ハリー・キャラハン
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ハリー・キャラハン(Harry Callahan)は、映画「ダーティハリー」シリーズの主人公である。シリーズを通してクリント・イーストウッドが演じている。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
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[編集] 人物
サンフランシスコ市警の殺人課に所属する刑事。仲間内からは普通は嫌がられるような汚れ仕事ばかりしているので「ダーティハリー」とあだ名されている。捜査の手段を選ぶ事は無く、時に暴力に訴えることもある。
キャラクター創造はハリー・ジュリアン・フィンク、リタ・M・フィンク夫妻による合作。
[編集] 使用武器
スミス&ウェッソンM29「44マグナム」を愛用。「ダーティハリー3(1976年)」では「貫通力を高めるために使用している」と使用理由を明らかにしている。
「ダーティハリー2(1973年)」では、犯人の乗った車と共に爆発し「ダーティハリー4(1983年)」では暴漢に襲われた時に海に落としている。シリーズ最新作「ダーティハリー5(1988年)」の時点で44マグナムは3代目という事になる。
[編集] 周辺人物
[編集] ダーティハリー
- チコ・ゴンザレス
- フランク・ディジョージオ
- ハリーの同僚。司祭の殺害現場にいち早く駆けつけるが手遅れだった。競技場でサソリを追い詰めるときはライトを点けてサソリの居場所を照らし出すという見事な活躍も見せた。
- アル・ブレスラー
- ハリーの上司。ハリーの捜査に閉口しているようだが手腕は買っている。
[編集] ダーティハリー2
- アーリー・スミス
- チャーリー・マッコイ
- フランク・ディジョージオ
- 麻薬元締めの殺害を目撃する以外は今回は出番があまり無い。
- ニール・ブリッグス
- サニー
- ハリーと同じアパートの住人。アパートに仕掛けられた爆弾で危うく死亡するところをハリーに助けられる。
[編集] ダーティハリー3
- ケイト・ムーア
- 昇進試験に受かった直後で、拳銃を使った事すらない新米刑事。失敗を犯し最初はハリーとの間に溝が生じていたが次第に心が通じ合っていく。アルカトラズ島での銃撃戦において殉職。
- 使用武器はコルト・ダイアモンドバックの2.5インチ。
- フランク・ディジョージオ
- マッケイ
- ビッグ・エド・ムスタファ
[編集] ダーティハリー4
- ホレース・キング
- ハリーの相棒。ハリーとは気が会う良き相棒だったが刺殺された。
- ジェニファー・スペンサー
- サン・パウロの町の画家。捜査の為に出張してきたハリーと恋仲になるが彼女には人には言えない大きな悩みがあるようだった。
[編集] ダーティハリー5
- アル・クワン
- サマンサ・ウォーカー
- 以前からハリーの捜査方法に興味を持っていたレポーター。ハリーと共に事件の真相を追うが逆に犯人に捕らえられてしまう。
[編集] 敵
[編集] ダーティハリー
- サソリ
[編集] ダーティハリー2
- ジョン・デイヴィス
マイク・グライムズ
フィル・スイート
レッド・アストラカン - ニール・ブリッグス
[編集] ダーティハリー3
- ボビー・マックスウェル
[編集] ダーティハリー4
- ジェニファー・スペンサー
- 過去、妹と共にレイプされ妹が自殺した。その復讐の為に加害者たちを次々と血祭りに上げていく。
- 使用武器はコルト・ディティクティブスペシャル。
- ミック・パーキンズ
レイ・パーキンズ
クルーガー- ジェニファーたちをレイプした犯人。襲ってくる彼女はおろか、真相に気付いたハリーやホレースまでも殺害しようとする。最後はハリーの44オートマグによって全員射殺される。
[編集] ダーティハリー5
- ハーラン・ロック
- 総合失調症を患っている。「死亡予想」という名の低予算映画になぞらえて殺人を進め、遂にハリーをも手に掛けようとする。最後は撮影用の銛打ち銃で撃たれる。