ノビスケ
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ノビスケは、『ドラえもん』に登場する架空のキャラクター。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] 概要
のび太としずかの息子。顔は眼鏡はかけていないものの、のび太と瓜二つ(ただし、大山のぶ代版アニメ『のび太のおよめさん』では眼鏡をかけていた)。しかしのび太と違って非常にわんぱくな乱暴者で、ジャイチビやスネ太を1日1回は殴らないと気がすまないなど、かつてのジャイアンに似ている面もある(大山のぶ代版アニメ『タイムカプセル』)。体力や運動神経はしずかの遺伝子を大きく受け継いだと考えられる。逆に知能や性格に関してはのび太似。36巻『のび太の息子が家出した』ではタイムマシンで現代にやって来て、小学生ののび太を自分の父親として認識している。
父親を「わからず屋で頭が古い」と、母親を「口うるさい鬼ババ」とののしるが、実際には親のことを想っているらしく、現代にやって来たときにジャイアンの暴力からのび太をかばったりしている。
町内フットボールチームのキャプテン格であるが、相手チームに負けるとその責任を他のメンバーのせいにすると言う、やはり少年時代のジャイアンのようなことをする。
現代(のび太が小学生である物語本編)から45年後にゆかりと結婚し(書籍「映画アニメ ドラえもん のび太のドラビアンナイト・ドラミちゃん アララ♥少年山賊団!」に掲載の記事『野比家おもしろキャラ家系図』より) 、スペースシャトルで月へハネムーンへ旅出つ。(ドラえもんプラス5巻『45年後……』)将来は息子をもうけるが、名前は不明。のび太の孫にあたるが、のび太の面影は幾分か薄れている。
「ノビスケ」という名前の読みがのび太の父「のび助」と同音異字のため、混同を避けるためか、「ノビオ」とされていたことがある(大山のぶ代版アニメ『タイムカプセル』『タイムワープリール』)。また、映画では「のびスケ」とされている(『ドラミちゃん ミニドラSOS!!!』)。
ちなみに、のび太とドラえもんは何度かタイムマシンで「25年後」へ行き、将来ののび太やノビスケの様子を見ている(ノビスケがいた年は2002年(16巻『りっぱなパパになるぞ!』)、また2011年(映画『ドラミちゃん ミニドラSOS!!!』)とされていたことがある)。