によっては有名な観光名所であるドナウの泉(ドナウ川の源泉とされる泉)もインスタレーションに使われることがあり、近年では2003年にゲオルク・ヌスバウマーのインスタレーションが展示された。
2003年より新設の中規模ホールが新たに加わり、ヴァディム・カラシコフの作品が杮落としに演奏された。
[編集] 外部リンク
カテゴリ: ドイツ関連のスタブ項目 | クラシック音楽関連のスタブ | 現代音楽 | ドイツの音楽