ハイヤー
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ハイヤーとは、営業所・車庫等を拠点に利用客の要請に応じて配車に応じる自動車のことをいう。
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[編集] タクシーとハイヤーの違い
[編集] イギリス
ハイヤー(hire)とは、英語で賃貸・賃借の意で、「horse for hire」や「vehicle for hire」と使われる。ハイヤーというよび方が古くからあるよび方で、タクシーメーターで運賃計測されるようになりタクシーともよばれるようになった。
[編集] 日本
[編集] 法令
道路運送法においては、ハイヤーを定義する条文は特に存在せず、ハイヤーはタクシーの一種として位置づけられている。
- タクシーも参照
タクシー業務適正化特別措置法において、「この法令の記述で用いる用語」として、以下の記述がされている。
- 第2条1号
- この法律で「タクシー」とは、一般乗用旅客自動車運送事業(道路運送法(昭和26年法律第183号)第3条第1号ハの一般乗用旅客自動車運送事業をいう。以下同じ。)を経営する者がその事業の用に供する自動車でハイヤー以外のものをいう。
- 第2条2号
- この法律で「ハイヤー」とは、一般乗用旅客自動車運送事業を経営する者がその事業の用に供する自動車で当該自動車による運送の引受けが営業所のみにおいて行なわれるものをいう。
これは、「タクシー業務適正化特別措置法」の中で、2種の業務を区分するための用語として用いられているものであり、一般的な「タクシー」と「ハイヤー」の区別を示しているものではない。
[編集] 行政
タクシー、ハイヤーは自由に開業できず、行政によって「事業の許認可」が必要となる。この許認可においてはタクシー事業とハイヤー事業の間での相違はない。(英国では行政においても区分されている。ただし地方行政単位であり、政府からは近年、統合の方針がしめされている。)
[編集] 一般
タクシー業務適正化特別措置法での区分は、英国での2種あるタクシー区分と同等のものである。これにより「「タクシー」が駅前等の指定乗り場、無線による配車、街中の「流し」によって利用されるものであるのに対し、「ハイヤー」は営業所等を拠点に予約のうえで利用される」と広く一般に解釈されている。
[編集] その他
車は黒塗りの高級車が多い。
特に北海道ではタクシー全般のことを「ハイヤー」と称することがあり、社名も「○○ハイヤー」としているタクシー会社が多く存在するので注意が必要である。但し北海道でもタクシーを「ハイヤー」と呼ぶのは都市部以外に在住する者や高齢者が多く、最近では「タクシー」と称することが多くなってきている。北海道の都市部以外ではタクシーは一般的に流し営業や付け待ち営業をせず、営業所を拠点に電話予約を受け配車する方式から「ハイヤー」と称されていると推測される。
また、関西方面では黒塗りのタクシーの行灯を外し、料金メーターや社員証などに覆いをかけてハイヤー業務に使う会社も多い。